日本百名山

2024.02.11

黒斑山(くろふやま)へ

 2024年 ちょっと遅めながら初の雪山登山。
 まずは標高2404メートルの黒斑山で足慣らし。

 北からの風にのって雲が早いスピードで空を駆け抜けている。
 北アルプス方面の山々を望むことはできなかったが、雲の切れるタイミングで富士山を拝むことができた。
 雪を戴いた浅間山(いわゆるガトーショコラ)もはっきりと見ることができた。

 佐久・小諸の街ごしに、八ヶ岳の峰みねの頭が見える。

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 シャクナゲは、寒さから自身を守るため、その葉を丸めている。

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 ゆっくりと登っていくと、避難シェルター手前で、突然に浅間山がその姿を現してくれる。

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 さらに進むと「槍ヶ鞘」へ出る。浅間山の好展望地となっている。

槍ヶ鞘からの浅間山
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 槍ヶ鞘から、今日一番の急登で“トーミの頭”へ。
 トーミの頭は360度の大眺望!

トーミの頭へ向かいながら、槍ヶ鞘を振り返る
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トーミの頭への登りは、天へ昇っていくようだ。

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富士山
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八ヶ岳
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トーミの頭
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トーミの頭からの大眺望

ガトーショコラ
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黒斑山山頂
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浅間山と外輪山に挟まれた谷地(昔の火口)
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 山頂を目指す。

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山頂からの帰路に一枚

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 車坂峠から表コースで山頂まで約2時間。
 山頂から中コース経由で車坂峠まで1時間。
 合計3時間程の黒斑山登山でした。

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2023.10.24

浅間山の紅葉~外輪山一周コース~

 金色に輝くカラマツ林の黄葉を求め、浅間山の外輪山(車坂峠→表コース→黒斑山→蛇骨岳→仙人岳→鋸岳→Jバンド→賽の河原→湯ノ平→草すべり→中コース→車坂峠)をぐるっと一周するコースを歩いてきた。およそ10キロ、6時間程の行程だった。

浅間山
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 登山口はいつもの車坂峠。
 高峰高原ビジターセンターの駐車場に車を停め、6:00登山開始。
 平日ということもあってか、駐車場はまだ余裕があった。

 車坂峠の山の神様に道中の安全を祈願し、いざ出発。

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 地面には霜が降りていた。

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 シラビソなどの樹林帯の中を登って行くと、途中で数カ所だが、展望の開ける所がある。
 そんな好展望地からの眺め・・・

お隣の四阿山
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妙高・火打・焼山
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 登ること1時間程で、避難用のシェルターへ

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 シェルターから10分程で、樹林帯を抜け出し、浅間山の絶好の展望地である「槍ヶ鞘(やりがさや)へ出る。
 突然目に飛び込んでくる美しい浅間山のシルエット

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 この槍ヶ鞘から好展望の尾根筋歩きとなる。
 15分の急登で「トーミの頭」へ。
 トーミの頭からは、富士山、八ヶ岳、乗鞍岳、御嶽山、北アルプスなどの山々が一望できる。

金峰山の背後に富士山
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佐久の街の向こうに八ヶ岳
八ヶ岳中央の奥には甲斐駒ヶ岳も見える
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立山連峰と剱岳
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槍ヶ岳
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穂高連峰
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 トーミの頭から、次は外輪山の最高峰「黒斑山」(2404メートル)を目指す。

黒斑山
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 黒斑山の頂付近からの浅間山と外輪山に囲まれた火口原
 外輪山の尾根筋からは、どこからでも均整のとれた浅間山の姿を見ることができる。

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 黒斑山の山頂からは、一度樹林帯の中へ入る。

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 次のピークである「蛇骨岳」を目指す。

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 どこからでも浅間山の絶景が目に飛び込んでくる。

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 蛇骨岳のピークで、冬毛になった真っ白な「テン」が出迎えてくれた。
 これほど至近距離での遭遇も珍しい。

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 振り返れば黒斑山をのぞむことができる。

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 遠く日本海の方には、白馬三山や五竜岳、鹿嶋槍ヶ岳なども望むことができる。

剱岳と鹿嶋槍ヶ岳
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 外輪山の尾根を仙人岳目指して進む。
 賽の河原(火口原)のカラマツ林が黄金に輝いている。神々しい!

