会津駒ヶ岳 天空のお花ロード
会津駒ヶ岳、特に駒の小屋から大津岐峠を経てキリンテへ下山する「天空回廊」のお花たちが絶好調との情報に、いてもたってもいられなくなり、早朝?夜中?の2時に自宅を出発し、一路檜枝岐へ向かった。
駒の小屋から大津岐峠への「天空回廊」
国道沿いの檜枝岐村グランド駐車場に車を停め、5時15分、会津駒ヶ岳を目指す。
およそ2キロ、25分程度で階段の設置された登山口へ出る(ここまで車で可)。
30分程の急登をしのぐとブナ林へ中へ出る。
ブナの新緑が太陽の陽をうけて美しい。
ブナ林へ入ると、登山道沿いに見慣れたお花たちが出迎えてくれる。
滝沢登山口の階段から、1時間で「水場」に着く。
登山道から左へ降りていかなばならないが、雪どけの清冽な水を味わうことができる。
ここで、本日のお目当ての一つ、シラネアオイとツバメオモトに遭遇!
「水場」からは針葉樹の中へ入っていくが、登山路沿いには、とにかくいろいろな花が咲いている。
駐車場から2時間半で樹林帯を抜け、視界が一気に開ける。
会津駒ヶ岳
雪が溶けたばかりの小湿原に敷かれた木道を歩き、駒の小屋が見えるところまでやってきた。
左には燧ヶ岳や至仏山が良く見える。
振り返ると、かなたに日光白根山や男体山などの日光連山が見える。
それにしても素晴らしい景色だ。
駐車場から歩き出して3時間・・・駒の小屋へ到着!
今日はここから大津岐峠への稜線、誰が名付けたか知らないが、いわゆる「天空回廊」を歩く。
正面には燧ヶ岳、右手には平ヶ岳や越後駒ヶ岳・・・・・
越後駒ヶ岳
一カ所だけだが、背丈より高い雪の壁に行く手を阻まれた。
そして、この稜線上に美しいお花たちが咲いている・・・。
稜線上の小湿原では、気の早いハクサンコザクラやチングルマ、そしてタテヤマリンドウと出会うことができた。ラッキー!
タテヤマリンドウ
天空回廊歩きも大津岐峠で終了。ここからキリンテ目指して下山する。
大津岐峠
キリンテまでの登山道は急勾配や段差が少なく、とても下りやすい道だった。
古くから檜枝岐の人々が利用していた古道だけのことはある。
その登山道沿いにも、ミツバオウレンやサンカヨウ、ツバメオモトがたくさん咲いていた。
特に、ミツバオウレンやツバメオモトは登山道沿いに見飽きるほど咲き連なっていた。
ツマトリソウ
大津岐峠から1時間40分、11時20分にキリンテ登山口へ無事下山。
キリンテから駐車場まで舗装路を1時間以上歩かなければならないと思っていたところ、運良く、路線バスに乗ることができた。