黒斑山
黒斑山は浅間山外輪山の一つで2404メートルの標高を持ち、浅間山の秀麗な山容を眺めることが出来る好展望地ともなっている。
冬期でも、車坂峠を起点とすることで日帰りで登ることが出来る。
まずは車坂峠登山口にある祠に安全を祈る。
登山口からしっかりと雪が積もっており、12本爪アイゼンとダブルストックの装備で出発する。
雪はしっかりと踏み固められており、トレースを外さねば雪に足をとられることはなかった。
まずは車坂山を越えることになるが、凍りついたカラマツの木々が眩しく輝いていた。
車坂山からいったん下って次ぎの登りに取り付くが、標高を上げるにつれ、後ろを振り返ると西側の山々を望むことができる。
さらに標高を上げていくと、北側には裾野の広い四阿山が、西側には遠く北アルプスが望まれる。
北アルプスの山並み
針葉樹林の中を抜けると噴煙を上げている浅間山が突然その姿をあらわす。
槍ヶ鞘のかまぼこ型シェルターを過ぎ、外輪山のピークの一つである赤ゾレの頭へ出ると浅間山の全容を見ることができる。
赤ゾレの頭からは右手に浅間山を望みつつ、東側が切れ落ちている外輪山(旧火口)の頂稜を登るとトーミの頭に到着する。
トーミの頭からさらにヤセ尾根を登ると黒斑山のピークに着く。
黒斑山の山頂は広くはないが、小さな石祠が祀られており浅間山の好展望地となっている。
黒斑山からさらに奥へ、もう一つの外輪山のピークである蛇骨岳を目指す。
蛇骨岳へは東側が切れ落ちたヤセ尾根を歩かなければならないが、常に浅間山を望むことができる。
蛇骨岳から先にも仙人岳などのピークはあるが、今回はここで来た路を引き返す。
帰りは、トーミの頭を下りきった所にある分岐を右手に進み、針葉樹林の中を車坂峠へ向かう「中コース」を辿って下山した。
この日は車坂峠に建つ高峰高原ホテル泊となった。
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