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March 2015

2015.03.29

大佐飛山を目指して(偵察山行)

 栃木百名山完登をいつの頃からか目指してきたが、ここのところ88座からいっこうに進歩がない。どうしてもよりメジャーな山域への山行が多くなり、おろそかになっていた。
 そこで・・・今年こそは、栃木百名山完登を目指そうではないかと胸に秘め、まずは残雪期しかその山頂を踏むことができない、栃木県で最も奥深く遠い山と称される標高1908メートルの大佐飛山(おおさひやま)を目指すこととした。

黒滝山(この後ろに大佐飛山があるハズ・・・)
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 ところが,金曜日に体調を崩し39度の熱が出たため、土曜日に動くことができなかった。そこで日曜日に、ゆっくりと偵察を兼ねていけるところまで行ってみるかということで、偵察山行となった。

 山麓の林床にはアズマイチゲが咲き、フキノトウが顔を出すなど、確かに「春」の訪れが感じられる。

アズマイチゲ
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フキノトウ
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 登山口は、林道木ノ俣巻川線上にある「新黒滝山登山口」。
 路肩に車を駐車し、シンボルとなりつつある長ハシゴを登り、約30分かけて尾根上へ出る。

新黒滝山登山口
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新登山口と尾根の分岐
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 ここからはずっと尾根歩きとなるが、いまだに雪がしっかりと残っている。
 先行者の踏み跡がはっきりしており、また所々に「黒滝山へ」の道標が掲げられているので、道にまようことはないと思われる。

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 未だに雪深い
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 それでも、雪どけが進んだところには、春の兆しを見ることが出来た。
 ショウジョウバカマの花芽も育っている。

ショウジョウバカマ
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 蝶々も体全体で陽の光を浴びていた。

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 尾根上は所々が雪庇となっており、注意が必要だ。

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 いわゆる「大ブナ」を過ぎ、急な尾根を直登すると標高1257メートルの三石山へ出る。
 南側の展望が開けた小さなピークとなっている。

大ブナ
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三石山ピーク
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 本日は体調を考え、ここで引き返すこととした。
 登山口や尾根上の雪の状態を確認することができた山行きだった。

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2015.03.21

スハマソウ(洲浜草)咲く鍋足山

 先週に引き続き,山中に自生するスハマソウ(洲浜草)やシュンラン(春蘭),イワウチワ(岩団扇)などの早春の花を求めて,鍋足山を訪れた。

 まずは,鍋足山の林床に僅かに自生し、愛らしく清楚な花を咲かせるキンポウゲ科のスハマソウ(洲浜草)。開花がだいぶ進んでいる。
 

◆林床に僅かに自生するスハマソウ(洲浜草)
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 シュンラン(春蘭)の開花は遅れているのだろうか・・・。
 先週と変わらず,まだ多くが蕾みの状態だった。

◆シュンラン(春蘭)
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 今,鍋足山で見頃なのはダンコウバイ(檀香梅)か。
 芽吹く前の枝に黄色の小さな花を無数に咲かせている。

◆ダンコウバイ(檀香梅)
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 また,その皮が和紙の原料となるミツマタ(三椏)も目に付いた。

◆ミツマタ(三椏)
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 ところで,鍋足山の頂上直下の岩場に群生するイワウチワ(岩団扇)だが、花芽をつけた株が多くなってきている。

◆イワウチワ(岩団扇)
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2015.03.15

鍋足山のスハマソウ(洲浜草)

 春を求めて鍋足山(標高529メートル)を訪れた。
 鍋足山では、これから色々な山野草が春を待ちかねたかのように咲きだし、山の斜面に彩りを加えていく。

 まずはスハマソウ(洲浜草)
 キンポウゲ科の多年草で鍋足山に自生している。
 まだまだ蕾だが、日当たりの良い斜面でわずかに咲いているスハマソウに出会うことができた。

◆スハマソウ
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 シュンラン(春蘭)はというと、ほとんどが蕾みの状態。

◆シュンラン
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 当然、イワウチワはまだ先

◆イワウチワ
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 ダンコウバイやミツマタが淡い黄色の花を咲かせ、山の斜面に彩りを添えている。

◆ダンコウバイ
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◆ミツマタ
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 北向きの日当たりの良くない斜面に春が訪れるのはまだまだ先のようだ。

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