日本百低山 鋸山へ
日本百低山(小林泰彦選)の千葉県房総半島の名山、鋸山(標高299.1メートル)を訪れた。
鋸山は、その名のとおり、ノコギリ状のギザギザした山容が特徴で、途中には、古代遺跡を思わせる石切場跡や、千五百羅漢像や高さ31メートルの大仏をようする日本寺などがあり、見所満載の低山である。
国道127号沿いにある「金谷海辺公園」駐車場(無料)へ車を駐める。
駐車場目の前の信号を渡り、JR浜金谷駅でトイレを借りる。
JR浜金谷駅前
鋸山目指して歩を進めるが、迷わない程度に道標があり、導いてくれる。
山麓には、500円の有料駐車場が複数あり。
「観月台道」と「車力道」との分岐(分岐A)が登山口となるが、登山口へ向かう途中、JR内房線の線路下を抜ける。
JR内房線の線路下を抜ける
この線路下で、リス(ニホンリス?)の出迎えを受けた。
登山口となる「分岐A」へ到着。
観月台道と車力道の分岐となるが、今回は左側の車力道を進む。
右が私道?、中央が観月台道(階段の道)、左が車力道となる。
緩やかな勾配の鋪装道を登っていくと、正面に鋸山が見え隠れする。
さらに進むと、高速道路の下へ出る。
ここは「分岐B」となっており、高速道路の下をくぐらずに、左側を進む。
分岐Bから少し進むと,歴史を感じる古道(車力道)となる。
本格的な車力道への入口である。
車力道を登って行くと、石切場跡が見えてくるが、まずは鋸山山頂と展望台を目指す。
鋸山山頂並びに展望台方面と石切場跡の分岐が「分岐E」となる。
分岐Eから急登すると分岐Fへ出る。
この分岐Fが山頂と展望台の分岐となる。
まずは山頂を目指す。
山頂手前のピークにはヤマツツジが咲いていた。
金谷公園駐車場から、およそ1時間で鋸山山頂へ到着!
一等三角点がある。海も見える。
山頂から引き返し、分岐Fへ戻る。
ここから「東京湾を望む展望台」へ。東京湾を望む展望台は、その名のとおり、東京湾が一望できる。
ベンチがいくつもおかれ、小休止にはもってこいの場所がゆえに、多くの人で賑わっていた。
賑やかな展望台を後にして、分岐Eへ戻り、石切場跡地へ。
石切場跡地は、まるでいにしえの古代遺跡のようにも見える。
天空の城ラピュタにたとえる人も多い。とにかく異空間だ。
石を切り出した跡をよく見ていると、当時の石切職人の遊び心が・・・
今様に言うと「落書き」だろうか。
岩壁の間をさらに進む。
「分岐D」から「岩舞台」を目指す。
「岩舞台」から「分岐D」にもどり、次の目的池である「日本寺」を目指す。
石切場跡地から日本寺への入口となる「日本寺北口管理所」へ出る。
拝観料700円を納め、境内へ。
ゲートを入ってすぐに「百尺観音」が出迎えてくれる。
百尺観音からさらに階段を急登すると、有名な「地獄のぞき」
地獄のぞき
地獄のぞき周辺からの眺望も素晴らしく、東京湾が一望できる。
日本寺境内を散策する。
散策といっても、急な階段の上り下りの連続で、とにかく疲れる。
この大仏は、高さが31メートルあり、日本一の大仏さまとパンフレットには書かれていた。
確かに、奈良や鎌倉の大仏様よりはおおきいだろうが、牛久大仏は120メートルあるのだが・・・
まぁ、牛久大仏は立像であり、こちらは坐像ということにしておこう。
せっかくなので、下山には鋸山ロープウェイを利用してみた。
下山後、名物?アジフライを食べようと、「孤独のグルメ」でイノガシラさんが訪れた店を訪れたのだが、2時間待ちと言われて断念。
金谷公園横にあるお店にも向かってみたものの・・・残念
東京湾には、空母が
あじフライが食べられなかったのが心残りな、鋸山登山だった。
「トレッキング・登山」カテゴリの記事
- クリンソウ咲く 奥日光 千手ヶ浜(2025.06.07)
- 南会津 駒止湿原へ(2025.06.06)
- 奥那須の秘湯 三斗小屋温泉へ(2025.05.18)
- 茶ノ木平から半月山へ ~アカヤシオ~(2025.05.05)
- 中禅寺湖北岸トレイル ~オオヤマザクラと玉咲サクラソウ~(2025.05.04)