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 仙人岳(標高2319メートル)へ。
 雲がなければ遠く日本海まで見通すことができる。

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 これまで歩いてきた蛇骨岳などの浅間外輪山が一望

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 賽の河原のカラマツ林
 遠景は八ヶ岳

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 浅間山がどんどん近くなっていく。

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 鋸岳(標高2254メートル)から稜線を引き返し、「Jバンド」から賽の河原の底へ険しい岩場を下りて行く。

Jバンド
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 見上げれば、さっきまで歩いていた険しい外輪山の稜線が・・・
 賽の河原はいわゆる火口原だ。

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 一面カラマツ林の賽の河原をいく。

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 賽の河原分岐へ到着。
 本当ならここから前掛山(浅間山)へ登っていけるのだが、火山周辺警報レベル2であるため、通行不可。

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 湯ノ平口分岐(湯ノ平分岐)を経て、通称「草すべり」の急登を登り返す。

湯ノ平口分岐
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 火口原の底から、外輪山(トーミの頭)を仰ぎ見る。
 あの絶壁(草すべり)を登って行くのだ。ヒェー

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 絶壁の急登にはいじめ抜かれるが、実はここからがこのコースの圧巻でもある。
 草スベりから望む浅間山は、まさに絶景である!!

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 再び外輪山の稜線に出たら、「中コース」で1時間程かけて車坂峠へ戻る。
 「中コース」は樹林帯の中を歩くことになるので、ほとんど眺望はないが、唯一、行く手が開ける所がある。

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早朝6時に車坂峠を出発し、戻ったのが12時半・・・
カラマツ林の黄葉の一番良いときにこれたのではないだろうか。
早朝には空きのあった駐車場も満車であった・

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2023.05.21

三斗小屋温泉へ

 那須連山の懐深く、歩いてしか行くことの出来ない“秘湯” 三斗小屋温泉を目的池として、峰の茶屋駐車場から峰の茶屋跡避難小屋、剣が峰を経て熊見曽根、隠居倉、そして三斗小屋温泉、沼原湿原分岐、延命水、那須岳避難小屋を経て、峰の茶屋駐車場へ戻る周回コースを歩いてきた。
 熊見曽根から隠居倉の尾根筋では「ミネザクラ」が見頃だった。

那須岳の主峰 茶臼岳(隠居倉から)
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 早朝5時半に峰ノ茶屋駐車場へ到着。
 駐車場は半分くらいの埋まりよう。
 新しく建て替えられたトイレ兼休憩所の建物の裏から歩き始める。

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 整備された歩道を登ると、登山指導所(だれもいないが・・・)に出る。
 これから向かう三斗小屋温泉の煙草屋の案内板が目を惹いた。

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 鳥居の立つ登山口から、登山開始!!
 少しのあいだ、樹林帯の中を登って行く。

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 すぐに、マイズルソウが群生している。まだ葉のみで開花しているものはなかった。
 イワカガミも咲き出していた。

イワカガミ
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 ミツバツツジも遠くから目立っていた。

ミツバツツジ
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 樹林帯を抜け、森林限界を超えると、一気に眼前がひらけ、荒々しい茶臼岳が姿を現す。

茶臼岳
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 足下には、コメバツガザクラやガンコウランが咲いている。

コメバツガザクラ
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ガンコウランの花
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 荒涼とした火山礫の道をゆっくりと登っていく。

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 茶臼岳と朝日岳の間の鞍部、風の通り道になっている場所に、峰の茶屋跡避難小屋が建つ。
 小屋から左へ進めば茶臼岳、右へ進めば朝日岳や三本槍岳へと至る。

峰の茶屋跡避難小屋
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 剣が峰をまき、朝日岳方面へ進む。
 月面思わせる、巨石がゴツゴツと乱立した、荒涼とした風景が続く。

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 朝日岳と三本槍岳の分岐となる、恵比寿大黒へ。

稜線上から茶臼岳を望む
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稜線上の指示板
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 まずは熊見曽根を目指そう。
 熊見曽根への稜線、美しい。

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 ミネザクラやシャクナゲがお出迎え!

ミネザクラ
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シャクナゲ
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 熊見曽根の頂上へ

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熊見曽根頂上からの茶臼岳
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熊見曽根頂上からの三本槍岳
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熊見曽根頂上から、次に向かう隠居倉
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 熊見曽根から隠居倉までの間では、ミネザクラが見頃を迎えており、ミネザクラ越しの山々が美しい!

