奥久慈 生瀬富士と月居山
日本三名瀑の一つ袋田の滝(別名四度の滝)を懐に抱え込むように立つ生瀬富士(標高400メートル)と月居山(404メートル)を歩いてきた。
紅葉の時期の生瀬富士は、日本百名山の筑波山や、八溝山、奥久慈男体山などの、情趣あふれる山々と肩を並べる茨城の名山だと思う。
そのトレイル上からは、色鮮やかな紅葉のなかに、四度の滝の別名どおり、確かに4段になっている袋田の滝の全容を見ることができる。
気になる紅葉だが、見頃の一歩手前というところだろうか。色付きは充分とはいえなかったが、それでも鮮やかな赤や黄に彩られた木々を楽しむことができた。
袋田の滝手前1キロ程のところにある無料の町営駐車場(トイレあり)へ車を停め、道路を挟んだ反対側に立つ道標に従って、生瀬富士を目指す。
生瀬富士の山頂までは、クサリやロープのある場所もあるものの、特に危険な箇所はない。
生瀬富士の山頂からは、360度の眺望を楽しむことができる。
山頂から東へは、両側の切れ落ちた露岩の尾根が続いているが、露岩の尾根を先へ行く場合は注意が必要だろう。
ちょっと気になったのが設置されているロープ、岩に擦れて危険な状態になっている。
体重をかけると切れてしまうのでは・・・・・(気をつけて下さい)
生瀬富士の山頂から急な斜面を一気に降下し、再び登り返すと、立神山へ出る。
ここからは、生瀬富士の山頂と露岩が一望できる。
立神山から何度か登り下りを繰り返し、トレイル沿いの紅葉を愛でながら、袋田の滝のビューポイントを目指す。
途中に、オヤマボクチが咲いていた。
■袋田の滝と月居山
袋田の滝のビューポイントからは、急な斜面を一気に降下し、生瀬の滝の上流部を渡渉して対岸に渡り、再び月居山の山頂目指して登り返さなければならない。しかい、あいにく水量が多く渡渉ができなかったため、さらに川の上流部へ進み、車道まで出る必要があった。(これまで利用できていた木でできた簡単な橋は流失し通行不能となっていた。)
そこで、月居古道を利用して、双耳峰である月居山の鞍部にある月居観音から、月居山(前山)を経て袋田の滝へ出るコースをとることにした。
月居山(前山)からは、今歩いてきた生瀬富士の全容を見ることができる。
袋田の滝は多くの観光客で賑わっていた。
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