August 2019
2019.08.17
2019.08.11
雨飾山
久しぶりに日本百名山にチャレンジということで、新潟県と長野県の県境に位置する雨飾山(標高1936メートル)を訪れた。
コースは長野県側からの登る「小谷温泉コース」。登山口の「雨飾高原キャンプ場」に前夜泊し、山の日に山頂を目指す。
雨飾高原キャンプ場は前夜の内にほぼ満車、早朝には駐車場からあふれた車が路肩駐車をしてた。
前日、長野県小谷村にある小谷温泉郷を過ぎ、道標に導かれて雨飾高原キャンプ場を目指す。
満員御礼のキャンプ場
前夜の内に駐車場はほぼ満車、早朝には駐車場からあふれた車が路肩駐車をしていた。
登山口入口
奥の自動販売機の所が登山道入口になっている。
歩きだしてしばらくの間は、大海川沿いの木道の敷かれた湿地帯を行く。
このコースは、山頂まで約400メートルごとに案内板が設置されており、登山口が1/11で、山頂が11/11となる。
2/11から湿地帯を離れ、山の斜面に取り付く。ジグザグの登りで、汗が噴き出す。
しばらく登ると、ブナの林の「ブナ平」へ出る。
周辺にはブナの巨木が多い。
ブナ平を越えさらに登っていくと、急に行く手が開け、荒菅沢への下りとなる。
眼前からは、雨飾山を代表する景観の一つである岩壁「布団菱」(ふとんびし)が飛び込んでくる。
荒菅沢へ下る途中には、ヤマブキショウマが涼しげに風になびいている。
荒菅沢まで下降すると、今なお残る雪渓からの冷気が、猛暑にホてった体を冷やしてくくれる。
荒菅沢の設計と望む岩峰
荒菅沢を徒渉し、対岸の急斜面に取り付く。ここから見通しの利かない林の中の急登が始まる。
木々を抜けると一気に眺望が開け、南に高妻山などの山容が広がる。また、登山道沿いにはお花畑も・・・。
開けた眺望と、高山植物が疲れを癒やしてくれる。
まずは、この急登の先にある「笹平」を目指し急登する。
途中には数カ所急峻な岩場、ガレ場があり、両手をフルに稼働させての登りとなる。
笹平へ至るまでに咲いていた高山植物の数々
長かった急登を終え、笹平でホッと一息。
ここでやっと雨飾山の山頂を見ることができる。
笹平は一面のお花畑となっている。
笹平のお花畑に咲いていた高山植物・・・
笹平を抜け雨飾山山頂への最後の急登へ。
山頂直下の急登は急峻な岩場が多く、特に下りが要注意。
急登に集中していると、突然視界が開け、山頂へ到着する。
山頂は、三角点のある南峰と石仏の並ぶ北峰がある。どちらも眺望は申し分ない。
山頂からは、西に後立山連峰の白馬三山、唐松、五竜、鹿島槍、爺ヶ岳、そして遠くに槍ヶ岳も見える。
右から白馬三山の杓子岳と白馬鑓ヶ岳、そして不帰キレットの奥に立山(左端の奥)も見える。
山頂から東側を見ると、登ってきた笹平が一望できる。
この笹平のトレイルは「女神の横顔」と呼ばれている。なるほど・・・
奥には頸城山塊の焼山と火打山を望むことができる。
登りが急峻だっただけに、下りも要注意だが、途中で足がつってしまった。
この時期、水分と塩分、ミネラル補給は慎重にせねばと反省しきり。
サルナシの実が実っていた。