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October 2015

2015.10.31

八溝山

 茨城、栃木、福島の3県の県境にある標高1022メートルの八溝山(やみぞさん)を訪れた。今回は、山頂の駐車場へ車を停め、ほとんど人が入らない「ふれあい遊歩道」を周回しながら八溝山の紅葉を愛でようというもの。
 普通登山は山麓から登って山頂を目指し、また下って出発地へ戻るものだが、八溝山の場合は山頂がスタート地点となるため、下って、登るということになる。

八溝山山頂からスタート
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 山頂の八溝嶺神社の鳥居前にある登山道入口から尾根沿いを下って行く。
 あいにくの曇天のため陽光が入らず鮮やかさに欠けるものの、しっかりと赤や黄に色づいている。

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 八溝山のふれあいの森遊歩道コース

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 八溝山の紅葉・・・

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 林道真名畑・八溝線から遊歩道3へ入り、落ち葉が敷き詰められたトレイルを歩く。

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 ブナの巨木が目立つようになる。

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 林道鹿ノ又線へ、久慈川の源流沿いを歩く。
 ここから登りとなる。

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 久慈川の源流を離れ、遊歩道2・1とつないで山頂へ戻る。

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2015.10.24

百里基地航空祭 2015

 第30回 2015年 百里基地航空祭の特別公開へ行ってきました。

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 特別公開とは云え、基地周辺の道路は大変混雑するという前情報から、百里基地に7時30分頃には到着するよう自宅を出たのだが、すでに基地周辺道路では渋滞が始まっていた。それでも基地内の駐車場に7時40分には到着することができた。

 8時30分 航空祭のスタート

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爆音を轟かせながらのF15の離陸
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続いてF4の離陸
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UH60の離陸
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F15とF4の6機編隊での飛行
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F4の3機編隊での飛行
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F15の着陸
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F4の着陸
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 この他にも、T2による離着陸やU125とUH60による模擬救助活動などが行われ、格納庫内ではF15やF4のコックピット展示も行われた。

F15のコックピット展示
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地対空ミサイルなどの車両展示も
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茨城空港から離陸するスカイマーク社の旅客機も・・・?
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 また、自衛隊関係のグッズや地元の名産品などを売るテントも多数出店しており、すべてを見ようと思ったら一日あっても時間が足りないのではないか・・・。

 見るものすべてが珍しく、まったく飽きることがなかった。

 それにしても、明日の本番は一体どれくらいの人が訪れるのか・・・。

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2015.10.17

磐梯山

 錦秋の磐梯山を訪れた。

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 磐梯山山頂へ6本の登山コースがあるが、今回は最短の八方台からのコースを選んだ。

 早朝6時に八方台の駐車場へ着いたが、既に多くの車が駐まっており、ガードマンも動き出していた。さすが人気の山だ。

八方台駐車場(帰りに撮影)
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 ちょうど八方台の黄葉(終盤かなぁ)が素晴らしく、太陽の光をあげて黄金色に輝いている。

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八方台登山口
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 登山口からは、ブナ林の黄葉の中、傾斜が緩やかな幅広の道を登っていく。
 
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 硫黄の匂いが漂い出すとブナ林から飛び出し、視界が一気に広がる。
 朽ちかけた廃屋と露天風呂の跡があり、今でもあちこちから湯とガスが吹き出している。
 後方には磐梯山を仰ぎ見ることができる。

中ノ湯跡
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登山道のすぐ脇から噴出するガスと湯
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 中ノ湯跡からは、火口壁沿いの急登となる。
 所々、木々の合間から、裏磐梯の湖沼群を見ることができる。

登山道からの銅沼(あかぬま)
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対面の山肌の黄葉が美しい
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 やがて傾斜が緩やかになると、2軒の小屋の建つ弘法清水へ出る。

弘法清水
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弘法清水からの裏磐梯檜原湖
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これから向かう磐梯山の山頂(ガスが・・・)
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 弘法清水の湧き水でのどを潤し、石のごろごろした急坂を登り詰めると山頂で出る。
 あいにくガスがかかり眺望は利かないが、心地よい風が吹き抜けている。

石祠が祀られている磐梯山山頂
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 山頂直下にも、弘法清水と同じような休憩小屋が建っており、店主が忙しく雪囲い(今年の営業は終了とのこと)の準備をしていた。

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 復路は、来た道を八方台へと戻るのみ。
 イエローロードをひたすら下るが、登山者が多いのには閉口した。

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 八方台から2時間で山頂へ、帰りは1時間30分程かかった。

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2015.10.12

山装う安達太良山

 秋真っ盛りの安達太良山(標高1700メートル)を訪れた。
 紅葉は錦繍の帯のように頂上に向かって続いており、まさに「山装う」絶景の安達太良山であった。

山装う安達太良山
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 早朝5:30に登山口となるあだたら高原スキー場に到着。
 多くの人は8:30分のリフト稼働の時間の合わせて来るのか、3連休、しかも紅葉見頃にしては駐車場は空いていた。

 リフト利用者の波に飲み込まれないよう、登山口から勢至平(せしだいら)からくろがね小屋、峰ノ辻、牛ノ背、山頂、薬師岳と反時計回りで周回する。

 まずは烏川渓谷に架かる橋をわたり、整備された九十九折りの林道(「馬車道」と呼ぶ)ではなく、直登の登山道(「旧道」と呼ぶ)を登って行く。

色づいた烏川渓谷をわたる
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 勾配が緩やかになると勢至平へ出る。
 勢至平からくろがね小屋までは、進行方向右手に、鉄山まで続く山肌、木という木が金色や朱色に染まる美しい紅葉の山肌に釘付けとなる。

