会津駒ヶ岳 滝沢登山口～キリンテ登山口へ

　雪融けがすすむ会津駒ヶ岳
　山頂から大津岐峠を結ぶ稜線上（富士見林道）では、シラネアオイやハクサンコザクラが咲き出している。

天空のフラワーロード（富士見林道）

　会津駒ヶ岳登山者駐車場を午前５時に出発
　５時半に滝沢登山口の急階段から本格的登山道へ
　滝沢登山口までの鋪装道路横ではヤグルマソウの群落が出迎えてくれた。

ヤグルマソウ

　ブナの木々の間を抜け、１時間半ほどで「水場」へ到着。
　会津駒ヶ岳でみがかれた清水を求めて、湧き出し口へ

会津駒ヶ岳のブナ林

水場

清水の湧き出し口（崖を少し下りる）

　「水場」を過ぎると、登山道の傍らに、いろんな高山の花が見られるようになる。

マイヅルソウ

ユキザサ

ツバメオモト

色鮮やかなミツバツツジ

タケシマラン

イワナシ

エンレイソウ

コミヤマカタバミ

サンカヨウ（蕾み）

ノウゴウイチゴ

ショウジョウバカマ

　樹林帯を抜けると目の前に会津駒ヶ岳へと続く稜線が・・・
　所々、雪が残っているが、アイゼンは必要なし。

湿原の中の小さな池塘（奥が会津駒の山頂）

　ワタスゲがゆれている

　駒の小屋目指して急登
　本来なら左手に燧ヶ岳の雄姿が望めるのだが、あいにく雲の中

　ハクサンコザクラが数輪、咲き出している

ハクサンコザクラ

　雪渓を急登し、駒の小屋へ

　会津駒ヶ岳の山頂へ

　山頂から駒の小屋へ戻り、百花繚乱の富士見林道を経て、キリンテへ
　燧ヶ岳を正面に、楽しい稜線歩きとなる。

　さっそくミツバオウレンやツマトリソウ、ゴゼンタチバナ、イワカガミが出迎えてくれる。

ミツバオウレン

イワカガミ
　

ツマトリソウ

　本日の目的、メインエベンターの登場・・・日本固有種、一属一種

シラネアオイ

　滅多にお目にかかれないハクサンチドリやオオバキスミレなども・・・

ハクサンチドリ

オオバキスミレ

　所々、雪渓上を歩くが、危険はない。

　雪融けが進んだ小さな湿原には、ハクサンコザクラが数輪・・・

　大津岐峠からキリンテ登山口までは、一気に下降する。
　比較的歩き安き登山道である。

　キリンテからは、以前は１１時頃にバスがあったのだが、ダイヤ改編で登山口へのバスの時刻は13時半・・・
　待っていてもしょうがないので、約４キロの鋪装道をひたすら歩いて登山者駐車場へ戻った。

　何キロ歩いたのだろう？　時間にして８時間以上の山歩きだった。

花の平標山・仙ノ倉山へ

　谷川連峰主脈の西端、平標山と仙ノ倉山を訪れた。
　この時期は、平標山と仙ノ倉山の“平仙鞍部”に、ハクサンイチゲやハクサンコザクラ、ミヤマキンバイなどの花畑が広がり、尾根歩きとあいまって気持ちの良い山歩きを楽しめる。

仙ノ倉山から平標山、奥に苗場山

　国道１７号三国街道沿いの平標登山口（９８２メートル）へ前夜泊。
　花の好時期ということもあってか、多くの人で賑わっている中、６時に登山開始。

　いつもと同じように、登山口ではタニウツギが出迎えてくれる。

　登山口から鉄塔を経て松手山（1614メートル）までは、樹林帯の急登が続く。

　足もとには、マイヅルソウやチゴユリなど、低山でも良く見られる花々が咲いている。

ヤマツツジ

　陽が昇るにつれ、春ゼミが合唱が賑やかさを増す。

クルマバツクバネソウが咲いていた。

　登山口からおよそ１時間程の急登で“鉄塔”へ。ここで小休止。
　松手山へはさらに３０分程の急等が続く。

ベニサラサドウダン

アカモノ

　標高１６１４メートルの松手山からの眺望・・・

平標山へと続く気分爽快な尾根

振り返れば独特の山容の苗場山

　平標山への尾根では、足もとにイワカガミやツマトリソウが目立っていた。
　
イワカガミ

ミツバツツジも

かろうじてシラネアオイが一輪姿を保っていた。

コバイケイソウ（蕾み）

ヨツバシオガマ

ナエバキスミレ

　そして、メインイベンターのハクサンイチゲ

　もうすぐ平標山（奥に仙ノ倉山）

平標山の山頂（標高１９８４メートル）

　平標山の山頂で小休止のあと、谷川連峰最高峰の仙ノ倉山（２０２６メートル）を目指す。

仙ノ倉山へと続く高山植物ロード（平仙鞍部）

ミヤマキンバイ

ハクサンコザクラ

　平仙鞍部の花畑は、まだまだこれからか・・・。来週頃が見頃なのだろう。

ハクサンイチゲ

ミツバオウレン

　鞍部から再び登りがはじまると、アズマシャクナゲがめだってくる。

振り返って、平標山とアズマシャクナゲ

ミネザクラ

　仙ノ倉山へ続く尾根の道

タテヤマリンドウ

　登山口からゆっくりと、写真を撮りながら、およそ４時間半かかって仙ノ倉山へ。

山頂から谷川岳方面の眺望

山頂から平標山方面の眺望

　仙ノ倉山で小休止のち、再び平標山を目指す。

ミネズオウが咲いていた。

平標山へ

再びハクサンコザクラ

ハクサンコザクラとハクサンイチゲ

ハクサンコザクラとミヤマキンバイ

　平標山山頂からは平標山乃家を目指して下山開始。

　小さいながらも湿地帯が点在し、イワイチョウやワタスゲなども見られた。
　平標山乃家からは樹林帯の急坂“平元新道”をひたすら急降下。

　山乃家から５０分ほどで、元橋登山口（岩魚沢林道）へ。

　ここから駐車場まで、およそ４キロ、１時間の林道歩きが・・・・・

奥日光千手ヶ浜のクリンソウ

　奥日光中禅寺湖畔　千手ヶ浜のクリンソウが咲き出した。
　バスの運転手さんの話では、だいたい四部咲きで、一週間後ぐらいが見頃ではないかとのこと。

　四部咲きのクリンソウを楽しんだ。

千手ヶ浜からの中禅寺湖＆男体山

　緑眩しい湖畔を、クリンソウ群生地「仙人庵」目指して歩く。

　カラマツソウも咲いている・・・

　クリンソウ・・・

　小田代ヶ原周辺では、ズミが咲いていた。

　参考までに、ハイブリットバスの料金が一人５００円になっていた。