尾瀬とその周辺

2021.06.27

会津駒ヶ岳 滝沢登山口~キリンテ登山口へ

 雪融けがすすむ会津駒ヶ岳
 山頂から大津岐峠を結ぶ稜線上(富士見林道)では、シラネアオイやハクサンコザクラが咲き出している。

天空のフラワーロード(富士見林道)
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 会津駒ヶ岳登山者駐車場を午前5時に出発
 5時半に滝沢登山口の急階段から本格的登山道へ
 滝沢登山口までの鋪装道路横ではヤグルマソウの群落が出迎えてくれた。

ヤグルマソウ
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 ブナの木々の間を抜け、1時間半ほどで「水場」へ到着。
 会津駒ヶ岳でみがかれた清水を求めて、湧き出し口へ

会津駒ヶ岳のブナ林
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水場
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清水の湧き出し口(崖を少し下りる)
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 「水場」を過ぎると、登山道の傍らに、いろんな高山の花が見られるようになる。

マイヅルソウ
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ユキザサ
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ツバメオモト
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色鮮やかなミツバツツジ
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タケシマラン
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イワナシ
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エンレイソウ
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コミヤマカタバミ
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サンカヨウ(蕾み)
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ノウゴウイチゴ
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ショウジョウバカマ
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 樹林帯を抜けると目の前に会津駒ヶ岳へと続く稜線が・・・
 所々、雪が残っているが、アイゼンは必要なし。

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湿原の中の小さな池塘(奥が会津駒の山頂)
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 ワタスゲがゆれている

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 駒の小屋目指して急登
 本来なら左手に燧ヶ岳の雄姿が望めるのだが、あいにく雲の中

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 ハクサンコザクラが数輪、咲き出している

ハクサンコザクラ
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 雪渓を急登し、駒の小屋へ

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 会津駒ヶ岳の山頂へ
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 山頂から駒の小屋へ戻り、百花繚乱の富士見林道を経て、キリンテへ
 燧ヶ岳を正面に、楽しい稜線歩きとなる。

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 さっそくミツバオウレンやツマトリソウ、ゴゼンタチバナ、イワカガミが出迎えてくれる。

ミツバオウレン
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イワカガミ
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ツマトリソウ
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 本日の目的、メインエベンターの登場・・・日本固有種、一属一種

シラネアオイ
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 滅多にお目にかかれないハクサンチドリやオオバキスミレなども・・・

ハクサンチドリ
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オオバキスミレ
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 所々、雪渓上を歩くが、危険はない。

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 雪融けが進んだ小さな湿原には、ハクサンコザクラが数輪・・・

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 大津岐峠からキリンテ登山口までは、一気に下降する。
 比較的歩き安き登山道である。

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 キリンテからは、以前は11時頃にバスがあったのだが、ダイヤ改編で登山口へのバスの時刻は13時半・・・
 待っていてもしょうがないので、約4キロの鋪装道をひたすら歩いて登山者駐車場へ戻った。

 何キロ歩いたのだろう? 時間にして8時間以上の山歩きだった。

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2020.08.02

会津駒ヶ岳 夏

 会津駒ヶ岳は、いつ訪れても気持ちが良い。
 頂上稜線上の駒ノ池周辺では、ハクサンコザクラの群生が見頃を迎えていた。

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 いつも通り、国道352号沿いの檜枝岐村営グランド駐車場に前夜泊。
 近くにきれいな道の駅が整備されたためか、自分の車が貸し切り状態。

 早朝4時半に歩きだし、滝沢登山口は5時のスタートとなった。

滝沢登山口
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 清々しいブナの森を抜けていく。

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 滝沢登山口からおよそ2時間で森を抜け、見晴らしの良い稜線上へ出る。

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 後ろを振り返ると、下界は雲海の下に・・・

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 会津駒ヶ岳の特徴でもある池塘が姿をあらわす。
 池塘周辺には、キンコウカ、ミツガシワ、サワランなどが咲いている。

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キンコウカ
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ミツガシワ
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サワラン
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食虫植物(モウセンゴケ)
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 山頂直下の駒ノ小屋へと続く小路 

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 右手に視線を転じれば、燧ヶ岳や至仏山・・・まさに絶景

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 滝沢登山口から2時間半で駒ノ池、駒ノ小屋

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 駒ノ池周辺には、チングルマ、そしてハクサンコザクラの群生が見頃を迎えている。

