鞍馬山を巡る
歴史豊かな古き社寺と、その背後の御神体としての山を巡るため、京都を訪れた。
まず、京都市北西部に位置し、京都一のパワースポットといわれる古刹、鞍馬山へ。
鞍馬山参拝の後は、山中を巡って貴船神社へ抜けることができる。
鞍馬山は770年(宝亀元年)鑑真和上の高弟により毘沙門天が祀られたのが始まりとされており、牛若丸(源義経)と鞍馬天狗で知られている1300年余の歴史ある古刹である。
現在、本尊は、千手観世音菩薩、毘沙門天、護法魔王尊が一体となった「尊天」とされている。ちなみに護法魔王尊は650万年前に金星から降り立った神で、その容姿は天狗に似ている。
さて、叡山電鉄出町柳駅から30分、終点の鞍馬駅で下車すると、さっそく巨大な天狗が出迎えてくれる。
駅から少し歩くと、石段の奥に「仁王門」がドッシリと建っている。
仁王門から入山するが、右手にあるケーブルカーの駅はやり過ごし、山上まで歩いて登る。
本殿金堂までの参道は「九十九折参道」と呼ばれている。
参道途中には、京都三大奇祭「鞍馬の火祭り」が行われる由岐神社が鎮座している。
情趣溢れる九十九折参道を登る。
実に京都らしい良い雰囲気を持っている。
九十九折参道を登り切ると「本殿金堂」へ出る。
この本殿金堂の前には、「金剛床」と呼ばれる石敷きの床となっており、そこに六芒星が描かれている。
その六芒星の中心で参拝すると、宇宙のエネルギーを感じることができるらしい。
また、狛犬の代わりに「阿吽の虎」が本殿を守護しているのも珍しい。
なんでも毘沙門天の使いらしい。
本殿を参拝したら、いよいよ鞍馬山の山中へ。
鞍馬山山中の道は「奥の院参道」と呼ばれている。
奥の院参道の始まりに、鐘楼が建つ。
登山道のような?奥の院参道・・・
途中、牛若丸が修行中にのどを潤したとされる「義経の息つぎ水」が湧いている。
牛若丸の修行の地?・・・木の根道
そして、鞍馬天狗から兵法を修行したとされる「僧正が谷」へ。
僧正ガ谷には、不動堂や義経道が建っており、なるほど、いまにも天狗が出てきそうな雰囲気である。
僧正ガ谷から深い森を抜け、恐ろしい名前の「奥の院 魔王殿」へ。
護法魔王尊が降臨した場所として祀られており荘厳な雰囲気に包まれている。
奥の院魔王殿からは貴船神社へ向けて山を下って行く。
叡山電鉄鞍馬駅から鞍馬山、奥の院を経て貴船神社までは、およそ2時間。
鞍馬山のパワーを体感することのできる素晴らしいコースだ。
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