奥秩父の盟主 金峰山(きんぷさん)
奥秩父の盟主 標高2595メートルの金峰山(山梨では「きんぷさん」、長野では「きんぽうさん」)を訪れた。
金峰山山頂と五丈岩(遠景は南アルプスの甲斐駒ヶ岳と仙丈ヶ岳)
台風9号から11号の3つの台風の影響を心配しながらも、今日なら一時的に晴天が期待できるのではと判断し、早朝2時半に自宅を出発、登山口となる大弛峠には6時過ぎに到着した。
登山口の大弛峠(帰路11時頃撮影)
コースは、大弛峠からのピストン。
大弛峠は標高が2360メートルと、車で越えることが出来る峠としては日本一標高が高い峠らしい。駐車場はおよそ30台程度駐車可能で、公衆トイレも設置されている。
6時過ぎに、コメツガやシラビソの針葉樹林帯の中の登山道へ入る。
歩きだして10分程で、針葉樹林に囲まれた尾根筋に出ると、南アルプスや富士山が木々の間から顔を出す。好天もあり、俄然テンションが上がってくる。
富士山
富士山に次ぐ標高の南アルプス 北岳(右)と間ノ岳(左)
この金峰山への登山道は、コメツガやシラビソの針葉樹林と、林床の苔も美しい。
登山口から1時間程で、朝日岳山頂直下の好展望地へ出る。
大ナギと呼ばれる稜線上の岩稜帯からは、富士山、南アルプス、八ヶ岳、浅間山など、多くの山々を見ることができる。まさに好展望地だ。
大ナギからの富士山(左奥には大菩薩嶺も)
南アルプス(3,000メートルの稜線)を一望
噴煙をはく浅間山
富士山のアップ
大ナギから15分程で朝日岳山頂へ出る。
針葉樹に囲まれ、進行方向のみ眺望が開けている。
金峰山のアップ(遠景:右が甲斐駒ヶ岳、左が仙丈ヶ岳)
朝日岳からは、一端急降下し、鉄山を経て山頂へ向かう。
森林限界を超えると一気に眺望が広がる。
眼下に先日訪れた瑞牆山が小さく見える。
山頂へと続く登山道
瑞牆山と遠景に雲をかぶった八ヶ岳
登山口から、標準タイムが2時間半のところ、2時間で金峰山の山頂へ到着した。
金峰山山頂
五丈岩(真ん中やや左でバンザイしている・・・)
五丈岩の裏手(本来はそちらが表ルートだったようだ)には、修験道の歴史を感じさせる祠などが祀られていた。
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