チングルマ
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ハクサンコザクラ
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 愛すべき駒ノ小屋もコロナ対策中・・・

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 ここからは、駒ヶ岳を背に、燧ヶ岳を正面に、稜線上の天空ロードを大津岐峠目指して進む。
 一番のお気に入りコース。

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 大津岐峠までの稜線には、色とりどりの花が咲いている。

ミヤマリンドウ
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イワカガミ
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オオバギボウシ
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ツリガネニンジン
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 稜線から後ろを振り返れば、そこに駒ヶ岳

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 大きな声でホシガラスもお出迎え

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 滝沢登山口から4時間、やっとのことで大津岐峠へ。

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 大津岐峠からは、キリンテ目指して一気に下降する。

 11時、キリンテに到着。
 キリンテ発11時22分のバスに間に合った・・・・・ 

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2019.09.29

会津駒ヶ岳~金色の草紅葉~

 草紅葉がそろそろ良い感じになって来たのではないかと、会津駒ヶ岳を訪れた。
 国道沿いの檜枝岐グランド横の登山者用駐車場に前夜泊し、会津駒ヶ岳から中門岳を巡る草紅葉満喫コース。
 曇天のあいにくの天気だが、雨に降られなかったので楽しむことができた。

会津駒ヶ岳
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 早朝5時半登山開始。
 見晴らしの利かない樹林帯を登ること2時間、7時半に水場に到着。
 ブナやダケカンバなどの木々の紅葉はこれからだが、低木が所々で色付いていた。

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 標高を上げるにつれ、なんとなく赤や黄に染まりだした木々も目に付くようになる。

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 登山開始から3時間、やっとのことで駒ノ小屋が見えだした。
 この辺りから一気に眺望が開け、金色の草紅葉が目に飛び込んでくる。

 何度来ても見飽きることがない絶景!

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 左手には、燧ヶ岳や至仏山などの尾瀬の山々が・・・

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 駒ノ小屋、駒ノ池へ到着、小休止。
 駒ノ池の水面はさざ波がたっており、これから向かう会津駒ヶ岳の山頂部分が揺れている。

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 山頂直下から駒ノ小屋方面を振り返る。
 日光連山や日光白根山、そして燧ヶ岳や至仏山、上州武尊、そして遠くに富士山まで見渡せる絶景ポイント。

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 およそ4時間弱で会津駒ヶ岳の山頂へ到着。
 山頂でちょっと雨に降られてしまったが、それもまたよし。

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 山頂から、さらに中門岳を目指す。
 金色の草紅葉ロードが果てしなく続く。

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 草紅葉と池塘の組み合わせが絶妙に美しい。

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 中門岳へ到着。
 中門岳と言っても、ピークがある訳ではない。

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 中門岳から更に奥へ進む。

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 中門岳から最奥まで進み、折り返して駒ノ小屋へ戻る。

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 燧ヶ岳、至仏山、上州武尊の三山の中央に、尾瀬ヶ原が見える。

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 駒ノ小屋で小休止の後、一気に下山する。

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 今回のコースは、8時間、18キロ程の行程だが、バテずに歩き通すことができた。

 

 

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2019.05.04

会津駒ヶ岳

 「令和」最初の記念登山は、檜枝岐村の会津駒ヶ岳へ。

白銀の会津駒ヶ岳
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 檜枝岐村、国道352号線沿いの村営テニスコート横の駐車場に前夜泊し、早朝5時半に会津駒ヶ岳山頂を目指して出発。

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 国道沿いの登山口から林道(鋪装された車道)をしばらく歩く。

国道352号線沿いの登山口
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 車道を少し入るとまだしっかりと雪が残っている。

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 途中、車道から離れて「近道」を歩く。
 登山道沿いには、マンサクやイワナシの花が咲いていた。

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 国道沿いの駐車場から歩くこと40分、登山口の階段までやってきた。
 ここから本格的な登山がスタートする。

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 しばらく登ると、カモシカがお出迎え。

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 階段を登ってしばらくは登山道に雪はないが、営林署の看板の先からしっかりと雪が残っている。
 営林署の看板のところでアイゼンを装着し、まずは最初の難関、ヘリポート直下の壁を登る。

