四阿山・根子岳
群馬県と長野県の県境、浅間山の北西に位置し、北アルプスの展望台として頂上からの展望に優れ,日本百名山の一峰に選ばれている四阿山(標高2354メートル)と、すぐ隣の根子岳(標高2207メートル)を訪れた。
深田久弥の日本百名山で、「ピッケル・ザイル党にはむかないかもしれぬが、しみじみした情趣を持った日本的な山である。」とあるように、静かで落ち着いた雰囲気があり、のびのびとした明るさを持つ名山である。
今回のコースは、菅平牧場を起点に、四阿山と根子岳を周回するコース。
菅平牧場の管理事務所下の駐車場(きれいなトイレ完備)に車を停め、案内板に従って四阿山登山口を目指す。
最初は牧場の横をゆっくりと進み、大明神沢を渡り、笹と白樺の明るい樹林帯の尾根を登って行く。
山肌の木々は落葉し、登山道には霜柱が立つなど、四阿山はすでに冬の装いとなっている。
そんな中、マツムシソウが咲き残っていた。
尾根の中程までくると樹林が切れ、一気に展望がひらけ、目指す四阿山と根子岳が姿を現す。振り返れば北アルプスが一望できる。
四阿山山頂は細長く、南峰には上州祠、北峰には信州祠が祀いる。
山頂からの大展望・・・
北アルプス・浅間連峰・八ヶ岳・富士山・御嶽山・妙高・火打など360度の大展望が楽しめる。
四阿山山頂での眺望を楽しんだら、往路を戻り、中四阿との分岐まで戻り、稜線をたどると、針葉樹林帯の中の急な下りとなる。
急坂を下りきると笹原の視界のひらけた鞍部に出る。
四阿山と根子岳の姿を一度に楽しむことができる。
笹原の中を登り、噴火口跡の巨岩の間をぬうように進むと、ひらけた根子岳山頂へ到着する。
四阿山と同様に好展望で、広々とひらけているため、休憩にはもってこいの場所である。
根子岳山頂からは一気に菅平牧場目指して下って行く。
今回は、6時にスタートして、11時30分に駐車場に戻る、5時間半の山歩きでした。
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