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May 2014

2014.05.18

愛宕山から難台山へ

 愛宕山を起点に、難台山を経て道祖神峠へ抜ける、アップダウンの連続する尾根道を歩いてきた。

団子石付近からの愛宕山方面
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 難台山縦走の起点は、天狗ゆかりの愛宕山。
 愛宕山の頂上には愛宕神社が祀られ、大小の天狗の面が奉納されている。

愛宕山直下の駐車場からスタート
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愛宕神社の天狗の面
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 駐車場からフォレストハウススカイロッジ方面に進み、乗越峠を目指す。

フォレストハウススカイロッジ
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 乗越峠に登山口があり、ここからアップダウンの連続する尾根道となる。

登山口入り口
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尾根筋の登山道は、明るい広葉樹が広がり、よく整備されていて歩きやすい。

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登山道脇には、ホウチャクソウやナルコユリ、フタリシズカ、ギンランなどの白い花をつけるユリ科の花が目立っていた。

ホウチャクソウ
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ナルコユリ
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ギンラン
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 愛宕山から難台山へ向かう縦走路には、団子石、獅子ヶ鼻、屏風岩など名前をつけられて奇岩巨石がある。

 難台山の山頂は展望利かないが、わずかに筑波山を仰ぐことができる。

難台山山頂
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 難台山の山頂から吾国山へ続き稜線を下降すると、スズラン群生地分岐に出る。
 ここを右におれ急下降するとスズラン群生地。
 例年5月上旬がスズランの見頃のようだが、まだわずかだが咲いている花があった。

スズラン
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スズラン分生地分岐の道標
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 スズラン群生地をさらに下って愛宕山へ戻るルートもあるが、今日は再度難台山の稜線へ出て、難台山と吾国山の鞍部にあたる道祖神峠まで足を伸ばしてみた。

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2014.05.06

雪深い 春の会津駒ヶ岳へ

 今なお雪深い会津の名峰 会津駒ヶ岳(標高2133メートル)を訪れた。
 登り初めは小雨、その後ずっと曇天の中の登山となったが、さいわい雲が山々にかかっていなかったので、会津駒ヶ岳の山頂からの眺望を楽しむことができた。

会津駒ヶ岳山頂から眺める越後三山
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 国道352号沿いの登山口駐車場に車中泊し、早朝5時、小雨のパラつくなかスタート。
 旧ヘリポート直下からアイゼンを装着し、みごとなブナ林の中を頂上目指す。

会津駒のみごとなブナ林(もうしばらくするとブナの新緑が美しい)
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ブナの根元には立派なゆきどけの穴
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 気温が低く雪がしまっていてアイゼンの爪がしっかりときく。
 標高が上がるにつれ、真っ白な新雪が積もっている。山上は昨晩はまさかの雪だったようだ。
 

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 ブナ林を抜け、針葉樹林の疎林帯へ出ると、そこはまさに冬山のような厳しさで、顔にあたる風が寒さのために痛く感じられる。

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 会津駒ヶ岳へ続く白銀の世界・・・他の登山者はいないのだろうか。

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 駒の小屋の前の雪のテーブルも寒さに凍てつき、人が利用した気配がない。

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 会津駒ヶ岳山頂を目指す。

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山頂・・・昨年と比べると雪どけが早くすすんでいるようだ。
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 空一面の雲の下、360度の大展望を楽しむことができた。

中門岳方面
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越後三山や平ヶ岳
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駒の小屋と尾瀬の山々
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 山頂での眺望を楽しんだ後は、一気にシリセードで下山するのみ。
 会津駒の下りはシリセードに向いている。

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 下山途中、イワナシやマンサクの花と出会うことができた。

イワナシ
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マンサク
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フキノトウ
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 そして、某所には白花のシラネアオイやシロバナエンレイソウが・・・

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2014.05.03

残雪の谷川岳

 今なお雪深い,春の谷川岳を訪れた。

谷川岳
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 まずは谷川岳ロープウェイで、標高746メートルから、一気に標高1319メートルの天神平へ向かう。
 ロープウェイを降り、天神平スキー場のゲレンデ右手の急斜面を一気に稜線へ向かって登っていく。
 雪質はシャーベット状で柔らかく、12本爪アイゼンでも滑り気味で歩きづらい。ピッケルよりもダブルストックがバランスをとるのには良い。

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 稜線に出ると視界がひらけ、これから向かう谷川岳がその姿を前方にあらわす。
 西側の雪庇に注意しながら、天神尾根を進んでいく。

天神尾根を行く
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 途中で、岩壁の垂直下降や、ブナ林の急斜面のトラバースを経て、熊穴沢非難小屋へ出るので、小休止する。

熊穴沢非難小屋
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 避難小屋からは、山頂までのルートが見渡せる急登となるが、頂上へ向かっての真っ青の空と真っ白の斜面がとても美しく、また、右手には上州武尊や至仏山、平ヶ岳が見渡せる。

頂上へ
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尾瀬方面の山並み
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 所々雪解けした斜面では、ショウジョウバカマやイワウチワが咲き出している。

ショウジョウバカマ
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イワウチワ
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 登るほどに、左手のザンゲ沢から西黒沢にかけての広大な斜面と、オジカ沢ノ頭、俎ぐらの展望が迫力を増して迫ってくる。

左手の迫力ある眺望
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 山頂直下の肩の小屋で小休止をし、ザックをデポして山頂を目指す。
 肩の小屋から山頂にかけては雪は全く残っていなかった。

肩の小屋(山頂付近から撮影)
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山頂(トマの耳)
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 頂上は遮るもののない大展望で、巻機山や越後三山、尾瀬の山々、そして赤城や浅間など名山が見渡せる。

山頂からの展望(谷川岳のもう一つのピーク:オキの耳)
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白毛門や朝日岳の後ろに見える越後の山々(巻機山や越後三山)
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吸い込まれそうな谷の向こうに苗場山・・・
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 山頂からは往路を戻ることになるが、多くの登山者とすれ違った。

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