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November 2015

2015.11.28

高尾山

 ミシュランガイドブックで、日本の観光地として、富士山と共に三つ星に選ばれた高尾山を訪れた。

高尾山山頂からの富士
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 今回は、JRの特別企画での山行。たまたま駅の改札で、この企画のパンフレットが目にとまったことから、せっかくだから申し込んでみようということになり、全席指定の「快速ぶらり高尾散策号」に乗って、JR高尾駅へ。

快速ぶらり高尾散策号
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 高尾駅からは京王高尾線に乗り換え、高尾山の玄関口となる高尾山口へ。

人・人・人・・・の高尾山山麓のケーブルカー乗り場の清滝駅
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 あまりの人の多さに閉口しながら、1時間待ちのケーブルカーやリフトを避け、人が少なく、最も登山の雰囲気が味わえる稲荷山コース(山頂まで標準1時間30分)を使って、高尾山の山頂を目指す。

稲荷山コース(清滝駅左手に登山口あり)
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 およそ1時間で高尾山の山頂へ到着。
 紅葉はそれ程進んでいるとは思えなかったが、富士山の眺望を間近で楽しむことができた。

山頂からの富士山
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高尾山の山頂
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 喧噪の山頂からちょっと離れて、紅葉が綺麗だという奥高尾の「紅葉台(もみじだい)」へ。
 紅葉は今ひとつだが、ここでも富士山を眺めることができる。

紅葉台(山頂から10分)
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紅葉台からの富士山
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 紅葉台からは、山頂直下を周回している5号路を使って、メインの参道コースとなる1号路へ出て、薬王院を目指す。
 本尊「飯縄大権現(いづなだいごんげん)」が祀られている薬王院の境内で、薬膳料理の昼食が企画に含まれている。

薬王院本堂
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境内のあちこちに祀られた天狗。
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 ありがたいことに、薬王院の広間で、精進料理の膳で、静かな昼食をとることができた。

精進料理
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 薬王院を後にし、混雑する1号路を下り、途中から1号路を離れ、京王高尾線の高尾山口駅を目指さず、直接JRの高尾駅に向かった。

1号路高尾山口駅と高尾駅分岐からの街並
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 帰りは、JR高尾駅から、再び「ぶらり高尾散策号」に乗車。
 電車での山行は、時間に制約があるのが息苦しいが、運転する必要がないのは楽だった。

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2015.11.22

両神山

 埼玉県、秩父山地の北側に位置し、日本百名山の一つにも選ばれている、標高1723メートルの両神山(りょうかみさん)を訪れた。

両神山の山頂
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 スタートは、表登山口とされている日向大谷登山口から。

日向大谷登山口にある両神山荘
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 登山口に建つ両神山荘が管理する有料駐車場(500円)に車を停め、山荘で駐車料金を支払い、主人お手製の両神山マップをもらい、登山開始。

日向大谷登山口
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 両神山荘の敷地を抜け、両神神社の鳥居をくぐると登山道となる。
 鳥居右手には、両神山開山の観蔵行者の石像を祀った観蔵堂が建っている。

鳥居と観蔵堂
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 鳥居をくぐり、落ち葉が敷き詰められた薄川沿いの登山道を進む。

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 登山道には多くの石仏・石碑が残っており、ここ両神山が古くから信仰の山だったことがうかがわれる。
 今回、たまたま、山岳修験道の行者と一緒になった。

八海山に祀られた大頭羅神王の石像前で経を唱える行者
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大頭羅神王の石像
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 八海山から、薄川沿いの道を離れ、清滝小屋めざしての急登となる。
 清滝小屋手前に、弘法の井戸と呼ばれる、水場がある。

弘法の井戸
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 日向大谷の登山口を出発して2時間程で、ログハウス調の清滝小屋へ到着する。
 小屋は営業しておらず、その一部が避難小屋として開放されている。

清滝小屋
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開放されている小屋の内部
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 清滝小屋から山頂までは、鎖場や仮説の階段が連続する急登となるが、難しい箇所はなく、慎重に進めば危険ではない。

