浅間外輪山 黒斑山へ
今シーズンの雪山登山第1段!
足慣らしをかねて、年末恒例の黒斑山(標高2404メートル)を訪れた。
天気は晴朗、時折吹く風も穏やかで、絶好の雪山登山日和。
しっかりと踏み固められたトレイルに12本爪アイゼンがしっかりと食い込み歩き易かった。
黒斑山は、群馬県と長野県の県境に位置する浅間山(標高2568メートル)の西側に連なる外輪山の最高峰で、「ガトーショコラ」と称される雪を戴いた浅間山眺望のベストポイント。
登山口は、高峰高原ホテル・高峰高原ビジターセンターがある車坂峠から。
車坂峠から黒斑山山頂までは2コース(表コース・中コース)あるが、眺望の素晴らしい表コースを進む。
登初めてしばらくすると、車坂山頂上付近で第1の展望ポイントへ。
八ヶ岳や富士山が一望できる。
車坂山から一度下ってから登り返す。
標高が上がるにつれ、素晴らしい眺望が・・・秩父、富士山、南アルプスから中央アルプス、御嶽、乗鞍、北アルプスと名だたる山が一望できる。
平日ではあるが、多くの登山者で賑わっている。
眺望を楽しみながらゆっくりと標高を上げていくと、突然、本当に突然に、雪を戴いた浅間山(通称ガトーショコラ)が目の前に飛び出してくる。
標高も高くなり、周囲の木々には氷の花が咲いている。
ドーム型の避難所を過ぎ更に登ると「槍ヶ鞘」へ出る。
ここで浅間山が全景を見せてくれる。浅間山絶好の展望地である。
標高2260メートルの槍ヶ鞘から、次の絶景ポイントの「トーミの頭」(標高2309メートル)まで一気に急斜面を登り切る。
空があまりにも青く吸い込まれそうだ。
絶景ポイントの「トーミの頭」から
ここから「ガトーショコラ」オンパレード
浅間山の左手奥に日光連山が見える。
頭の丸い日光白根、真ん中に女峰山、右手に男体山
トーミの頭からの切れ落ちた急斜面にはカモシカの姿が確認できた。
黒斑山山頂です。
山頂で一緒になったパークレンジャーの方と下山。
八ヶ岳の真ん中から見えていた山が、南アルプスの甲斐駒ヶ岳と北岳だということを教えていただいた。
また、笠雲が出来ると風が強くなるということも教えていただけた。
下山には、樹林帯の中で眺望は利かないが、ずっと下りとなる「中コース」を利用。
下山後は高峰高原ホテルでコーヒーで一服。
現在、高峰高原ホテルは、日帰り温泉とコーヒーラウンジのみの営業で、宿泊はできないとのこと。
宿泊再開のメドはたたず、おそらく系列の「高峰マウンテンホテル」へ引き継がれるらしい・・・。
毎年利用していただけに、残念( ; ; )。
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