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 馬車道の終点にくろがね小屋が建つ。

馬車道を行く
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 くろがね小屋は、福島県営の温泉付き山小屋で、管理人が常駐し、冬でも営業している。

くろがね小屋
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 ここまで馬車道をジムニーで来ているらしい。

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 くろがね小屋で小休止をし、ガレて歩きづらい急斜面を峰ノ辻へ向かう。

峰ノ辻
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 峰ノ辻から、稜線上の牛の背へ向うが、ここは風の通り道となっており、強風が吹いている。進行方向左手には、安達太良山の山頂が見える。

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 溶岩が固まってできた礫地の間に生きる植物も紅葉している。

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 牛ノ背からは、まるで月世界のような、噴火口である沼ノ平を見下ろすことができる。

沼ノ平
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 牛ノ背を安達太良山山頂へ向かう。

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安達太良山山頂です
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山頂からの眺め(歩いてきた峰ノ辻から牛ノ背方面)
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磐梯山もよく見える
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 山頂からは、一気に薬師岳まで下って行く。
 リフトが動き出したのか、大勢の軽装のハイカー?観光客?とすれ違う。

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 薬師岳の頂上はすでに多くの観光客で賑わっていた。

薬師岳からの安達太良山
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 10:30分、登山口まで戻ると、そこは人と車がごったがえし、大変なことになっていた。
 駐車待ちの車の列(岳温泉街から続いていた)とリフト待ちの長蛇の列・・・

 この波に巻き込まれないで本当に良かった。

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2015.10.10

錦繍の妙高山(みょうこうさん)

 錦繍の妙高山(標高2454メートル)を訪れた。
 妙高山は、古くは「越の中山」「名香山」と呼ばれ、その「名香」が「妙高」に転じたといわれ、その均整のとれた山容から「越後富士」とも呼ばれる越後の名山で、日本百名山にも選ばれている。
 今も活動を続ける複式火山で、妙高山が火口丘にあたり、その妙高山を神奈山、大倉山、三田原山、赤倉山などの外輪山がぐるっと取り巻いている。
 今回は、妙高山の東に位置する燕温泉から、一気に標高差1300メートルを詰め山頂を目指す。

燕温泉登山口付近からの妙高山
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 登山口となる燕温泉街の入口には、道路に沿うように無料の駐車場が設けられている。
 紅葉の時期ということもあるのだろうか、朝6時頃には満車になっていた。

燕温泉登山口駐車場(トイレあり)
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 燕温泉街を抜けると、登山ポストの置かれた登山口に出る。
 ここで、左にルートをとり、天狗堂方面へ進む。

燕温泉
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燕温泉登山口
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 まずは薬師堂で登山の安全を祈願し、赤倉温泉の源湯のために整備された道を登って行く。途中に、「黄金の湯」と呼ばれる野天風呂がある。

薬師堂
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黄金の湯
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 赤倉温泉の源湯までは、右手に、朝陽を浴びて金色色に輝く外輪山(神奈山方面)を見ながらの歩きとなる。道の途中からは、北地獄谷に豪快に落ちる湯の滝、「称名滝」「光明滝」を見ることができる。

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赤倉温泉の源湯の施設20151010010

称名・光明滝
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 称名滝・光明滝を過ぎると、整備された道は終わり、赤や黄色に色づいた樹林帯の登りとなる。
 途中で硫黄の匂いのする北地獄谷を渡り、沢沿いに登って行くが、沢を離れると、天狗堂までの胸突き八丁の急登となる。

北地獄谷を流れる沢(温泉)
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天狗堂(ここまでおよそ2時間)
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 天狗堂からは尾根道の急坂を詰め、途中、光善寺池という小さな池や風穴をやり過ごす。
 鎖場(見た目ほど危険ではない)をクリアし、赤茶けた溶岩ドームをよじ登ると、妙高山最高峰の南峰に出る。

光善寺池でホシガラスに出会った
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鎖場
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山頂直下の溶岩地帯
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 妙高山には最高峰の南峰と三角点峰の北峰とがあるが、南峰(標高2454メートル)には、妙高大神が祀られた祠がある。
 どちらも押し出された溶岩が固まってできた巨岩・奇岩に覆われている。

南峰の頂きに祀られた妙高大神
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巨岩・奇岩に覆われた山頂(奥は火打・焼山)
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北峰の頂き(一等三角点がある)
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 山頂からは、火打山や焼山を初め、北アルプスまで見わたせる。

山頂からの火打・影火打・焼山
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山頂からの北アルプス(剱岳が見える)
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 下山は、長助池や黄金清水を経由する麻平・長助線を利用して燕温泉へ戻る。
 北峰直下の下山路には、つい最近降った雪が積もっていた。
 標高を下げるに従って色鮮やかな紅葉が見られ、疲れた体を癒やしてくれた。

山頂直下、雪の積もった下山路
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長助池(7月中旬からハクサンコザクラが咲くらしい)
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麻平・長助線の紅葉(バックは妙高山)
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 燕温泉を6時に出発し、駐車場に戻ったのが2時。およそ8時間の妙高山登山となった。

 燕温泉 →50分→ 赤倉温泉源湯施設 →1時間→ 天狗堂 →50分→ 鎖場 →30分→ 山頂 →1時間20分→ 長助池 →2時間10分→ 燕温泉

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