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2017.06.11

花と展望の平標山(たいらっぴょうやま)

 谷川連峰の最西端に位置し、花と展望に優れた平標山(たいらっぴょうやま:標高1984メートル)を訪れた。

平標山(最奥のピーク)へと続く稜線
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 新潟県側、国道17号沿いの平標山登山口駐車場から松手山を経由して、平標山を目指す。
 ちょうど今の時期は、稜線からの眺望と、高山植物。ハクサンコザクラやハクサンイチゲなどの花々と出会えることを楽しみに、まずは松手山目指して急登する。

 国道17号沿いの平標山登山口駐車場は、水洗トイレも完備されたキレイな駐車場で、帰りに600円を支払う。

平標山登山口駐車場
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 登山口から、ブナなどの新緑眩しい樹林帯を急登し、送電線の鉄塔を抜け、さらに急登し松手山山頂へ出る。このあたりからは、前方にこれから向かう平標山への稜線が、後方には苗場山の眺望が素晴らしい。

松手山登山口から樹林帯の急登となる
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松手山で目立ったアカモノ
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松手山の山頂
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後ろを振り返れば苗場山
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前方にはこれから向かう平標山への稜線が続く
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 松手山付近の稜線上には、ツクバネソウ、イワナシ、イワカガミ、ミツバオウレン、ナエバキスミレなどが花を咲かせている。

イワカガミ
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ミツバオウレン
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イワナシ
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ナエバキスミレ
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 平標山の山頂に近づくにつれて、残雪が目立つようになる。

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残雪の美しい苗場山をバックに稜線を歩く
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 平標山の山頂手前のガレ場では、ハクサンイチゲの群生が大変美しかった。

ハクサンイチゲ
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 さらに緩やかに登っていくと平標山の山頂に着く。
 山頂は360度の展望が得られ、谷川連峰最高峰の仙ノ倉山や、巻機山、八海山が望まれる。

平標山山頂
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平標山山頂からの仙ノ倉山
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 仙ノ倉山へ向かう鞍部にお花畑が広がっており、ハクサンコザクラ、ハクサンイチゲ、ミヤマキンバイなどの高山植物が競い合うように花を咲かせている。

ハクサンコザクラ
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ハクサンイチゲ
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ミネザクラ
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ミヤマキンバイ
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鞍部から平標山へ登り返す
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 平標山山頂へ引き返したら、平標山乃家へ下る。

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 途中で2カ所ほど、残雪の上を歩いたが、特にアイゼンは必要なかった。

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ショウジョウバカマが咲いていた
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タテヤマリンドウも
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 平標山乃家は、比較的新しく、トイレと水場、テント場がある。

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 平標山乃家前の標識にしたがって平元新道を下る。

平元新道の終点、林道との合流点
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 ここから林道をおよそ1時間ほどかけて歩いて駐車場へと向かう。

 早朝2時半に自宅を出発し、5時に登山開始、駐車場へ戻ったのはちょうど12時頃だった。

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