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 ヘリポートを過ぎると、あたりはブナの森へ。

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 ブナの森から、シラビソなどの針葉樹林帯へと植生がかわり、そこを抜けると視界が一気に開ける。

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 右手には、これから目指す会津駒ヶ岳が・・・・・

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 左手には燧ヶ岳を筆頭に尾瀬の山々が・・・・・

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 眺望を楽しみながら、白銀の急斜面を、まずは駒ノ小屋を目指してひたすら登る。

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 とにかく絵になる燧と至仏、そしてそこへ続く天空回廊

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 駒ノ小屋で小休止。小屋は営業している。

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 駒ノ小屋から山頂までは、雪の上を一直線に直登する。
 こんなことができるのも、この時期だけ。

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 休みながらも一歩一歩確実に前へ・・・・・・この先には何が?

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 会津駒ヶ岳の山頂

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 雪がないと木立に遮られる視界も、今日は360°の大展望・・・・・
 燧や至仏に代表される尾瀬の山々、日光白根山や日光の山々、平ヶ岳、苗場山、越後駒ヶ岳、遠くに飯豊山など、数え上げればきりが無い程。

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 山頂でしばしお昼寝

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 疲れた体にムチ打って、仕方なく下山・・・・・

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 最後にもう一度、尾瀬の山々と駒ノ小屋

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 下りの楽しみは「シリセード」、ただしヘリコプターを呼ばない程度に楽しみましょう。

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 5時間かかった登りも、下りは2時間。
 登山口階段から駐車場まで車道を歩いたが、至る所にエゾエンゴサクが咲いていた。

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 車道を歩いていると、3人組の制服警官と遭遇・・・・・?

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2018.06.24

シラネアオイ咲く会津駒ヶ岳 

 シラネアオイに会いたくて・・・・・会津駒ヶ岳を訪れた。
 国道沿いの会津駒ヶ岳登山者駐車場に前夜泊し、滝沢登山道から駒ノ小屋、富士見林道を通って大津岐峠からキリンテへ下山するという、シラネアオイなどの花々の咲く天空回廊コース。

本日のメインエベンター その1 「シラネアオイ」
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本日のメインエベンター その2 「ハクサンコザクラ」
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 午前4時半に駐車場を出発し、駒ノ小屋下の展望ベンチへ着いたのが7時。見上げる会津駒ヶ岳は、まだ少しだけ雪が残っている所が見える。

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 駒ノ小屋直下の湿原では、ハクサンコザクラが咲き出した。
 前方を見上げれば駒ノ小屋、足もとを見ればハクサンコザクラ・・・・・

駒ノ小屋直下のハクサンコザクラ
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ショウジョウバカマも咲いている
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駒ノ小屋
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 左手には、これから向かう富士見林道が燧ヶ岳方面へ延々と続いている。

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 駒ノ小屋で、駒ノ池ごしの会津駒ヶ岳を眺めながら、しばし休憩。

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 名残惜しいが、今日は山頂へは向かわず、燧ヶ岳に向かって富士見林道を進む。

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 ここまで咲いていた可愛い高山のお花たち・・・・・

イワナシ
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ミツバオウレンが真っ盛り
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ノウゴウイチゴ
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シャクナゲもまだまだ見頃
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イワカガミも花の盛り
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ゴゼンタチバナは盛り過ぎ
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オオバキスミレも残っていた
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 そして、いよいよメインエバンターの登場・・・・・駒ノ小屋から大津岐峠間の天空回廊に咲く花々

まずは・・・ハクサンチドリ
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続いて・・・シナノキンバイ
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そして・・・シラネアオイ
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シラネアオイの蕾も・・・
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 所々にハクサンコザクラも咲き出していた。

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 駒ノ小屋から大津岐峠の富士見林道は、とにかく眺望が素晴らしい。
 右手には越後駒ヶ岳や平ヶ岳を、正面には燧ヶ岳、至仏山、笠ヶ岳を、左手には日光白根山や日光連山を見ながら歩くことができる。

正面に燧ヶ岳、至仏山、笠ヶ岳
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振り返れば会津駒ヶ岳
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 大津岐峠
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 大津岐峠から尾瀬の山々にご挨拶。
 ここからキリンテへ向けて下山する。

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 キリンテへ向けて下山途中の眩しいばかりの新緑・・・・・

