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2014.05.03

残雪の谷川岳

 今なお雪深い,春の谷川岳を訪れた。

谷川岳
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 まずは谷川岳ロープウェイで、標高746メートルから、一気に標高1319メートルの天神平へ向かう。
 ロープウェイを降り、天神平スキー場のゲレンデ右手の急斜面を一気に稜線へ向かって登っていく。
 雪質はシャーベット状で柔らかく、12本爪アイゼンでも滑り気味で歩きづらい。ピッケルよりもダブルストックがバランスをとるのには良い。

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 稜線に出ると視界がひらけ、これから向かう谷川岳がその姿を前方にあらわす。
 西側の雪庇に注意しながら、天神尾根を進んでいく。

天神尾根を行く
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 途中で、岩壁の垂直下降や、ブナ林の急斜面のトラバースを経て、熊穴沢非難小屋へ出るので、小休止する。

熊穴沢非難小屋
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 避難小屋からは、山頂までのルートが見渡せる急登となるが、頂上へ向かっての真っ青の空と真っ白の斜面がとても美しく、また、右手には上州武尊や至仏山、平ヶ岳が見渡せる。

頂上へ
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尾瀬方面の山並み
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 所々雪解けした斜面では、ショウジョウバカマやイワウチワが咲き出している。

ショウジョウバカマ
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イワウチワ
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 登るほどに、左手のザンゲ沢から西黒沢にかけての広大な斜面と、オジカ沢ノ頭、俎ぐらの展望が迫力を増して迫ってくる。

左手の迫力ある眺望
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 山頂直下の肩の小屋で小休止をし、ザックをデポして山頂を目指す。
 肩の小屋から山頂にかけては雪は全く残っていなかった。

肩の小屋(山頂付近から撮影)
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山頂(トマの耳)
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 頂上は遮るもののない大展望で、巻機山や越後三山、尾瀬の山々、そして赤城や浅間など名山が見渡せる。

山頂からの展望(谷川岳のもう一つのピーク:オキの耳)
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白毛門や朝日岳の後ろに見える越後の山々(巻機山や越後三山)
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吸い込まれそうな谷の向こうに苗場山・・・
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 山頂からは往路を戻ることになるが、多くの登山者とすれ違った。

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