雪割草咲く角田山
今年で連続6回目、新潟県新潟市の花の名山「角田山(かどたやま)」を訪れた。
角田山は新潟市内では多宝山に次ぐ標高482メートルの高さだが、田中澄江の「新・花の百名山」として紹介されるなど、花の名山としてよく知られている。特に、3月中旬から4月にかけては、山全体が雪割草(オオミスミソウ)やカタクリの花で埋め尽くされる。
例年のことだが、公認ルートではないルートである「桜尾根コース」から登り、公認コースの灯台コースで下山する。
角田山には全7コースが公認ルートとなっており、ガイドブック等では、その7コースのみが紹介されている。
海抜0メートルの海岸沿いの駐車場から登山がスタートする。
海から山頂へ、そして山頂から海へと、まさに「シーツーサミット」である。
日本海を背にしながら急な斜面を登り出すと、ほどなくして雪割草と出会うことができる。
この雪割草は太陽光や温度によって花が開いたり閉じたりするデリケートさを持っているため、早い時間からの登山はお薦めしない。
まずは角田山の主役、春の花々を紹介する。
雪割草(オオミスミソウ):私はこの花が一番好きかもしれない。
白色からピンク、青、紫 淡い色から濃い色まで・・・実に多彩である。
山頂までの登山道には、雪割草以外にも多くの春の花が咲いている。
山頂付近は雪におおわれていた。
角田山の山頂は広く、下山路を間違えないようにすることが必要だ。
休憩舎やバイオトイレもある。
山頂からは日本海を目指して灯台コースから下山する。
灯台コースも春の花であふれている。
灯台コースの主役はカタクリだ。
まだちょっと早かったか。
当然のことだが、ここでも雪割草は咲いている。
灯台コースは、樹林帯を抜けると、眼前に一気に日本海が広がる。
ここからは海を見ながら岩稜帯を下って行く。
後ろを振り返る(山頂は奥にあり見えない)
この山の自然が守られることを願っている。