奥久慈 湯沢源流から篭岩山へ
4週連続の奥久慈逍遥、今回は、湯沢をつめて篭岩山(標高501メートル)を目指す。
このコースは、湯沢をつめるという沢登り的要素と、垂直に近い岩壁を登ったり下りたりするクライミング的要素が両方楽しめる難コース。特に、紅葉の時期は、谷筋で赤や黄色の色鮮やかな紅葉を楽しむことができる。
上山集落の篭岩展望台駐車場に車を駐め、篭岩から一気に湯沢源流まで急降下する。
篭岩は、長年の風雨によって凝灰岩が浸食され、岩壁が篭の目のようにデコボコになったもので、これから目指す篭岩山とはまったく別の物である。
篭岩展望台から:右の岩壁が「篭岩」
湯沢源流までの急斜面は、クサリやロープが連続する難コースで、一部崩落している箇所もある。
湯沢源流は、水量が少なく、靴の中を水に濡らすことはないが、むき出しの巨岩が谷を埋めており、その巨岩を乗り越えて進まなくてはならない。
紅葉は、山の尾根ではすでに終わっているものの、V字谷の谷底では、色鮮やかな紅葉を楽しむことができた。
湯沢の水量は少なく、「抱き返しの滝」もまったく迫力がなかった。
抱き返しの滝の上部からは、再び湯沢を遡行する。
篭岩山までのルートは、赤や黄のマーキングテープと踏み跡を見失わないようにすればまようことはないと思う。
沢から離れ、植林されたスギ林の急斜面を登り詰めると篭岩山へ続く尾根へ出る。
ここから篭岩山までは、ササ林の中を一気に急登する。
篭岩山山頂には3等三角点が置かれており、北側の男体山方面の眺望が良い。
また、少し南へ進めば眺望抜群の露岩帯がある。
篭岩山からは、上山ハイキングコースへ出て篭岩駐車場へ戻ることになるが、この間が一番の難所で、垂直に近い岩壁をクサリやロープを頼りに、2回ほど登ったり下りたりしなくてはならない。
上山ハイキングコースへ出れば、もう危険な箇所はなく、駐車場まで快適に歩くことができる。
紅葉の方はすでに終盤を迎えていた。
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