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2021.09.26

磐梯吾妻 浄土平から一切経山・東吾妻山へ

 福島県、磐梯吾妻スカイラインの中間地点、標高1600メートルに位置する浄土平を起点に、一切経山(標高1949メートル)と東吾妻山(標高1975メートル)を訪れた。

 浄土平ビジターセンターに併設された有料駐車場に車を停め、小湿原の酸ヶ平からまずは北の一切経山を目指す。
 一切経山から再び酸ヶ平へ戻り、鎌沼、姥ヶ原を経て、大シラビソの原生林が美しい東吾妻山へ。
 東吾妻山から再び姥ヶ原へ戻り、浄土平へ戻る。

 厚い雲が空一面を覆う天気の中、東北道福島西ICから浄土平を目指すが、標高が上がるにつれ、濃いガスに包まれて視界が全く利かなくなる。濃いガスに覆われた浄土平は、登山意欲が削がれるほどの悪天候だった。

浄土平の登山口
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 それでもせっかく訪れたのだからと、完全防備の上、歩きだす。
 トレイル横には、シラタマノキが目立つ。

シラタマノキ
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 登山口から小湿原を過ぎ、酸ヶ平を一切経山へ向け北進する。
 シラタマノキの白色に混じって、エゾオヤマノリンドウの青色が目立つようになる。

エゾオヤマリンドウ
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 酸ヶ平避難小屋を過ぎるが、これまでずっとガスに包まれ、眺望はゼロ。

酸ヶ平避難小屋
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 目指す一切経山は、浄土平の北に位置し、現在も噴気をあげる活火山。
 山頂に近づき、辺りが火山礫に覆われた荒涼とした景色になったあたりで、奇跡的にガスがきれた。
 振り返ると、雲の向こうに、東吾妻山の山頂部分が見えかくれする。

雲を抜ける
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 ガスが晴れると色鮮やかに紅葉した木々が目に飛び込んでくる。

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 火山礫の登山道を一切経山山頂目指して登って行く。

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一切経山の山頂
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 山頂からの眺望は、眼下に雲海が拡がるのみ。
 そんな中、これも奇跡的に、魔女の瞳と呼ばれる五色沼だけが見通せた。

五色沼
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 五色沼が姿を見せてくれたのもほんの一瞬
 すぐにガスに覆われてしまった。

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 一切経山から再び酸ヶ平へ戻り、ガスのため眺望ゼロの中、鎌沼湖畔を東吾妻山を目指す。

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 大シラビソの原生林と、山頂からの眺望が素晴らしいハズの東吾妻山だが・・・

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 残念ながら、東吾妻山からの眺望は次回にお預けに・・・

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 東吾妻山の山頂から姥ヶ原へ下りると、皮肉なことに一瞬ガスが晴れる。

姥ヶ原から東吾妻山を望む
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 ガスが晴れたので、先ほど通ってきた鎌沼湖畔を再訪する。
 なんと紅葉の美しいことか・・・

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 鎌沼湖畔の紅葉を愛でながら、浄土平まで戻る。
 浄土平までの下山路もまた紅葉が美しかった。

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 最初はガスで諦めかけたものの、天恵を得ることができた。

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