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November 2014

2014.11.30

男体山・白木山・高崎山へ(持方トレイル)

 奥久慈男体山の東面に、平家の落人集落と言われ、「にほんの里100選」に選ばれた持方集落がある。
 その持方集落を起点として,男体山(標高654メートル)から白木山(標高614メートル)、そして高崎山(標高594メートル)を周遊する「持方トレイル」がある。すでに山の斜面の木々は、そのほとんどが冬支度を終え、晩秋の末枯れた寂しい風景となっていたが、ところどころに残った紅葉をさがしながら、持方トレイルを歩いてきた。

持方集落(男体山・白木山・高崎山に囲まれた12戸の集落)
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 持方トレイルの出発地点となるのは、竜神川源流沿いの、「男体山登山口広場」と呼ばれる広場で、トイレが設置されている。また、「にほんの里100選」に選ばれたことを記念した記念碑も建っている。

男体山登山口広場
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 男体山登山口広場前の道(「グリーンライン」と呼ばれており、ちょっと先で工事のため通行止めとなっている。)を西(男体山の方角)へ向かうと、すぐに男体山への分岐となる。
 分岐には、道標とともに、「馬力神」の石碑が祀られている。

男体山への分岐
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 舗装道路を道なりに進むと、徳川斉昭が腰掛けたとされる「腰掛石」や、男体山を拝するための「遥拝所」などがあり、丁寧に説明されている。

 斜面右に奥久慈シャモの養鶏所を見ながら、分岐を左へ入ると男体山への登山口となる。
 男体山の山頂までは、およそ30分の登りとなる。

男体山山頂直下からの眺め
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男体山の山頂
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 男体山の山頂を後にし、袋田・月居山方面へ向かって下りて行く。およそ40分ぐらいで白木山への分岐となる。

男体山から白木山を目指す。
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 袋田・月居山への分岐を過ぎると、しばらくは白木山へのもみじの尾根を歩くことになる。

白木もみじ尾根の紅葉
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 もみじ尾根から、いったん下り、グリーンライン(工事中通行止)を横切り、ロープが設置された急斜面を再び登り返すと白木山の山頂へ出る。

白木山の山頂
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 白木山の山頂から再び急斜面を下ると、「恋人峠」と呼ばれている鞍部へ出る。

恋人峠
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 さらに進むと、入合から持方集落へ通じる車道へ出る。車道を横切り再び急斜面を登り返すと高崎山の山頂となる。

高崎山の山頂
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 高崎山の山頂からは、来た道をもどり、車道を歩いて車を駐めた男体山登山口広場まで持方集落の中を歩くことになる。

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2014.11.24

奥久慈男体山から鷹取岩へ(奥久慈アルプス縦走)

 錦繍の奥久慈アルプス(男体山から鷹取山)を歩いてきた。
 男体山上部の紅葉はすでに終わっているが、男体山中腹から麓の大円地や古分屋敷にかけて、また、鷹取岩への岩稜ルートは見頃を迎えている。

古分屋敷から仰ぐ奥久慈男体山(標高654メートル)
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 大円地に車を駐め、岩石が露出した急斜面(健脚コース)を、鎖や岩角を頼りに登って行く。「登る」というよりも「よじ登る」と言った方がふさわしい。

健脚コース
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 大円地から1時間程度で標高654メートルの男体山山頂へ着く。

男体山山頂
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 山頂からは360度の展望が得られる。

山頂から見る「展望台」付近の紅葉(大くの登山者の姿が見える)
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山頂直下からの眺望
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 男体山から大円地越(峠)へ下り、奥久慈岩稜(鷹取岩)目指して再び櫛ヶ峰へ登り返す。
 櫛ヶ峰から小草越(峠)のコース間には、紅葉の美しいモミジ谷がある。
 また、木々の切れ間から、今登ってきた色鮮やかな男体山の山容を見ることができる。

櫛ヶ峰から小草越間の紅葉ロード
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 奥久慈岩稜からの男体山
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 小草越から鷹取岩の間は、西側(大円地側)がスッパリと切れ落ちた岩稜のコースで、登山口の大円地や古分屋敷の集落を眼下に見下ろすことができる。

 入道岩や鷹取岩での眺望を楽しんだら、来た道を少し戻った分岐から、古分屋敷を目指す。途中には、斜面が崩落した危険箇所があり、ロープを頼りに慎重に進む。

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 下山路は、黄色に輝く黄葉の中を歩いて行く。

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 下山してみると大円地の登山口周辺は沢山の車で埋まっていた。
 
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2014.11.22

錦繍の鍋足山

 澄んだ秋空の中、色鮮やかな紅葉が見頃となった鍋足山を訪れた。
 袋田の滝や奥久慈男体山の喧噪をよそに、訪れる人もまばらな鍋足山で,静かに紅葉を楽しむことができた。

