会津朝日岳(あいづあさひだけ)
尾瀬の北側に広がる駒・朝日山群と呼べれる手つかずの山塊の北端に位置し、日本200名山にも選ばれた会津の名峰、会津朝日岳(標高1624メートル)を訪れた。
あいにくの梅雨空模様のなか、赤倉沢登山口に車を駐め、いつもより遅めの7時45分に山頂目指して登山を開始したが、未明から早朝にかけて豪雨になったようで、赤倉沢は濁流が勢いよく流れていた。
途中で、6時前に豪雨のなか出発したという登山客が、数組、上流で赤倉沢を徒渉できなかったと引き返してきた。
豪雨で濁流が流れる赤倉沢を数度徒渉する(問題なく徒渉できた・・・)
赤倉沢には残雪が残っており、立派なスノーブリッジが・・・
残雪が溶けたばかりの所には、早春のカタクリが咲いている。7月のこの次期にカタクリの花を見ることができるとは思ってもいなかった。
赤倉沢を何度か徒渉し、三吉ミチギと呼ばれる水場を過ぎると、ジグザグの急登が叶ノ高手まで延々と続いている。
九十九折りの急登を終え、岩尾根上を登り詰めると、叶ノ高手(かのうのたかて)に着く。
ここは、会津朝日岳手前の小ピークで、ここまで登って初めて朝日岳が姿を現す。
また、ピーク直下には2本のクロベの巨木がそびえている。
大クロベの巨樹
叶ノ高手からいったん熊の平まで下る。
熊の平の池(名前はない)では、木に生みつけられたモリアオガエルの卵塊が見られた。
また、熊の平には避難小屋があるが、近くでは、ツバメオモトやサンカヨウが咲いていた。
避難小屋から再度登り返し、残雪の残った山頂直下の絶壁を登り詰めれば、会津朝日岳の山頂稜線に出る。
やせた稜線を右にたどれば山頂である。
この他にも、ショウジョウバカマやツマトリソウ、イワカガミ、ミヤマクワガタなどが咲いていた。
残念ながら、山頂からの眺望は雲に遮られて全くなし。
早々に下山した。
7:45 赤倉沢登山口 → 10:15 叶ノ高手 → 11:50 朝日岳山頂
→ 15:15 赤倉沢登山口
7時間30分(休憩込み)の行程だった。疲れた~
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