霧島連山最高峰 韓国岳(からくにだけ)
開聞岳に続いて、霧島連山の最高峰である韓国岳(標高1700メートル)を訪れた。
そもそも深田久弥「日本百名山」の「霧島山」を登りたいのだが、霧島山という個別の山はない。それでは霧島連山の主峰はどの山かというと、これもはっきりしない。
最高峰の韓国岳か、天孫降臨伝説の聖峰である高千穂峰のどちらかということになるのだろうが、はっきりしないのだからしょうがない。
そこで、韓国岳と高千穂峰を両方登ってしまえということになった。
えびの高原の「えびの高原エコミュージアムセンター」に車を停め(有料500円)、道路を挟んだ所にある韓国岳登山口から登り始める。
松の疎林の整備されたトレイルを、霜と霧氷で銀色に輝いた韓国岳を見上げながら進むと、今なお硫黄臭の濃い蒸気を噴出している硫黄山の横へ達する。
硫黄山から本格的な登山道となるが、1合目から山頂まで、およそ200メートル間隔で道標が整備されており、特に困難な箇所はない。
1合目付近で鹿が・・・
ザクザクと霜柱を踏みながら標高を上げると、辺り一面が霧氷で銀色に輝いている。
9合目を過ぎると、噴火活動で立入禁止となっている新燃岳の背後に神々しい高千穂峰が美しく見えるようになる。
遠くには、桜島や大隅半島も眺めることができる。
山頂は岩が露出した岩の急斜面で、直径900メートル・深さ300メートルのすり鉢状の火口縁にあるため、奥は断崖となっている。
山頂直下の登り(左手が断崖になっている)
山頂
山頂からの桜島の眺望
えびの高原エコミュージアムの駐車場を出たのが7:45分ごろ、戻ったのが10:15分だった(登り1時間半、下り1時間)。
さぁ 次は高千穂峰へ。
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