山装う安達太良山
秋真っ盛りの安達太良山(標高1700メートル)を訪れた。
紅葉は錦繍の帯のように頂上に向かって続いており、まさに「山装う」絶景の安達太良山であった。
早朝5:30に登山口となるあだたら高原スキー場に到着。
多くの人は8:30分のリフト稼働の時間の合わせて来るのか、3連休、しかも紅葉見頃にしては駐車場は空いていた。
リフト利用者の波に飲み込まれないよう、登山口から勢至平(せしだいら)からくろがね小屋、峰ノ辻、牛ノ背、山頂、薬師岳と反時計回りで周回する。
まずは烏川渓谷に架かる橋をわたり、整備された九十九折りの林道(「馬車道」と呼ぶ)ではなく、直登の登山道(「旧道」と呼ぶ)を登って行く。
勾配が緩やかになると勢至平へ出る。
勢至平からくろがね小屋までは、進行方向右手に、鉄山まで続く山肌、木という木が金色や朱色に染まる美しい紅葉の山肌に釘付けとなる。
馬車道を行く
くろがね小屋は、福島県営の温泉付き山小屋で、管理人が常駐し、冬でも営業している。
ここまで馬車道をジムニーで来ているらしい。
くろがね小屋で小休止をし、ガレて歩きづらい急斜面を峰ノ辻へ向かう。
峰ノ辻
峰ノ辻から、稜線上の牛の背へ向うが、ここは風の通り道となっており、強風が吹いている。進行方向左手には、安達太良山の山頂が見える。

牛ノ背からは、まるで月世界のような、噴火口である沼ノ平を見下ろすことができる。

安達太良山山頂です
山頂からの眺め(歩いてきた峰ノ辻から牛ノ背方面)
磐梯山もよく見える
山頂からは、一気に薬師岳まで下って行く。
リフトが動き出したのか、大勢の軽装のハイカー?観光客?とすれ違う。
薬師岳の頂上はすでに多くの観光客で賑わっていた。
10:30分、登山口まで戻ると、そこは人と車がごったがえし、大変なことになっていた。
駐車待ちの車の列(岳温泉街から続いていた)とリフト待ちの長蛇の列・・・
この波に巻き込まれないで本当に良かった。
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