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March 2014

2014.03.29

春の鍋足山へ

 春の訪れを待ちかねたように、次々と色とりどりの花が咲き出している鍋足山を再び訪れた。
 シュンランは盛りをすぎ、スハマソウが見頃を迎えている。また、本峰直下のイワウチワは花芽をつけているものの、開花はこれから。大石のショウジョウバカマが咲き始めている。

早春の鍋足山を代表するスハマソウ
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 この時期、淡い黄色い花で山の斜面を彩るダンコウバイとミツマタ

ダンコウバイ
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ミツマタ

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 鍋足山全域で、とにかく目につくシュンラン

シュンラン
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 本峰直下の岩場に群生しているイワウチワだが、開花に向け花芽が膨らみだした段階。わずか数輪だけ開花しているものを見つけることができた。

イワウチワ
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ほとんどは花芽の状態
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 大石登山口のショウジョウバカマが咲き出していた。

ショウジョウバカマ
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 早春の山の懐深くひっそりと咲く山野草に出会えると、とても幸せな気持ちになる。

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2014.03.22

早春の花咲く鍋足山

 茨城県常陸太田市里見地区にあり、標高528.9メートルの低山ながら、沢や滝、岩場や鎖場が連続し、季節折々の花が出迎えてくれる鍋足山(なべあしやま)を訪れた。

鍋足山(三角点峰側から)
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 今日のお目当ては、早春に清楚で可憐な花を咲かせるキンポウゲ科の「スハマソウ」と、同じく早春を代表する「春蘭(シュンラン)」や「ダンコウバイ」などの春の花々。
 笹原登山口からスタートし、標高551.7メートルの三角点峰から鍋足山本峰をつなぎ、笹原登山口へと、早春の花を愛でながら周回した。

笹原登山口
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 まずは登山口に祀られている山神様に、登山の安全とスハマソウとの出会いを祈願する。

笹原登山口の山神様
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 途中から登山道を離れて、尾根伝いに三角点峰を目指す。
 日当たりの良い斜面では、シュンランやダンコウバイの花が、春の訪れを告げていた。

春蘭(シュンラン)
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ダンコウバイ
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 この鍋足山は、岩場や鎖場が多く、いつ訪れても飽きることがない、魅力ある山だ。

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 危険な斜面には必ずロープや鎖がはられており、丁寧な看板で注意を促してくれる場所もある。

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 鍋足山の頂上からは、北に雪を被った日光・塩原・那須の峰々の眺望が楽しめる。

鍋足山山頂
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 ところでお目当てのスハマソウだが・・・まだ見頃にはちょっと早かったようで、花よりも蕾みの方が多かった。

スハマソウ
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スハマソウの蕾み、長白毛が輝いている。
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スハマソウの葉
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 山麓では、フキノトウや福寿草が目立っていた。

福寿草(フクジュソウ)
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蕗の薹(フキノトウ)

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2014.03.09

宝篋山

 筑波山の南に位置し、筑波山や関東平野、霞ヶ浦を一望できる標高461メートルの宝篋山(ほうきょうさん)を訪れた。

小田休憩所寄りの常願寺コース上から仰ぐ宝篋山
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 宝篋山は、古くは三村山と呼ばれ、山麓には鎌倉時代には関東での真言律宗の拠点として知られた極楽寺を始め、多くの寺院が存在し、登山コース上にはそれらの遺物が点在している。
 山頂には、宝篋印塔が建立されており、その石塔が今の「宝篋山」の山名の由来となっている。

宝篋山山頂の石塔(宝篋印塔)
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 今回は、宝篋山小田休憩所から沢沿いの道を進み、ヤブツバキやコブシ、山桜などの樹林帯と大岩群を抜けるおよそ3キロの極楽寺コースで山頂へ向かい、山頂から尖浅間山を経て小田休憩所へ戻る約4キロの常願寺コースで下山する。

宝篋山登山の拠点となる宝篋山小田休憩所
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小田休憩所に隣接した駐車場
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 駐車場から宝篋山の方向へ歩いてすぐのところに、地蔵菩薩立像が祀られている。
 このお地蔵様は、鎌倉時代1289年の作で、「湯地蔵」と呼ばれ今でも信仰の対象として崇拝されている。

地蔵菩薩立像
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 田畑を抜け、沢沿いの登山道へ入ると大小の五輪塔が現れる。
 どれも鎌倉時代の作らしく、特に「三村山極楽寺五輪塔」は高さ3メートルの堂々たるものである。

三村山極楽寺五輪塔
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沢沿いに点在する五輪塔の遺物

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 沢沿いを進むコース上には小さな滝が所々にあり、水の清らかさと共に訪れる登山者の心を癒やしてくれる。

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 登山道沿いの春蘭(しゅんらん)は、花芽をつけており、あと少しで開花か・・・

春蘭
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 宝篋山の山頂からは筑波山がよく見える。
 男体山と女体山に挟まれた御幸ヶ原に建つ建物まで視認できる。

宝篋山山頂から望む筑波山
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 宝篋山山頂からは、尖浅間山(とがりせんげんさん)山頂を経て下山する。

尖浅間山山頂(空気が澄んでいれば南西方向に富士山が見える)
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 尖浅間山を経て小田休憩所と宝篋山を結ぶ常願寺コースは、およそ4キロの距離で、宝篋山の登山コースの中で一番のロングコースとなっている。

常願寺コース(尖浅間山山頂直下)
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 山麓の田畑の畦道には気の早い菜の花が一株(?)咲いていた。
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2014.03.02

大平山と星の里の節分草

 以前よく登っていた栃木県栃木市の大平山(晃石山)に久しぶりに登ってきた。
 晃石山の麓、千手観音の祀られている清水寺から山頂目指して一気に登り、一気に降りる。

清水寺千手堂
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岩や木の根が向きだしになった晃石山への登山道
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晃石山山頂
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 晃石山の次は、節分草を見に星野の里「四季の森」へ
 大雪の影響からか、まだ咲き始めといったところだろうか。斜面にポツポツと咲いている程度で、よく見ないとわからない。
 それでも出会えた節分草・・・

節分草
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