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August 2016

2016.08.21

奥秩父の盟主 金峰山(きんぷさん)

 奥秩父の盟主 標高2595メートルの金峰山(山梨では「きんぷさん」、長野では「きんぽうさん」)を訪れた。

金峰山山頂と五丈岩(遠景は南アルプスの甲斐駒ヶ岳と仙丈ヶ岳)
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 台風9号から11号の3つの台風の影響を心配しながらも、今日なら一時的に晴天が期待できるのではと判断し、早朝2時半に自宅を出発、登山口となる大弛峠には6時過ぎに到着した。

登山口の大弛峠(帰路11時頃撮影)
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 コースは、大弛峠からのピストン。
 大弛峠は標高が2360メートルと、車で越えることが出来る峠としては日本一標高が高い峠らしい。駐車場はおよそ30台程度駐車可能で、公衆トイレも設置されている。

 また、大弛峠は様々な山の登山口にもなっている。20160821002

 6時過ぎに、コメツガやシラビソの針葉樹林帯の中の登山道へ入る。

金峰山への登山道入口
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 歩きだして10分程で、針葉樹林に囲まれた尾根筋に出ると、南アルプスや富士山が木々の間から顔を出す。好天もあり、俄然テンションが上がってくる。

富士山
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富士山に次ぐ標高の南アルプス 北岳(右)と間ノ岳(左)
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 この金峰山への登山道は、コメツガやシラビソの針葉樹林と、林床の苔も美しい。

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 登山口から1時間程で、朝日岳山頂直下の好展望地へ出る。
 大ナギと呼ばれる稜線上の岩稜帯からは、富士山、南アルプス、八ヶ岳、浅間山など、多くの山々を見ることができる。まさに好展望地だ。

大ナギからの富士山(左奥には大菩薩嶺も)
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南アルプス(3,000メートルの稜線)を一望
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噴煙をはく浅間山
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富士山のアップ
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 大ナギから15分程で朝日岳山頂へ出る。
 針葉樹に囲まれ、進行方向のみ眺望が開けている。

朝日岳山頂からの金峰山・五丈岩(右)(手前が鉄山)
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金峰山のアップ(遠景:右が甲斐駒ヶ岳、左が仙丈ヶ岳)
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 朝日岳からは、一端急降下し、鉄山を経て山頂へ向かう。

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 森林限界を超えると一気に眺望が広がる。
 眼下に先日訪れた瑞牆山が小さく見える。

山頂へと続く登山道
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瑞牆山と遠景に雲をかぶった八ヶ岳
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 登山口から、標準タイムが2時間半のところ、2時間で金峰山の山頂へ到着した。

金峰山山頂
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五丈岩(真ん中やや左でバンザイしている・・・)
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 五丈岩の裏手(本来はそちらが表ルートだったようだ)には、修験道の歴史を感じさせる祠などが祀られていた。

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 岩と岩の間には、トウヤクリンドウが咲いていた。
 ココモモも実をつけていた。

トウヤクリンドウ
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コケモモ
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2016.08.07

瑞牆山(みずがきやま) みずがき山自然公園から周回

 およそ2ヶ月ぶりの登山です。この間、土日も休みなく、ほとんど働きづめの日々でした。
 仕事よりも遊びが大切な私が、まったく山に向かうことができなかったなんて・・・・・

◇2ヶ月ぶりの百名山
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 さて、深田久弥「日本百名山」の一つにも数えられている、山梨県の瑞牆山を訪れた。
 瑞牆山は、山全体が花崗岩でできており、山頂に向かって岩峰が林立する独特の山容を誇る山。
 コースは、みずがき山自然公園に車を駐め、不動滝のある不動沢沿いのコースから登頂し、富士見平コースから下山する周回コースで、およそ6時間の行程。

 清冽な沢水、豊かな針葉樹林、林床を覆い尽くす緑の苔、そして林立する巨岩と、我々登山者を決して飽きさせない素晴らしいコースだった。

◇起点となるみずがき山自然公園(約百台、トイレ完備、夜間駐車可)
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 みずがき山自然公園からスタートし、しばらく舗装路&林道歩きとなる。
 林道終点までは車で入ることが可能で、15台程度駐車することができる広場となっていいる。その林道終点が登山口となる。

◇林道終点から道標に従って登山道へ入る
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 九十九折りの登山道を登って行くと、やがてシャクナゲに覆われた深い森へと入っていきます。登山道のあちこちに、名前のついた巨大な岩があらわれる。

◇シャクナゲに覆われた登山道
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◇首が痛くなるほど見上げた巨大な岩たち
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 やがて沢の水音が聞こえるようになると、不動沢です。

◇不動沢沿いを歩く
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◇不動沢の清冽な水
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 この時期、ほとんど花は咲いてないが、白色のオダマキにであうことができた。

◇白色オダマキ
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 白色オダマキやきれいな沢の水を楽しみながら進むと、不動滝が現れる。

◇不動滝
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 不動滝を過ぎると針葉樹林の中の急登となる。
 トレイルは、いたるところで清水の流れる沢となっており、水の豊かな山のようだ。

◇豊かな針葉樹林や、緑濃い苔に覆われた瑞牆の森
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 豊かな針葉樹林や、緑濃い苔、そして鎖場など、瑞牆山を堪能しながら登っていくと、やがて富士見平コースと合流し、ほどなく山頂へ到着する。

◇瑞牆山の山頂
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◇山頂から金峰山の眺望(山頂の五丈岩が見える)
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◇瑞牆山のシンボル 大ヤスリ岩
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 残念ながら、南アルプスや八ヶ岳は雲にかくれて姿を現さなかった。

 下りは、メインルートである富士見平コースを使い、富士見平小屋で小休止した後、自然公園を目指す。

◇富士見平小屋
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 蛇足だが、富士見平小屋からみずがき山自然公園までのルートが分かりにくかった。

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