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December 2022

2022.12.31

愛宕山から難台山へ 2022年登納め

 2022年の登納めに、茨城県石岡市と笠間市の境に位置する愛宕山・難台山を訪れた。
 スタートは、愛宕神社麓の「あたご天狗の森駐車場」から。

駐車場から太平洋方面の眺め
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 近くには、最近再整備された「あたご天狗の森スカイロッジ」がある。

スカイロッジ
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 駐車場からスカイロッジ横を通り、駒場地区への分岐を過ぎると登山口となる。

難台山への登山口
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 愛宕から難台山にかけては稜線歩きとなる。
 トレイルは凸凹も少なく幅広で歩き易いが、所々で岩場を抜ける。
 ただし、アップダウンが連続し、結構な急登もある。

歩き易いトレイル
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 南山山頂の南山展望台(跡)を過ぎ、団子石峠へでる。
 団子石峠は鋪装された林道で、笠間市駒場地区と石岡市瓦谷地区を結んでいる。

団子石峠から難台山への入口
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峠の名の由来となった「団子石」
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 団子石から心臓破りの急登となる。
 急登の先には・・・・・筑波山が望める好展望地がある。

筑波山
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 屏風岩を過ぎるとまもなく難台山の山頂だ。
 標高553メートルの山頂には、小さな祠が祀られている。

難台山山頂
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山頂からの加波山
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 難台山から今来たトレイルを引き返す。
 途中、団子石峠で駒場地区へ下り、滝入不動尊にご挨拶する。

駒場地区の道祖神
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滝入不動尊(お堂)
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 滝入不動尊からは、車を駐めたあたご天狗の森駐車場へ登り返すことになる。

 今度は、岩間駅から愛宕・難台・吾国山、そして福原駅とつないで歩いてみたい。
 

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2022.12.30

雨巻山~高峰~仏頂山 栃木・茨城の県境尾根縦走

 栃木と茨城の県境尾根である、雨巻山・高峰・仏頂山を縦走した。
 スタートは雨巻山登山のべースである大川戸駐車場。
 まずは西の尾根にあたる三登谷山(標高433メートル)を目指す。

 三登谷山の山頂には、テーブルとベンチが置かれ、日光連山や高原山の眺望が素晴らしい。

三登谷山の山頂
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日光連山の眺望
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 三登谷山の山頂から、西側の尾根伝いに雨巻山の山頂へ。
 途中、2ヶ所程、ベンチの置かれた富士山が望める展望地がある。

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左奥に筑波山が小さく見える
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 雨巻山の山頂(標高533メートル)は、意外と開けているので、休憩適地。

雨巻山山頂
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 雨巻山の山頂から、南へ下り始めると、すぐに「展望台」に遭遇する。

展望台
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 この展望台、周囲の木々が生長し、まったくの展望なし。

 展望台を後にし、深沢峠まで急な斜面を一気に下降する。
 急斜面と落ち葉とで、何度もスリップし、転倒しそうになった。

 標高398メートルピークには、国土地理院の三角点、文久の年号の入った大きな石の祠が祀ってあった。

三角点
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文久二(1861年)が見て取れる大きな石造りの祠「浅間宮」:屋根が落ちている
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 雨巻山から深沢峠めでのルートは「富士見コース」と呼ばれており、昔は富士山を望むことができたのだろう。
 石の大きな祠は、後で確認すると「浅間宮」のようだ。なるほど。

 高峰山との鞍部にあたる「深沢峠」、今は県道286号線が走る鋪装道路だが、峠へ出たら左へ少し下る。 
 道路沿いに案内板があるので、その林道(鋪装路)を右へ入っていくと高峰山への入口がある。

深沢峠
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高峰山への入口(左の階段から入山)
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 ここから高峰山を経て仏頂山への登山路には、やたらと長く急な階段が整備されている。
 整備をしてくれた方々には申し訳ないが、疲れている登山者の登坂意欲をなえさせるには十分な威力がある。

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 高峰山の山頂手前には、パラグライダー(ハンググライダー)の飛行台があり、筑波山方面の好展望地となっている。
 見晴らし、陽当たり抜群で、ずっと横になっていたい素晴らしい場所だ。

コース上随一の休憩スポットからの見晴らし(右に加波山、奥に筑波山)
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 飛行台から山頂まではすぐ。
 国土地理院の三角点と、一台のテーブルが置かれており、眺望ははぼゼロ。

高峰山の山頂
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 ここから途中、奈良駄峠を経て、仏頂山を目指してのアップ・ダウンとなる。
 やはり急階段には泣かされる。

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桃太郎石?
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 やがて標高430メートルの仏頂山の頂へ!眺望はゼロ。

仏頂山
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 仏頂山麓の楞厳寺まで下山する。

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 山麓(楞厳寺境内地)には、鎌倉時代から18代にわたってこの地を治めた笠間氏累代の墓や、室町中期の創建といわれている「竟堅門」と呼ばれる山門もあり、疲れ切った登山者の心を癒やしてくれる。

