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2015.02.15

日立アルプス[神峰山・御岩山・高鈴山]

 「花の百名山」にセンブリの観賞できる山として紹介され、その頂上には一等三角点と、巨大な電波塔が建っている高鈴山(標高623メートル)を訪れた。
 御岩山神社から御岩山を起点に、高鈴山と神峰山の両峰を訪れるコース。

◆高鈴山山頂
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 登山口の御岩神社は、常陸國風土記に記されるなど古くから信仰の対象とされ、江戸時代には水戸徳川家の庇護を受けるなど、常陸國最古の霊山として、今でも神仏習合色が色濃く残る社である。

◆御岩神社
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 社務所横の石鳥居をくぐると、右手に推定樹齢600目年の「三本杉」が天に向かってまっすぐに伸びている。3本に枝分かれした杉の巨樹は、かつて天狗が棲んでいたという伝説があり、地元の人は今でもその枝や葉に触れようとはしないと云う。

◆三本杉
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 三本杉を過ぎると、阿吽像に護られた朱色の楼門が建っている。この楼門にしても神仏習合で興味深い。

◆楼門
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 境内には様々な社が建ち、数多くの神々が祀られているが、神と仏が同じように祀られている。
 中には鎌倉時代や室町時代の作と云われる仏像まで祀られている。

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◆御岩神社奥の院(賀毗礼神社)
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 御岩神社の境内を抜け最奥の賀毗礼神社を過ぎると登山道となる。
 先日降った雪が凍り付き、とても危険な状態になっており、軽アイゼンや滑り止めが必要だ。

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 神社の境内からおよそ30分程で御岩山山頂(標高492メートル)へ着く。

◆御岩山山頂
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 御岩山から小さなアップダウンを30分程繰り返し進むと、巨大な電波塔や雨量観測塔の建つ高鈴山(標高623メートル)へ到着する。

◆高鈴山
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 高鈴山から御岩山へ戻り、神峰山を目指す。
 登山道は相変わらず雪が凍り付きアイスバーン化している。

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 御岩山から40分程で神峰山(標高587メートル)へ着く。
 神峰山の山頂には神峰神社が祀られ、日立の街並みの向こうに太平洋を望む好展望地だ。

◆神峰山山頂(神峰神社)
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◆神峰山山頂からの展望
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 神峰山からは、来た道を御岩山まで戻り、御岩神社へと下りて行くことになる。

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