三ッ岩岳・窓明山
檜枝岐と伊奈の境、会津駒ヶ岳の北東に連なり、美しいブナの原生林と高層湿原の点在する南会津の隠れた名峰、三ッ岩岳(標高2,065メートル)と窓明山(標高1,842メートル)を訪れた。
三ッ岩岳から窓明山へと続く稜線
登山口は、国道352号線沿いの小豆温泉登山口からで、スノーシェッド横の広場が駐車場になっている。
登山道へは、スノーシェッドの上をしばらく歩いて、鉄製の階段を上って取り付くことになる。
美しいブナ林のなかをゆるやかに登っていくと30分ほどで黒桧沢にかかる仮橋を渡る。
登山道は次第に勾配が急になり、右に左に曲がりながら、小さな沢を何本も横切り、小さな湿原に架かる「斜め木道」を過ぎると旧道分岐にであう。
旧道分岐から徐々に高山植物が見られるようになる。
旧道分岐を左におれ、尾根筋を1時間半ほど直登するとハクサンコザクラの咲く湿原を横切る。
ハクサンコザクラやオオバキスミレ、ミヤマカタバミなどの咲く湿原を抜けるとログハウス調の三ッ岩避難小屋に着く。
三ッ岩岳からの分岐を右におれ、窓明山を目指す。
窓明山への稜線上には、高層湿原が点在し、道沿いにはシナノキンバイやリュウキンカ、アカモノなどの花々が咲いている。
湿原にはトキソウやリュウキンカが群生していた。
窓明山からは、家向山、巽沢山を経て、国道352号へと戻る。
この窓明山からの下山路が厳しい急降下で、たいへん疲れてしまった。