日立アルプス[神峰山・御岩山・高鈴山]
「花の百名山」にセンブリの観賞できる山として紹介され、その頂上には一等三角点と、巨大な電波塔が建っている高鈴山(標高623メートル)を訪れた。
御岩山神社から御岩山を起点に、高鈴山と神峰山の両峰を訪れるコース。
登山口の御岩神社は、常陸國風土記に記されるなど古くから信仰の対象とされ、江戸時代には水戸徳川家の庇護を受けるなど、常陸國最古の霊山として、今でも神仏習合色が色濃く残る社である。
社務所横の石鳥居をくぐると、右手に推定樹齢600目年の「三本杉」が天に向かってまっすぐに伸びている。3本に枝分かれした杉の巨樹は、かつて天狗が棲んでいたという伝説があり、地元の人は今でもその枝や葉に触れようとはしないと云う。
三本杉を過ぎると、阿吽像に護られた朱色の楼門が建っている。この楼門にしても神仏習合で興味深い。
境内には様々な社が建ち、数多くの神々が祀られているが、神と仏が同じように祀られている。
中には鎌倉時代や室町時代の作と云われる仏像まで祀られている。
御岩神社の境内を抜け最奥の賀毗礼神社を過ぎると登山道となる。
先日降った雪が凍り付き、とても危険な状態になっており、軽アイゼンや滑り止めが必要だ。
神社の境内からおよそ30分程で御岩山山頂(標高492メートル)へ着く。
御岩山から小さなアップダウンを30分程繰り返し進むと、巨大な電波塔や雨量観測塔の建つ高鈴山(標高623メートル)へ到着する。
高鈴山から御岩山へ戻り、神峰山を目指す。
登山道は相変わらず雪が凍り付きアイスバーン化している。
御岩山から40分程で神峰山(標高587メートル)へ着く。
神峰山の山頂には神峰神社が祀られ、日立の街並みの向こうに太平洋を望む好展望地だ。
神峰山からは、来た道を御岩山まで戻り、御岩神社へと下りて行くことになる。
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