ホオの巨木
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 キリンテのバス停から、11時22分のバスで、登山口まで運んでもらった。運賃は290円だった。

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2018.05.20

新緑の玉原高原・鹿俣山(かのまたやま)

 玉原湿原からブナ平、そして標高1936メートルの鹿俣山へ、関東一を誇ると言われているブナ林の新緑を楽しむため、玉原高原を訪れた。

新緑眩しいブナの森を歩く
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 玉原湖畔のセンターハウスを起点に、玉原湿原→玉原越→1302.5m峰→ブナ平→鹿俣山→キャンプ場→センターハウスという、4時間半程度の周遊コース。

 ダム湖である玉原湖畔にあるセンターハウスの駐車場へ車を駐め、まずは玉原湿原を目指す。ブナ林からの湧水「ブナのわき水」を経て、しばらく道路を下ると左手に自然環境センターの建物がある。ここが湿原への入口となる。現在、残念ながら湿原遊歩道は工事中のため、周遊が出来ない状態になっている。

センターハウスに建つ案内板(ピンクの点線が今日のコース)
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ブナのわき水
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自然環境センター(WCあり)
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玉原湿原(ワタスゲが咲き出していた)
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 湿原の先、玉原越で右へ進む。しばらく急登すると、三角点のある1302.5メートル峰を越える。あたりは見事なブナの森となっており、ブナ平と呼ばれている。

ブナ林と言えばコシアブラ
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 立派なブナの巨木や巨石の上に根をはったブナ、ブナの根が地蔵のように見えるブナ地蔵など、見所に欠かない。

ブナ林を歩く
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タコのように根をはったブナ
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ブナ地蔵
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美しいブナの森20180520011

林床にはブナの芽が芽吹き・・・
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エゾハルゼミの抜け殻があちこちにある
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 ブナの森の林床には、いろんな春の花が咲き残っていた。

スミレ
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タケシマラン
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ツクバネソウ
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エンレイソウ
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そして氷の花
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 途中、スキー上のゲレンデに出るが、尾根沿いを進むと鹿俣山の山頂へ出る。

 鹿俣山の山頂からは、眼下に玉原湖が見える。

鹿俣山山頂
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山頂から見る玉原湖
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 帰路は、キャンプ場方面へ向かう。ここでも素晴らしいブナ林が広がっている。

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 下り始めてまもなくシャクナゲ群生地に着く。白やピンクのシャクナゲの花が咲き誇っている。このピークからは、鹿俣山や上州武尊山の雄大な姿を望むことができる。

シャクナゲの花が盛りを迎えている
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見事なシャクナゲの群生
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上州武尊山
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鹿俣山
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 下りの途中では谷川連峰を遠望することもできた。

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 さらに下り、ゲレンデに出ると、清水のせせらぎの中に、水芭蕉やリュウキンカが咲き残っていてくれた。

水芭蕉
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リュウキンカ
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ウスバサイシンですか?
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 そういえば、看板を飲み込んでいるブナの木も・・・・・

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2016.10.13

会津駒ヶ岳 秋から冬へ

 休みがとれたので会津駒ヶ岳を訪れた。
 例年ならブナ林のイエローロードが出迎えてくれるはず・・・・・だった。

 現実はいつでも厳しいもの・・・・・。
 ブナ林の黄葉はだいぶ遅れているようで、紅葉(黄葉)している葉々も、度重なる台風の影響からか茶色く枯れているものも多く、金色に輝くイエローロードという感じには程遠い。
 頂上稜線はガスで眺望ゼロ。

 それでも、やっぱり会津駒ヶ岳の黄葉したブナの木々は美しい。頂上稜線の草紅葉も神秘的でとても雰囲気が良かった。

会津駒ヶ岳の山頂
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 いつものように滝沢登山口からAM6:10登山スタート!!
 
これまで何回この階段を上り下りしたのだろうか。

滝沢登山口
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 登山道の黄葉は、水場あたりから良い雰囲気になっている。
 グリーンからライムグリーン、そしてイエローへの色彩の変化が楽しめる。

登山道の黄葉各種
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 樹林帯を抜けると一面草紅葉が広がっている。天気が良くないことをタダうらめしく思う。
 頂上直下、稜線上の駒の小屋もガスでかすんで見える。

駒の小屋
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 稜線上はガスに包まれ幻想的な雰囲気だった。

稜線付近の草紅葉各種
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 そして駒の小屋の前の池塘 駒の池
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 すでに会津駒ヶ岳の稜線上は極寒の世界。
 エビの尻尾があちこちで見られ、木道は凍って、スッテンコロリン!
 季節は秋から冬へ!!