仮説の階段
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 山頂へ続く稜線へ出ると、両神神社が祀られている。
 ここの狛犬は、狼の石像が置かれており、狼を神の使いとする三峰神社の影響がうかがわれる。

両神神社
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狛犬(狼)
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 日向大谷登山口から3時間、清滝小屋から1時間程で、山頂へ到着する。
 山頂直下には最後の鎖場が待っている。

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両神山 山頂
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二等三角点
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 下山路は、往路を戻ることになるが、およそ2時間半で登山口までもどることができた。

日向大谷登山口の駐車場の様子(トイレもある)
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2015.11.03

大菩薩嶺(だいぼさつれい)

 10月31日に圏央道桶川北本IC~白岡菖蒲IC間が開通したことを受け、さっそく圏央道を利用して、山梨県の南東部、甲州市と北都留郡丹波山村に跨がる標高2057メートルの大菩薩嶺を訪れた。
 大菩薩嶺は、中里介山の小説「大菩薩峠」で有名になった山で、日本百名山の一つにも選ばれている。
 頂上は木立に囲まれ眺望が良くないものの、大菩薩嶺から大菩薩峠(嶺から峠)にかけての稜線上は素晴らしい眺望に恵まれ、特に、間近に迫る富士山の絶景が圧巻で、稜線上の岩の上にでも寝転んで、富士山や南アルプスをずっと眺めていたい山である。

稜線上からの富士と大菩薩湖(上日川ダム)20151103014

 今回は、上日川峠に前夜泊し、明るくなる早朝6時にロッヂ長兵衛のすぐ横にある登山道から登り始める。

上日川峠の登山口に建つロッヂ長兵衛
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上日川峠の駐車場(帰りに撮影)
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 ロッヂ長兵衛から福ちゃん荘までは、舗装された林道と登山道の2コースがあるが、当然登山道を行く。

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 およそ20分程で福ちゃん荘へ到着。
 帰路に立ち寄り、山梨名物?ほうとうを食べようとしたら、「今日は予約のみ」「40分ぐらい待っていてくれれば・・・」とのことに、土産用のものを買い込んだ。

福ちゃん荘
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 福ちゃん荘から稜線までは、唐松尾根を登り大菩薩嶺へ至るコースと、整備された林道を大菩薩峠まで上るコースがあるが、今日は唐松尾根コースをとる。

唐松尾根コース
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 山頂直下の雷岩へ出ると視界が一気にひらけ、富士の雄大な景観が迫ってくる。

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 雲海の上に南アルプスも一望できる。

南アルプスの山々
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 稜線上の好展望地である雷岩から山頂までは10分ほど。
 山頂は樹林に囲まれ、展望はなし。

大菩薩嶺の山頂
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 山頂から再び雷岩へもどり、右手に富士山を眺めながら、大菩薩峠を目指す。

大菩薩嶺から大菩薩峠への稜線(右下が賽の河原避難小屋)
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親不知ノ頭
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大菩薩峠に建つ介山荘が見える

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 雷岩から1時間、大菩薩峠へ着く。

大菩薩峠
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 峠に建つ介山荘は、登山道の両側に土産をひろげている。
 土産物や食料の荷揚げがさぞ大変だろうと同情していると、ここまで車で上がってこられるらしい。(ここから上日川峠まで荷揚げ用の整備された林道を使って下山する。)

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 下山路は、勝縁荘や富士見荘、福ちゃん荘を経て、上日川峠へと戻る。

勝縁荘
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富士見荘(休業中)
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 陽光を受けてカラマツが黄金色に輝いている。

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 上日川峠 → 20分 → 福ちゃん荘 → 60分 → 雷岩 → 10分 → 大菩薩嶺山頂 → 10分 → 雷岩 → 50分 → 大菩薩峠 → 60分 → 上日川峠

 急いで歩けば3時間程度で周遊できる。 

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