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2022.05.21

日本百低山 鋸山へ

 日本百低山(小林泰彦選)の千葉県房総半島の名山、鋸山(標高299.1メートル)を訪れた。
 鋸山は、その名のとおり、ノコギリ状のギザギザした山容が特徴で、途中には、古代遺跡を思わせる石切場跡や、千五百羅漢像や高さ31メートルの大仏をようする日本寺などがあり、見所満載の低山である。

 国道127号沿いにある「金谷海辺公園」駐車場(無料)へ車を駐める。

金谷海辺公園駐車場(無料:15台程度)
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 駐車場目の前の信号を渡り、JR浜金谷駅でトイレを借りる。
 
JR浜金谷駅前
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 鋸山目指して歩を進めるが、迷わない程度に道標があり、導いてくれる。

 山麓には、500円の有料駐車場が複数あり。

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 「観月台道」と「車力道」との分岐(分岐A)が登山口となるが、登山口へ向かう途中、JR内房線の線路下を抜ける。

JR内房線の線路下を抜ける

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 この線路下で、リス(ニホンリス?)の出迎えを受けた。

ニホンリス?
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 登山口となる「分岐A」へ到着。
 観月台道と車力道の分岐となるが、今回は左側の車力道を進む。
 右が私道?、中央が観月台道(階段の道)、左が車力道となる。

登山口(分岐A)
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 緩やかな勾配の鋪装道を登っていくと、正面に鋸山が見え隠れする。

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 さらに進むと、高速道路の下へ出る。
 ここは「分岐B」となっており、高速道路の下をくぐらずに、左側を進む。

分岐B
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 分岐Bから少し進むと,歴史を感じる古道(車力道)となる。
 本格的な車力道への入口である。

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車力道の説明・・・なるほど!
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車力道・・・
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 さらに「車力」についての説明が・・・なるほど!

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 車力道を登って行くと、石切場跡が見えてくるが、まずは鋸山山頂と展望台を目指す。
 鋸山山頂並びに展望台方面と石切場跡の分岐が「分岐E」となる。

 分岐Eから急登すると分岐Fへ出る。
 この分岐Fが山頂と展望台の分岐となる。
 まずは山頂を目指す。

分岐F
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山頂への尾根道
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 山頂手前のピークにはヤマツツジが咲いていた。

山頂直下のヤマツツジ
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 金谷公園駐車場から、およそ1時間で鋸山山頂へ到着!
 一等三角点がある。海も見える。

鋸山山頂
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 山頂から引き返し、分岐Fへ戻る。
 ここから「東京湾を望む展望台」へ。東京湾を望む展望台は、その名のとおり、東京湾が一望できる。
 ベンチがいくつもおかれ、小休止にはもってこいの場所がゆえに、多くの人で賑わっていた。

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 賑やかな展望台を後にして、分岐Eへ戻り、石切場跡地へ。

分岐E
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 石切場跡地は、まるでいにしえの古代遺跡のようにも見える。
 天空の城ラピュタにたとえる人も多い。とにかく異空間だ。

「観音洞窟」
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 石を切り出した跡をよく見ていると、当時の石切職人の遊び心が・・・
 今様に言うと「落書き」だろうか。

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 岩壁の間をさらに進む。
 「分岐D」から「岩舞台」を目指す。

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石切場跡地「岩舞台」
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 「岩舞台」から「分岐D」にもどり、次の目的池である「日本寺」を目指す。

 石切場跡地から日本寺への道も、苔むした岩の古道となる。

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 石切場跡地から日本寺への入口となる「日本寺北口管理所」へ出る。
 拝観料700円を納め、境内へ。

北口管理所・・・関所のようだ
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 ゲートを入ってすぐに「百尺観音」が出迎えてくれる。

百尺観音
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 百尺観音からさらに階段を急登すると、有名な「地獄のぞき」

地獄のぞき
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 地獄のぞき周辺からの眺望も素晴らしく、東京湾が一望できる。

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 日本寺境内を散策する。
 散策といっても、急な階段の上り下りの連続で、とにかく疲れる。

千五百羅漢 一体ごとのお顔がユニーク
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大仏 
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 この大仏は、高さが31メートルあり、日本一の大仏さまとパンフレットには書かれていた。
 確かに、奈良や鎌倉の大仏様よりはおおきいだろうが、牛久大仏は120メートルあるのだが・・・
 まぁ、牛久大仏は立像であり、こちらは坐像ということにしておこう。

 せっかくなので、下山には鋸山ロープウェイを利用してみた。

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 下山後、名物?アジフライを食べようと、「孤独のグルメ」でイノガシラさんが訪れた店を訪れたのだが、2時間待ちと言われて断念。

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 金谷公園横にあるお店にも向かってみたものの・・・残念

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 東京湾には、空母が

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 あじフライが食べられなかったのが心残りな、鋸山登山だった。

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