東京・谷中七福神めぐり
近頃、天気が優れない時は山ではなく、七福神巡りなどの散策を楽しんでいる。
今回は江戸(東京)谷中七福神めぐり。
谷中七福神めぐりは、250年程前から始まったとされる江戸最古の七福神と言われている。そして、一般的な七福神めぐりは、神社と寺院が混在しているのが普通だが、ここ谷中七福神は寺院のみ。
各寺院での御朱印(500円)は通年いただけるが、七福神巡り専用の台紙は、1月1日から1月10日の期間限定。
多くの寺院では御朱印受付所が設置されていないので、その時は勇気をだして社務所(ほぼ玄関)のインターホンを押すことになる。
前回の浅草名所七福神めぐりのような派手さは一切ない。
東京都北区田端(JR田端駅)から、荒川区西日暮里(西日暮里駅)、そして台東区谷中、上野公園(日暮里・上野駅)と、3つの区をまたぐおよそ5.5キロ、歩いて1時間半ほどの散策コース。
まずは【東覚寺】(福禄寿) 田端
山門の石造金剛力士像は「赤紙仁王」と呼ばれており、自分の身体の不調な箇所に赤紙を貼ると治ると言われている。
【青雲寺】 (恵比寿) 西日暮里
江戸時代には花見の場所として賑わったことから「花見寺」とも呼ばれている。
【修性院】 (布袋尊) 西日暮里
青雲寺とともに花見の名所として、歌川広重の「名所江戸百景」の「日暮里寺院の林泉」に描かれている。
【天王寺】 (毘沙門天) 谷中
元禄3年(1690年)の「元禄大仏」がひときわ目立つお寺。
【長安寺】 寿老人 谷中
ここの寿老人像は、徳川家康公の寄進と伝えられている。
【護国院】 大黒天 上野公園
天海僧正が東叡山寛永寺の開山と同時に創建させた寛永寺最初の子院
護国寺
【不忍池辯天堂(寛永寺)】 弁才天 上野公園
不忍池の中島に建てられたお堂。
本尊である辯才天は、八本の腕を持ち、煩悩を打ち壊す武器を手にしている「八臂辯才天」
「谷中七福神」に加えて、上野公園周辺のパワースポットを巡る。
清水観音堂境内にある「月の松」
松の輪の向こうに見えるのは不忍池辯才堂
上野東照宮から見上げる旧寛永寺五重塔
そして、お顔だけの大仏様、上野大仏とパゴタ(仏塔)
上野大仏は、絶対に落ちないということで、いまや合格祈願のパワースポットとなっている。
結びに、湯島天神へ
湯島天神のそばの「うさぎや」で名物のどら焼きを購入
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