彩り鮮やかな鍋足山(三角点峰:標高551メートル)
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 スタートは,笹原登山口から。
 登山口手前の駐車場に車をとめ、登山口の山神様に安全をお祈りして、まずは鍋足山の最高地点(標高551メートル)の三角点峰を目指す。

 最初は杉の人口林の中を登っていくが、しばらくすると落葉広葉樹の林になる。
 ふかふかの落ち葉の絨毯の上を歩いて行く。

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彩り鮮やかな紅葉・黄葉
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 山の斜面には、スハマソウが来春の開花の準備をしている。

スハマソウ
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 三角点峰の頂上で小休止をし、続いて鍋足山本峰を目指す。
 三角点峰の直下は岩が露出した急斜面になっているので、ロープを頼りに降下する。

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 どこまでも続く黄葉・紅葉ロード

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 尾根上は所々で視界がひらけ、目指す鍋足山本峰や、遠くに日光連山を見ることができる。

鍋足山本峰
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遠くに日光や塩原、那須の山々を見ることができる。

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 鍋足山の山頂には小さな祠が祀られており、360度の大展望が得られる。

鍋足山山頂
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 それにしても他の登山者が少なく、静かな山歩きを楽しむことができた。

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2014.11.16

篭岩から明山へ(湯沢源流遡行と上山ハイキングコース)

 先週の大子アルプスに続き、篭岩から湯沢源流を遡行し、篭岩山を経由して明山へ至るコースを歩いてきた。
 紅葉はまだ3割程度だろうか・・・これからが見頃という感じだったが、湯沢源流の遡行や、連続するロープ・鎖場で適度なスリルを味わいながらの山歩きを楽しむことができた。

尾根上のコースからの展望(武生山方面の眺望)
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 スタートは上山集落の北端にある篭岩展望台駐車場。
 篭岩は、男体山や袋田の滝と同じ生成の岩肌が、雨風で削られてできた大小様々な岩穴に石仏が祀られているもの。

 まずは、この篭岩から、湯沢源流まで鎖やロープを頼りに急下降する。

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 湯沢源流は、踏み跡や目印がはっきりしないので慎重に進む。途中、「抱返しの滝」があるが、水量が少なく全く迫力に欠ける。
 滝の左手の岩壁にかかるグニャと曲がった鉄ハシゴで、滝を巻く。

鉄ハシゴで抱返しの滝を巻く
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 滝上から沢沿いに源流目指して詰めて行く。
 湯沢源流は細流だが、深さはそれなりにあるようなので、慎重に進む。

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 途中で、湯沢源流に別れを告げ、水のないV字谷を篭岩山目指して登って行く。

篭岩山(標高501メートル)山頂から男体山を眺める。
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 篭岩山からは、垂直に近い岩壁のアップダウンを、ロープを頼りに2度繰り返し、明山への歩きやすい尾根道にでる。

どう越えていこうか思案中・・・
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 明山への歩きやすい尾根道に出ると、視界もひらけ、随所に素晴らしい展望が得られる。コースは「上山ハイキングコース」として整備されており、所々で色鮮やかな紅葉を楽しむこともできた。

越えてきた篭岩山
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尾根上の紅葉ロード
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コース上随一の好展望地「一枚岩」
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一枚岩からの展望(武生山方面)
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 そして、どこまでも続く紅葉ロード
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目指す明山(標高457メートル)
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 明山の山頂は広くないが、360度の眺望を楽しむことができる。

明山山頂
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 眼下に竜神大吊り橋も見ることもできた。

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2014.11.08

袋田 生瀬富士 から 奥久慈 男体山へ(奥久慈アルプス縦走)

 袋田の生瀬富士から月居山を経て奥久慈男体山に至る、「奥久慈アルプス」または「常陸アルプス」と呼ばれる15キロ程の峰々を、紅葉を愛でながら縦走した。

袋田の滝
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 袋田の滝の公共駐車場に車を駐め、まずは標高400メートルの生瀬富士へ向かう。
 生瀬富士へ登る人はほとんどいないようで、他の登山者と会うことがなかった。その分静かな山登りを楽しむことができる。

たくさんのドングリが落ちている
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鮮やかに色づいている木も・・・
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生瀬富士山頂
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生瀬富士(月居山から)
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 生瀬富士から生瀬の滝への尾根道からは、眼下に名瀑袋田の滝を見下ろすことができる。

袋田の滝と月居山
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 生瀬富士から月居山へは、生瀬の滝の上部を徒渉しなげればならない。

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 月居山は双耳峰で、鞍部には月居観音が祀られている。

観音堂
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 鞍部から再び登り返すと月居城跡がある。
 月居城跡からは、色づき始めた尾根道をひたすら男体山へ向けて歩く。

 途中に何カ所か展望の開けた好展望地がある。

第二展望台

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男体山山頂からの展望
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大円地から仰ぐ男体山
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 およそ7時間の山歩きだった。

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