稜線上に出来た氷の芸術各種
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 頂上直下はこんな雰囲気・・・・・。

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 登っている間ずっとガスが晴れることを祈っていたが、天気は思うようにならず。
 日頃の行いが悪いのか?
 

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2016.06.06

会津駒ヶ岳 天空のお花ロード

 会津駒ヶ岳、特に駒の小屋から大津岐峠を経てキリンテへ下山する「天空回廊」のお花たちが絶好調との情報に、いてもたってもいられなくなり、早朝?夜中?の2時に自宅を出発し、一路檜枝岐へ向かった。

駒の小屋から大津岐峠への「天空回廊」
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 国道沿いの檜枝岐村グランド駐車場に車を停め、5時15分、会津駒ヶ岳を目指す。
 およそ2キロ、25分程度で階段の設置された登山口へ出る(ここまで車で可)。

 国道から2キロほどの階段が設置された滝沢登山口
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 30分程の急登をしのぐとブナ林へ中へ出る。
 ブナの新緑が太陽の陽をうけて美しい。

会津駒のブナの新緑 まぶしすぎる・・・
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 ブナ林へ入ると、登山道沿いに見慣れたお花たちが出迎えてくれる。

マイヅルソウ や・・・
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ツクバネソウ や・・・20160606004

タケシマラン など・・・
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 滝沢登山口の階段から、1時間で「水場」に着く。
 登山道から左へ降りていかなばならないが、雪どけの清冽な水を味わうことができる。
 ここで、本日のお目当ての一つ、シラネアオイとツバメオモトに遭遇!

「水場」に咲くシラネアオイ
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 「水場」からは針葉樹の中へ入っていくが、登山路沿いには、とにかくいろいろな花が咲いている。

ミツバオウレン や・・・
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ショウジョウバカマ や・・・
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ノウゴウイチゴ? などなど・・・・・・
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 駐車場から2時間半で樹林帯を抜け、視界が一気に開ける。

会津駒ヶ岳
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 雪が溶けたばかりの小湿原に敷かれた木道を歩き、駒の小屋が見えるところまでやってきた。

駒の小屋
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 左には燧ヶ岳や至仏山が良く見える。

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 振り返ると、かなたに日光白根山や男体山などの日光連山が見える。
 それにしても素晴らしい景色だ。

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 駐車場から歩き出して3時間・・・駒の小屋へ到着!
 今日はここから大津岐峠への稜線、誰が名付けたか知らないが、いわゆる「天空回廊」を歩く。

駒の池と駒ヶ岳
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天空回廊です
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 正面には燧ヶ岳、右手には平ヶ岳や越後駒ヶ岳・・・・・

越後駒ヶ岳
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 一カ所だけだが、背丈より高い雪の壁に行く手を阻まれた。

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 そして、この稜線上に美しいお花たちが咲いている・・・。

まずはイワカガミ・・・
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イエロー鮮やかなオオバキスミレ・・・
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そして、本日のメインエベンター シラネアオイ!!
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 稜線上の小湿原では、気の早いハクサンコザクラやチングルマ、そしてタテヤマリンドウと出会うことができた。ラッキー!

ハクサンコザクラ
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チングルマ
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タテヤマリンドウ
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 天空回廊歩きも大津岐峠で終了。ここからキリンテ目指して下山する。

大津岐峠
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 キリンテまでの登山道は急勾配や段差が少なく、とても下りやすい道だった。
 古くから檜枝岐の人々が利用していた古道だけのことはある。

 その登山道沿いにも、ミツバオウレンやサンカヨウ、ツバメオモトがたくさん咲いていた。
 特に、ミツバオウレンやツバメオモトは登山道沿いに見飽きるほど咲き連なっていた。

サンカヨウ
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ツバメオモト
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 久しぶりにツマトリソウにも出会うことができた。

ツマトリソウ
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 大津岐峠から1時間40分、11時20分にキリンテ登山口へ無事下山。
 キリンテから駐車場まで舗装路を1時間以上歩かなければならないと思っていたところ、運良く、路線バスに乗ることができた。