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 雪渓も残っていた。

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 隠居倉の頂上で小休止。
 登ってきた茶臼岳や朝日岳、三本槍岳、大倉山、そして遠くには会津駒ヶ岳や燧ヶ岳も見える。
 まさに絶景かな!

隠居倉の頂上
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会津駒ヶ岳
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燧ヶ岳とその奥に至仏山
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 隠居倉から三斗小屋温泉を目指して一気に標高を下げる。

イワナシ
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 三斗小屋温泉の源泉となる隠居倉火山の噴気孔
 あちこちから蒸気が噴出している。

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 しばらく歩くと三斗小屋温泉神社にたどり着く。
 小屋の扉を開けて中をのぞくと、実に立派な神殿が建っている。

 また、この神社の周囲は黄色のスミレがこの時期群生している場所でもある。
 おそらく「オオバキスミレ」だろう。

三斗小屋温泉神社
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オオバキスミレ(と思われる)
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 神社の参道にはショウジョウバカマも咲き残っていた。

ショウジョウバカマ
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 苔むした、今にも山に飲み込まれそうな狛犬

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 神社の鳥居をくぐると、そこは三斗小屋温泉。
 三斗小屋温泉は標高1450メートル程に位置し、1142年に発見されたといわれている。
 現在は、「煙草屋旅館」と「大黒屋」の2軒が営業している。
 旅館といっても、ほぼ山小屋で、ほとんどの客は登山客。

煙草屋
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 三斗小屋温泉を後にし、峰の茶屋跡避難小屋を目指す。
 登山道の途中には、ツバメオモトやサンカヨウが咲いているはず・・・

まずはスミレの群生
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フデリンドウ(ハルリンドウ?)
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 幸運にもヒメイチゲを見ることができた。ラッキー!

ヒメイチゲ
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 そして、やっとのことサンカヨウが一株咲き残っていた。

サンカヨウ
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 高山植物をさがしながら、ゆっくりと登って行く。
 峰の茶屋跡避難小屋への急登を控え、那須岳避難小屋で小休止。

那須岳避難小屋
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 那須岳避難小屋から、一気に標高をかせいで、稜線へ。

往路からの茶臼岳
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 朝は逆光でうまく撮れなかった朝日岳
 なかなか荒々しくアルペン的な山容である。

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 全行程、6時間程の山旅だった。
 やっぱり“山”はいいなぁ

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2023.03.05

早春の黒斑山

 早春の黒斑山を訪れた。
 高峰高原までの道路に雪はなく、雪融けがだいぶ進んでいるようで、山肌のあちこちに地面が露出している。

 高峰高原のビジターセンター駐車場へ午前7時に入る。残り数台分のスペースしか空いていなかった。
 なかなかの人気である。

登山口
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 登初めて30分程の車坂山山頂付近の好展望地
 いつもなら八ヶ岳の姿がはっきり見えるのだが・・・・・

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 車坂山から下って、登り返す。
 西側の景色

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 遠くに北アルプスが見える。

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 四阿山も

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 肝心の浅間山だが、ご機嫌斜めですっかり雲の中・・・
 しばらくまったが姿を現してくれなかった。残念。

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 駐車場へ戻ると、「満車」の立て看板が出ていた。

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2022.12.28

浅間外輪山 黒斑山へ

 今シーズンの雪山登山第1段!
 足慣らしをかねて、年末恒例の黒斑山(標高2404メートル)を訪れた。
 天気は晴朗、時折吹く風も穏やかで、絶好の雪山登山日和。
 しっかりと踏み固められたトレイルに12本爪アイゼンがしっかりと食い込み歩き易かった。

槍が鞘からの浅間山
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 黒斑山は、群馬県と長野県の県境に位置する浅間山(標高2568メートル)の西側に連なる外輪山の最高峰で、「ガトーショコラ」と称される雪を戴いた浅間山眺望のベストポイント。

 登山口は、高峰高原ホテル・高峰高原ビジターセンターがある車坂峠から。

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 車坂峠から黒斑山山頂までは2コース(表コース・中コース)あるが、眺望の素晴らしい表コースを進む。
 登初めてしばらくすると、車坂山頂上付近で第1の展望ポイントへ。
 八ヶ岳や富士山が一望できる。

車坂山からの八ヶ岳
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金峰山・瑞牆山の奥に富士山が頭をだしている。
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 車坂山から一度下ってから登り返す。
 標高が上がるにつれ、素晴らしい眺望が・・・秩父、富士山、南アルプスから中央アルプス、御嶽、乗鞍、北アルプスと名だたる山が一望できる。

