浅間山の紅葉~外輪山一周コース~
金色に輝くカラマツ林の黄葉を求め、浅間山の外輪山(車坂峠→表コース→黒斑山→蛇骨岳→仙人岳→鋸岳→Jバンド→賽の河原→湯ノ平→草すべり→中コース→車坂峠)をぐるっと一周するコースを歩いてきた。およそ10キロ、6時間程の行程だった。
登山口はいつもの車坂峠。
高峰高原ビジターセンターの駐車場に車を停め、6:00登山開始。
平日ということもあってか、駐車場はまだ余裕があった。
車坂峠の山の神様に道中の安全を祈願し、いざ出発。
地面には霜が降りていた。
シラビソなどの樹林帯の中を登って行くと、途中で数カ所だが、展望の開ける所がある。
そんな好展望地からの眺め・・・
登ること1時間程で、避難用のシェルターへ
シェルターから10分程で、樹林帯を抜け出し、浅間山の絶好の展望地である「槍ヶ鞘(やりがさや)へ出る。
突然目に飛び込んでくる美しい浅間山のシルエット
この槍ヶ鞘から好展望の尾根筋歩きとなる。
15分の急登で「トーミの頭」へ。
トーミの頭からは、富士山、八ヶ岳、乗鞍岳、御嶽山、北アルプスなどの山々が一望できる。
佐久の街の向こうに八ヶ岳
八ヶ岳中央の奥には甲斐駒ヶ岳も見える
トーミの頭から、次は外輪山の最高峰「黒斑山」(2404メートル)を目指す。
黒斑山の頂付近からの浅間山と外輪山に囲まれた火口原
外輪山の尾根筋からは、どこからでも均整のとれた浅間山の姿を見ることができる。
黒斑山の山頂からは、一度樹林帯の中へ入る。
次のピークである「蛇骨岳」を目指す。
どこからでも浅間山の絶景が目に飛び込んでくる。
蛇骨岳のピークで、冬毛になった真っ白な「テン」が出迎えてくれた。
これほど至近距離での遭遇も珍しい。
振り返れば黒斑山をのぞむことができる。
遠く日本海の方には、白馬三山や五竜岳、鹿嶋槍ヶ岳なども望むことができる。
外輪山の尾根を仙人岳目指して進む。
賽の河原(火口原)のカラマツ林が黄金に輝いている。神々しい!
仙人岳(標高2319メートル)へ。
雲がなければ遠く日本海まで見通すことができる。
これまで歩いてきた蛇骨岳などの浅間外輪山が一望
賽の河原のカラマツ林
遠景は八ヶ岳
浅間山がどんどん近くなっていく。
鋸岳(標高2254メートル)から稜線を引き返し、「Jバンド」から賽の河原の底へ険しい岩場を下りて行く。
見上げれば、さっきまで歩いていた険しい外輪山の稜線が・・・
賽の河原はいわゆる火口原だ。
一面カラマツ林の賽の河原をいく。
賽の河原分岐へ到着。
本当ならここから前掛山(浅間山)へ登っていけるのだが、火山周辺警報レベル2であるため、通行不可。
湯ノ平口分岐(湯ノ平分岐)を経て、通称「草すべり」の急登を登り返す。
火口原の底から、外輪山(トーミの頭)を仰ぎ見る。
あの絶壁(草すべり)を登って行くのだ。ヒェー
絶壁の急登にはいじめ抜かれるが、実はここからがこのコースの圧巻でもある。
草スベりから望む浅間山は、まさに絶景である!!
再び外輪山の稜線に出たら、「中コース」で1時間程かけて車坂峠へ戻る。
「中コース」は樹林帯の中を歩くことになるので、ほとんど眺望はないが、唯一、行く手が開ける所がある。
早朝6時に車坂峠を出発し、戻ったのが12時半・・・
カラマツ林の黄葉の一番良いときにこれたのではないだろうか。
早朝には空きのあった駐車場も満車であった・
「トレッキング・登山」カテゴリの記事
- クリンソウ満開の千手ヶ浜へ(2024.06.09)
- 奥日光~芽吹き~(2024.05.12)
- 奥久慈トレイル ~明山へ~(2024.05.04)
- 春の奥日光・中禅寺湖畔ウォーク(2024.05.05)
- 新緑の難台山(2024.04.29)
「日本百名山」カテゴリの記事
- 黒斑山(くろふやま)へ(2024.02.11)
- 浅間山の紅葉~外輪山一周コース~(2023.10.24)
- 三斗小屋温泉へ(2023.05.21)
- 早春の黒斑山(2023.03.05)
- 浅間外輪山 黒斑山へ(2022.12.28)