磐梯吾妻 浄土平から一切経山・東吾妻山へ
福島県、磐梯吾妻スカイラインの中間地点、標高1600メートルに位置する浄土平を起点に、一切経山(標高1949メートル)と東吾妻山(標高1975メートル)を訪れた。
浄土平ビジターセンターに併設された有料駐車場に車を停め、小湿原の酸ヶ平からまずは北の一切経山を目指す。
一切経山から再び酸ヶ平へ戻り、鎌沼、姥ヶ原を経て、大シラビソの原生林が美しい東吾妻山へ。
東吾妻山から再び姥ヶ原へ戻り、浄土平へ戻る。
厚い雲が空一面を覆う天気の中、東北道福島西ICから浄土平を目指すが、標高が上がるにつれ、濃いガスに包まれて視界が全く利かなくなる。濃いガスに覆われた浄土平は、登山意欲が削がれるほどの悪天候だった。
それでもせっかく訪れたのだからと、完全防備の上、歩きだす。
トレイル横には、シラタマノキが目立つ。
登山口から小湿原を過ぎ、酸ヶ平を一切経山へ向け北進する。
シラタマノキの白色に混じって、エゾオヤマノリンドウの青色が目立つようになる。
酸ヶ平避難小屋を過ぎるが、これまでずっとガスに包まれ、眺望はゼロ。
目指す一切経山は、浄土平の北に位置し、現在も噴気をあげる活火山。
山頂に近づき、辺りが火山礫に覆われた荒涼とした景色になったあたりで、奇跡的にガスがきれた。
振り返ると、雲の向こうに、東吾妻山の山頂部分が見えかくれする。
ガスが晴れると色鮮やかに紅葉した木々が目に飛び込んでくる。
火山礫の登山道を一切経山山頂目指して登って行く。
山頂からの眺望は、眼下に雲海が拡がるのみ。
そんな中、これも奇跡的に、魔女の瞳と呼ばれる五色沼だけが見通せた。
五色沼が姿を見せてくれたのもほんの一瞬
すぐにガスに覆われてしまった。
一切経山から再び酸ヶ平へ戻り、ガスのため眺望ゼロの中、鎌沼湖畔を東吾妻山を目指す。
大シラビソの原生林と、山頂からの眺望が素晴らしいハズの東吾妻山だが・・・
残念ながら、東吾妻山からの眺望は次回にお預けに・・・
東吾妻山の山頂から姥ヶ原へ下りると、皮肉なことに一瞬ガスが晴れる。
ガスが晴れたので、先ほど通ってきた鎌沼湖畔を再訪する。
なんと紅葉の美しいことか・・・
鎌沼湖畔の紅葉を愛でながら、浄土平まで戻る。
浄土平までの下山路もまた紅葉が美しかった。
最初はガスで諦めかけたものの、天恵を得ることができた。
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