出羽三山を登拝する(羽黒山)
今からおよそ1,400年前、第32第崇峻天皇の皇子である蜂子皇子が開山し、古くから山岳修験の霊場として知られている出羽三山(羽黒山・月山・湯殿山)を登拝した。
まずは、羽黒山へ。
羽黒山を代表する杉並木
今年は、12年に一度の羽黒山「午歳御縁年」にあたり、参拝すると御神徳がきわめて篤く、出羽三山詣でには正にうってつけである。
石造りの鳥居の先に建つ、朱塗りの随神門をくぐると、あたりは神々しい雰囲気に一変し、樹齢350年~500年といわれる杉並木の中、全長約1.7キロ、2446段の石段が羽黒山の山頂へと導いてくれる。
祓川にかかる朱塗りの神橋を渡り、右手に須賀の滝を見ながら杉並木を進むと、平安時代に平将門が創建したと伝えられている国宝の羽黒山五重塔がひっそりと立っている。
ミシュラン・グリーンガイドで三つ星に認定された杉並木の中、神々を身近に感じながら、2446段の石段を登っていく。
随神門からおよそ1時間で山頂へ到着。
羽黒山の山頂には、羽黒山・月山・湯殿山の三神が合祀されている重要文化財の三神合祭殿が建ち、屋根の萱葺きの暑さは2.1メートルもある。
向かって右から順に、出羽神社・月山神社・湯殿山神社が祀られている。
また、明治以来、秘中の秘とされてきた出羽三山御開祖蜂子皇子の御尊像も公開されており、出羽三山詣でには正にうってつけである。
羽三山御開祖蜂子皇子の御尊像が祀られている羽黒山開山堂蜂子神社
羽黒山の次は月山を目指す。
「トレッキング・登山」カテゴリの記事
- 小町山~鬼越山~宝篋山の周回コースへ(2023.03.12)
- 早春の黒斑山(2023.03.05)
- 筑波連山縦走 加波山~足尾山~きのこ山~筑波山(女体山)(2023.01.29)
- 筑波連山縦走(御嶽山~雨引山~燕山~加波山のピストン)(2023.01.22)
- 吾国山から加賀田山・館岸山(宍戸アルプス)縦走へ(2023.01.02)