岩櫃山(いわびつやま)へ
2016年NHK大河ドラマ「真田丸」ゆかりの地、真田三代(幸綱・昌幸・幸村)の上州の拠点として歴史を踏めた岩櫃山(標高802メートル)を訪れた。
古谷地区から見上げた岩櫃山
岩櫃山はその姿のとおり、岩壁と岩峰がそびえ立つ険しく堂々とした山容で、ハシゴや鎖場など、低山ながらなかなか険しいルートが連続する。
今回は、平沢登山口駐車場に車を駐め、尾根通りから岩櫃城本丸址を通り、赤岩通りを利用して一端古谷地区へ下降し、再度、密岩登山口から山頂目指して登り返し、平沢登山口へ戻る「岩櫃山周遊コース」を行く。
午前7時、まだ他に車の駐まっていない平沢登山口駐車場に車を駐めて出発する。
駐車場には大きなコース案内図が立っており、出発前にルートを確認できる。
駐車場からすぐのとこに真新しい案内所とトイレが設置されているが、大河ドラマにあやかったものだろう。
案内所(帰りに寄るとパンフレット等が置いてあり、ガイドも詰めていた。)
なんと、この案内所の道路を隔てた反対側に「十月桜」が咲いていた。
なんでも、マメザクラとコミガンザクラの交配種で、秋から来春まで花をつけているらしい。
十月桜
さて、平沢登山口から岩櫃城本丸址目指して尾根通りを登る。
およそ15分で本丸址へ出る。
尾根通りの紅葉
赤岩通りの分岐から、赤岩通りを経て、赤岩登山口(潜龍院跡)へ降りる。
赤岩通り分岐
赤岩通りは、なかなかの急坂となっており、このコースを登りで利用するのは避けたほうがいいのではないか。
赤岩通り
尾根通りの分岐から15分程で赤岩登山口(潜龍院跡)へ出る。
潜龍院跡
ここから密岩登山口まで、右手に岩櫃山の岩壁を眺めながら、古谷地区を抜ける。
岩櫃山
密岩登山口から再び登り返すが、この密岩通りは、鮮やかな赤色をした木々が目立った。
密岩通りを登りきり、尾根の鞍部を右に折れると、スリル満点の稜線歩きとなる。
まず出迎えてくれるのが「天狗の架け橋」。
天狗の架け橋からは眼下の眺望も楽しめる。
鷹の巣遺跡を通過し、大岩の穴を潜り抜け、鎖場やハシゴを上り下りし、山頂直下の肩部に出る。
稜線上の紅葉
大岩
山頂直下の肩部から、ほとんど垂直に見える岩壁を、鎖を頼りに登っていくと、岩櫃山の頂上へ出る。
反対側の岩峰(休憩にはこちらが適している。)
山頂から肩部までもどり、隣の岩山に登る。
浅間隠山ごしに、白く雪をかぶった浅間山が見える。
個人的には、密岩登山口から山頂までは急な登りで鎖場やハシゴが連続するため、登りで利用した方が危険が少ないと思う。山頂から平沢登山口までは、比較的緩めの斜度となっているので下り向きではないだろうか。
それにしても、山頂直下の垂直の岩壁を鎖を頼りに上り下りするのが一番の難所だった。
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