山寺(立石寺)登拝
松尾芭蕉の「閑さや岩にしみ入る蝉の声」の句で知られている山寺立石寺を訪れた。
登山口にある根本中堂は、ブナ材の建築物としては日本最古のもので、その法灯は比叡山延暦寺から分けられたものと言われている。
根本中堂から、芭蕉句碑や芭蕉・曾良像、樹齢千年を超すといわれる大銀杏などを見ながら山門に至る。
山門から奥の院までは、1050段の石段が杉並木の間をぬうように続いているが、途中には多くの石碑や石仏、お堂が立ち並んでいる。
石段途中の仁王門では、運慶の弟子たちの作と言われる仁王像が睨みをきかし、邪悪な者の入山を厳しく戒めている。また。閻魔大王とその部下たちが、登拝する人々のこれまでの悪事を記録している。
仁王門をくぐり、山内支院を参拝すると、最奥に奥の院がある。
奥の院を参拝したら、開山堂と五山堂を巡る。
山寺の山域は広く、さまざまな石碑・石仏・お堂・支院などが建ち並んでいるため、実に見応えがある。