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August 2015

2015.08.15

栗駒山(くりこまやま)

 午前中の早池峰山に引き続き、栗駒山(標高1627メートル)を訪れた。

東栗駒山から見る栗駒山
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 コースは、宮城県側の拠点、いわかがみ平から、東栗駒コースを経由して栗駒山に登り、中央コースでいわかがみ平へ下山する周回コースを選択。

 いわかがみ平にある栗駒レストハウス前の駐車場に車を停め、東栗駒コースの登山道に入る。

栗駒レストハウス
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 登山道は、雨が降ったら沢となるような溝状の道を登り、途中、新湯沢沿いに登り、対岸へ徒渉する。

レストハウスから溝状の悪路を進む
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新湯沢徒渉
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 登山道沿いにはリンドウが咲いていた。

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 灌木帯を抜け、見晴らしの利くハイマツ帯に変わると、視界が一気にひらけ、栗駒山を眺めながらの登りとなる。

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 東栗駒山を過ぎ、キンコウカやイワショウブの咲く草原状の鞍部を抜けると、栗駒山の頂上へ出る。

コンコウカ
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中央コースとの分岐
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栗駒山山頂
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山頂からいわかがみ平方面の眺望
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 下りは、よく整備された中央コースを戻る。

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 下山後は、くりこま荘で汗を流すことができた。

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花の名峰 早池峰山

 岩手県中央部、北上山地の中心に位置し、ハヤチネウスユキソウやナンブトラノオなどの固有の高山植物が咲き競っている花の名山、早池峰山を訪れた。

早池峰山(小田越へ下山後、河原坊への林道から撮影)
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 「花の百名山」の田中澄江も、「何故山に登るかと問われて高山植物の花にあうためにと答える私の山旅は、早池峰山に至ってその目的を達したようである」と記している。

 今回は、河原坊から山頂に登り、小田越へ下山し、河原坊に戻る周回コースを行く。

 河原坊には、50台程度の駐車場があり、そこに前夜泊。

河原坊の駐車場(正面が自然保護センター、左がトイレ)
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 翌、午前6時、昼前後には天気が回復するという予報を信じ、小雨降る中、ガスで全く見えない早池峰山を目指して河原坊を出発する。

河原坊登山口(下山後撮影)
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 まずは飛び石伝いに岳川を徒渉し、コメツガやアオモリトドマツなどの樹林帯の道を進む。

岳川を渡る
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 コメツガモリ沢沿いの道を登り、水場のある頭垢離(こうべごうり)を過ぎ、森林限界となる尾根に取り付く。この辺りから高山植物帯となり、色とりどりの花を愛でながら標高を上げていく。

尾根へ
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早池峰山の高山植物たち・・・

○タカネナデシコ
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○オオバギボウシ
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○ナンブトラノオ
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○キバナノコマノツメ
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○イブキジャコウソウ
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○ウメバチソウ
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○ウスユキソウ
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○タカネツリガネニンジン
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○キンロバイ
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○ソバナ
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○沢沿いにはトリカブトも
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 やがて岩場や岩礫の急斜面となるが、コース上には道標やロープがはられ、迷うことはない。

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 巨大な一枚岩を慎重に登ると、蛇紋岩特有の滑りやすい岩場となり、きつい傾斜の中を巨大な岩峰の間をぬうように登って行く。

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 傾斜がやや緩くなると、早池峰山の山頂へ到着する。

早池峰山山頂(標高1917メートル)
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 山頂には早池峰神社奥宮と避難小屋が建ち、晴れていれば360度の大展望が期待できる。今回はあいにくの天気だったが、それでも雲の上の岩手山を見ることができた。

一等三角点
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避難小屋
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遠く雲上には岩手山
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薬師岳
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 下山は、山頂のお花畑の中の木道を進み、小田越コースに入る。

山頂から小田越コースへお花畑の中を進む
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 途中、長い鉄ハシゴを下り、正面に薬師岳を見ながら、急峻な滑りやすい岩場を下って行くが、特に雨などで濡れている時は要注意である。

小田越名物の鉄梯子
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蛇紋岩の滑りやすいコース
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 岩場を過ぎ、展望の利かない樹林帯に入ると、所々に熊よけの鈴ならぬ一斗缶が置いてある。

熊よけの一斗缶
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 11時に小田越登山口へ無事下山、小田越登山口からは30分程林道を歩いて河原坊へ戻ることになる。

小田越登山口
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 登りはずっと小雨やガスの中だったが、頂上で一瞬青空を見ることができた。
 小田越へ下山するころは、すっかり良い天気になっていた。

小田越から河原坊への林道から仰ぎ見る早池峰山
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 11時半、早池峰山から、栗駒山へ向かった。

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