持丸山(もちまるやま)
昨日の前黒山・新湯富士に引き続き、今日は中三依の持丸山(標高1366メートル)を訪れた。
相当手強い藪山だと覚悟をしていたものの、山頂直下に背丈程度の笹藪があるだけで、ルート上のほとんどはブナなどの広葉樹に覆われた、新緑のまぶしい気持ちの良い山だった(114号鉄塔ルート)。
登山口は、国道121号線から、中三依温泉駅の南、芹沢沿いの道を三依小学校方面へ西進する。途中、名水で有名?な三依湧水庵を過ぎ、芹沢薬師堂前の日光チェーンソークラブを左に折れ、持丸沢沿いの林道へ入る。
林道の行き止まりが、車5台程度駐車可能な広場になっており、ここが登山口となる。
さっそく、114号鉄塔を目指して登山開始。登山道沿いにはヒトリシズカが群生していた。
ヒトリシズカ
枝沢沿の古びた木の橋を渡り、整備された114号鉄塔の巡視路を登って行く。
よく整備された巡視路を20分程急登すると、114号鉄塔に出る。
ここからは、高原山方面の眺望を楽しむことができる。
日当たりの良い鉄塔周辺では、木イチゴが群生し、その白い花が目立ていた。
鉄塔を過ぎ、落葉樹の明るい林の中を急登する。
林床には、すでに花は終わっていたがイワウチワが足の踏み場もないくらいに群生していた。花の時期はどれほど素晴らしい景色になるのか・・・。
エンレイソウやツクバネソウ、ユキザサ、そしてシャクヤクなどが、イワウチワに代わってこれから花を咲かせようとしている。
山頂直下だけが、背丈ほどの笹藪に覆われており、藪漕ぎをしいられた。
林道終点の駐車場から、およそ1時間40分で持丸山の山頂へ到着した。
残念ながら山頂からの眺望は得られない。
帰りは、往路を戻るが、それにしても、新緑のまぶしい清々しい持丸山だった。
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