GWの八溝山(やみぞさん)
GWの渋滞にはまらず、近場で静かな山を楽しめるところということで、茨城県・福島県・栃木県の県境に位置し、茨城県最高峰となる八溝山(標高1022メートル)を訪れた。
特に、今回は豊かな天然林が残り、新緑と春の花が美しい福島県側を歩くことにした。
登山口は、八溝山の山頂に鎮座する八溝嶺神社の右横、車道の終点が起点になる。
登山口から一歩足を踏み入れると、ミヤコザサが山肌を覆い尽くしている。
茗荷分岐で右に折れ、茗荷川に下りて行くと、斜面にはシロヤシオやトウゴクミツバツツジが見頃を迎えていた。
また、登山道横の林床には、花が終わったカタクリやイワウチワと共に、ユキザサやチゴユリが白い花を咲かせている。
ギンリョウソウも落ち葉の間から銀色をした不可思議な頭をもたげていた。
茗荷川沿いには、ニリンソウやフタバアオイが群生し、所々に黄色のミヤマキケマンが咲いていた。ニリンソウの花はすでに終盤を迎えた感がある。
茗荷川からは、再度登り直し、真名畑林道から遊歩道③を経て、鹿ノ又沢沿いの鹿ノ又林道を歩く。
この鹿ノ又沢沿いにも多くの美しい花が咲いている。目立ったのがヤマブキとヤマブキソウ。
鹿ノ又沢林道を登り詰め、遊歩道を経て山頂へ戻る。
ムラサキケマン
そして、今回一番会いたかったのがシロバナエンレイソウ。
真っ白な花や紫がかった花など、個体差があっておもしろい。紫色がかったものはシロバナの変種でムラサキエンレイソウと呼ばれているようだ。
そして、忘れてはならぬアズマシャクナゲも
それにしても八溝山の福島県側のコースは静かなもので、ウグイスの声と沢音しか入ってこないし、他の登山者にも会わなかった。
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