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 木々の葉が落ちきっており、林床にも冬の陽射しが入るので、おおむね明るい雰囲気の中を歩くことができた。
 登山道も明瞭で道迷いの心配はない。
 特に高峰山頂付近のグライダー飛行台は一日でも過ごせるほど雰囲気の良い場所だった。
 ただ、高峰から仏頂の間に頻繁にあらわれる「急な階段」に体力が奪われてしまう。

 およそ14キロ程だろうか? 大川戸駐車場から楞厳寺山門まで、休憩を入れて5時間30分程の行程だった。

 

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2022.12.28

浅間外輪山 黒斑山へ

 今シーズンの雪山登山第1段!
 足慣らしをかねて、年末恒例の黒斑山(標高2404メートル)を訪れた。
 天気は晴朗、時折吹く風も穏やかで、絶好の雪山登山日和。
 しっかりと踏み固められたトレイルに12本爪アイゼンがしっかりと食い込み歩き易かった。

槍が鞘からの浅間山
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 黒斑山は、群馬県と長野県の県境に位置する浅間山(標高2568メートル)の西側に連なる外輪山の最高峰で、「ガトーショコラ」と称される雪を戴いた浅間山眺望のベストポイント。

 登山口は、高峰高原ホテル・高峰高原ビジターセンターがある車坂峠から。

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 車坂峠から黒斑山山頂までは2コース(表コース・中コース)あるが、眺望の素晴らしい表コースを進む。
 登初めてしばらくすると、車坂山頂上付近で第1の展望ポイントへ。
 八ヶ岳や富士山が一望できる。

車坂山からの八ヶ岳
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金峰山・瑞牆山の奥に富士山が頭をだしている。
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 車坂山から一度下ってから登り返す。
 標高が上がるにつれ、素晴らしい眺望が・・・秩父、富士山、南アルプスから中央アルプス、御嶽、乗鞍、北アルプスと名だたる山が一望できる。

高峰高原
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高峰高原と右に四阿山、奥に妙高
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 平日ではあるが、多くの登山者で賑わっている。

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北アルプス(穂高から槍ヶ岳)
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 眺望を楽しみながらゆっくりと標高を上げていくと、突然、本当に突然に、雪を戴いた浅間山(通称ガトーショコラ)が目の前に飛び出してくる。

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 標高も高くなり、周囲の木々には氷の花が咲いている。

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 ドーム型の避難所を過ぎ更に登ると「槍ヶ鞘」へ出る。
 ここで浅間山が全景を見せてくれる。浅間山絶好の展望地である。

槍ヶ鞘から
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 標高2260メートルの槍ヶ鞘から、次の絶景ポイントの「トーミの頭」(標高2309メートル)まで一気に急斜面を登り切る。
 空があまりにも青く吸い込まれそうだ。

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絶景ポイントの「トーミの頭」から

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穂高から槍
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美ヶ原の奥に御嶽山
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登ってきた槍ヶ鞘方面を振り返る
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これから向かう黒斑山の山頂
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 ここから「ガトーショコラ」オンパレード

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 浅間山の左手奥に日光連山が見える。
 頭の丸い日光白根、真ん中に女峰山、右手に男体山

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ガトーショコラ
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 トーミの頭からの切れ落ちた急斜面にはカモシカの姿が確認できた。

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 黒斑山山頂です。

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 山頂で一緒になったパークレンジャーの方と下山。
 八ヶ岳の真ん中から見えていた山が、南アルプスの甲斐駒ヶ岳と北岳だということを教えていただいた。
 また、笠雲が出来ると風が強くなるということも教えていただけた。

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 下山には、樹林帯の中で眺望は利かないが、ずっと下りとなる「中コース」を利用。
 下山後は高峰高原ホテルでコーヒーで一服。

 現在、高峰高原ホテルは、日帰り温泉とコーヒーラウンジのみの営業で、宿泊はできないとのこと。
 宿泊再開のメドはたたず、おそらく系列の「高峰マウンテンホテル」へ引き継がれるらしい・・・。
 毎年利用していただけに、残念( ; ; )。

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2022.12.25

涸沼 北岸ウォーク

 ラムサール条約に登録されている茨城県の涸沼(ひぬま)を、一周に向けた偵察のために訪れた。
 勝手が分からないため、とりあへず湖畔に沿って歩けそうな北岸を試してみた。

 親沢公園(キャンプ場)の駐車場に車を駐め、可能な限り湖畔に沿いながら広浦公園(キャンプ場)まで歩き、折り返すコースとなった。

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 ほとんど人通りのない、寂しい北岸沿いだったが、途中に一箇所、やたらと車の停まっている飲食店があった。
 「うなぎや」といううなぎ屋で、ここ一箇所だけが賑わっていたので、つられて店内へ。

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 うなぎと一緒に、ヤマトシジミの汁も楽しむことができた。

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