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2014.07.21

三ッ岩岳・窓明山

 檜枝岐と伊奈の境、会津駒ヶ岳の北東に連なり、美しいブナの原生林と高層湿原の点在する南会津の隠れた名峰、三ッ岩岳(標高2,065メートル)と窓明山(標高1,842メートル)を訪れた。

三ッ岩岳から窓明山へと続く稜線

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 登山口は、国道352号線沿いの小豆温泉登山口からで、スノーシェッド横の広場が駐車場になっている。
 登山道へは、スノーシェッドの上をしばらく歩いて、鉄製の階段を上って取り付くことになる。

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 美しいブナ林のなかをゆるやかに登っていくと30分ほどで黒桧沢にかかる仮橋を渡る。

黒桧沢の仮橋
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 登山道は次第に勾配が急になり、右に左に曲がりながら、小さな沢を何本も横切り、小さな湿原に架かる「斜め木道」を過ぎると旧道分岐にであう。

美しいブナの森
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何度も沢や倒木を横切る
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分岐にある道標
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 旧道分岐から徐々に高山植物が見られるようになる。

イチヤクソウ
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ゴゼンタチバナ
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ユキザサ
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ミツバオウレン
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 旧道分岐を左におれ、尾根筋を1時間半ほど直登するとハクサンコザクラの咲く湿原を横切る。

小屋手前の小湿原
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ハクサンコザクラ
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オオバキスミレ
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 ハクサンコザクラやオオバキスミレ、ミヤマカタバミなどの咲く湿原を抜けるとログハウス調の三ッ岩避難小屋に着く。

三ッ岩避難小屋
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 三ッ岩岳からの分岐を右におれ、窓明山を目指す。

 窓明山への稜線上には、高層湿原が点在し、道沿いにはシナノキンバイやリュウキンカ、アカモノなどの花々が咲いている。

シナノキンバイ
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アカモノ
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稜線上に点在する高層湿原
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湿原にはトキソウやリュウキンカが群生していた。

トキソウ
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リュウキンカ
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 窓明山からは、家向山、巽沢山を経て、国道352号へと戻る。
 この窓明山からの下山路が厳しい急降下で、たいへん疲れてしまった。

窓明山から家向山、巽沢山へのやまなみ
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2014.05.06

雪深い 春の会津駒ヶ岳へ

 今なお雪深い会津の名峰 会津駒ヶ岳(標高2133メートル)を訪れた。
 登り初めは小雨、その後ずっと曇天の中の登山となったが、さいわい雲が山々にかかっていなかったので、会津駒ヶ岳の山頂からの眺望を楽しむことができた。

会津駒ヶ岳山頂から眺める越後三山
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 国道352号沿いの登山口駐車場に車中泊し、早朝5時、小雨のパラつくなかスタート。
 旧ヘリポート直下からアイゼンを装着し、みごとなブナ林の中を頂上目指す。

会津駒のみごとなブナ林(もうしばらくするとブナの新緑が美しい)
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ブナの根元には立派なゆきどけの穴
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 気温が低く雪がしまっていてアイゼンの爪がしっかりときく。
 標高が上がるにつれ、真っ白な新雪が積もっている。山上は昨晩はまさかの雪だったようだ。
 

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 ブナ林を抜け、針葉樹林の疎林帯へ出ると、そこはまさに冬山のような厳しさで、顔にあたる風が寒さのために痛く感じられる。

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 会津駒ヶ岳へ続く白銀の世界・・・他の登山者はいないのだろうか。

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 駒の小屋の前の雪のテーブルも寒さに凍てつき、人が利用した気配がない。

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 会津駒ヶ岳山頂を目指す。

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山頂・・・昨年と比べると雪どけが早くすすんでいるようだ。
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 空一面の雲の下、360度の大展望を楽しむことができた。

中門岳方面
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越後三山や平ヶ岳
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駒の小屋と尾瀬の山々
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 山頂での眺望を楽しんだ後は、一気にシリセードで下山するのみ。
 会津駒の下りはシリセードに向いている。

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 下山途中、イワナシやマンサクの花と出会うことができた。

イワナシ
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マンサク
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フキノトウ
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 そして、某所には白花のシラネアオイやシロバナエンレイソウが・・・

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