出羽三山詣-羽黒山-
出羽三山は、羽黒山(414㍍)・月山(1,984㍍)・湯殿山(1,504㍍)の三山の総称。
羽黒山が現世、月山が死後、湯殿山が再生を意味し、「生まれ変わり」の山として古来から信仰を集めている。
まずは現世の幸せを祈願するため、羽黒山へ。
参道入口に立つ大鳥居をくぐり、朱塗りの随神門へ。
明治以前、神仏混淆時代は仁王門であったとのこと。
随神門より本殿まで、羽黒山の石段が続く。
石段は、2,446段、約2キロ、およそ1時間の登りとなる。
随神門から石段を若干下ると、いくつもの社が祀られている。
社を過ぎると朱塗りの神橋へ
「祓川」を渡り、須賀の滝へ
古来、いわゆる祓の場で、ここで身を清めて参拝したようだ。
石段を少し進むと、まず圧倒されるような巨木に出会う。
「爺(じじ)スギ」と呼ばれ国天然記念物となっている。
樹齢がおよそ千年以上、羽黒山で最大最古の巨木である。
爺スギの奥に建つのが、「国宝 羽黒山五重塔」
平安時代、平将門公の創建と伝わり、柿葺(こけら)、三間四方、五層素木造で、東北最古の建造物と言われている。
五重塔を過ぎると、杉並木の中の登りとなる。
この羽黒山杉並木は。樹齢300年~500年、400本余りの特別天然記念物となっている。
本殿手前(山頂手前)の石段には、いにしえの人の「落書き?」がある。
山頂鳥居をくぐると、本殿へ出る。
約1,400年前に、崇峻天皇の御子、蜂子皇子によって開山された羽黒修験道の総本山。
境内には、重要文化財の本殿「三神合祭殿」、蒙古襲来の平定祈願の奉賽として鎌倉幕府より奉納された「建治の大鐘」など多くの文化財、史跡がある。
羽黒山、月山、湯殿山の神々を祭っている。
さぁ、次は月山へ
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