高峰高原
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高峰高原と右に四阿山、奥に妙高
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 平日ではあるが、多くの登山者で賑わっている。

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北アルプス(穂高から槍ヶ岳)
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 眺望を楽しみながらゆっくりと標高を上げていくと、突然、本当に突然に、雪を戴いた浅間山(通称ガトーショコラ)が目の前に飛び出してくる。

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 標高も高くなり、周囲の木々には氷の花が咲いている。

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 ドーム型の避難所を過ぎ更に登ると「槍ヶ鞘」へ出る。
 ここで浅間山が全景を見せてくれる。浅間山絶好の展望地である。

槍ヶ鞘から
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 標高2260メートルの槍ヶ鞘から、次の絶景ポイントの「トーミの頭」(標高2309メートル)まで一気に急斜面を登り切る。
 空があまりにも青く吸い込まれそうだ。

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絶景ポイントの「トーミの頭」から

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穂高から槍
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美ヶ原の奥に御嶽山
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登ってきた槍ヶ鞘方面を振り返る
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これから向かう黒斑山の山頂
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 ここから「ガトーショコラ」オンパレード

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 浅間山の左手奥に日光連山が見える。
 頭の丸い日光白根、真ん中に女峰山、右手に男体山

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ガトーショコラ
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 トーミの頭からの切れ落ちた急斜面にはカモシカの姿が確認できた。

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 黒斑山山頂です。

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 山頂で一緒になったパークレンジャーの方と下山。
 八ヶ岳の真ん中から見えていた山が、南アルプスの甲斐駒ヶ岳と北岳だということを教えていただいた。
 また、笠雲が出来ると風が強くなるということも教えていただけた。

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 下山には、樹林帯の中で眺望は利かないが、ずっと下りとなる「中コース」を利用。
 下山後は高峰高原ホテルでコーヒーで一服。

 現在、高峰高原ホテルは、日帰り温泉とコーヒーラウンジのみの営業で、宿泊はできないとのこと。
 宿泊再開のメドはたたず、おそらく系列の「高峰マウンテンホテル」へ引き継がれるらしい・・・。
 毎年利用していただけに、残念( ; ; )。

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2022.01.30

黒斑山へ ~浅間山の絶景を求めて~

 前回、12月19日に訪れた時は、山全体が雲の中に沈み、全くの眺望なしの状態だった。
 そのリベンジもかねて、浅間山の第一外輪山最高峰の黒斑山(標高2404メートル)を再訪した。

 7時20分 車坂峠の登山口より登山開始。
 天気は上々、これなら浅間山の眺望が楽しめそう。

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 登りだして20分程たった所に、まず最初の好展望地がある。
 本来なら八ヶ岳の全景が見渡せるが、今日はちょっと雲にかくれている。
 木々はその枝に銀色の氷をまとっている。

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 8時頃、一度下り再度登り返しての好展望地へ
 高峰高原ホテルやスキー場が一望できる。

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 ここからは、標高を上げるにつれ、素晴らしい眺望が得られるようになる。

北アルプス(穂高 槍ヶ岳)
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朝日に輝く霧氷
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厳しい寒さをじっと耐える石楠花
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 8時40分ごろ、眼前に突然、浅間山が・・・

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 絶好の好展望地「槍が鞘」で写真撮影会

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 槍ヶ鞘から急登し、「トーミの頭」へ

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トーミの頭からの黒斑山(外輪山)
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 トーミの頭から美しい樹林帯の中を、黒斑山の山頂を目指す。

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 9時20分ごろ、黒斑山の山頂へ到着。

山頂からの浅間山
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山頂からの富士山
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 山頂からの景色を楽しんでいると、にわかにガスが湧き始めた。

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 浅間山も、あっという間にガスに飲み込まれた。

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 ガスが一瞬晴れた時の浅間山

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 蛇足だが、下山中にふくらはぎがつった・・・痛い

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2021.12.19

雪の黒斑山へ

 雪山トレーニングの第二弾・・・浅間山外輪山の黒斑山(2,404メートル)を訪れた。
 積雪は申し分なかったが、残念ながら山全体に雲がかかり、眺望が利かない中の登山となった。

 高峰高原ホテルに前夜泊し、8時30分登山開始。
 マイナス11度でした。

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 登山口の山神様に道中の安全をお祈りし、ゆっくりとした歩みで身体を慣らしていく。
 木々の枝には樹氷が輝いているが、光が足りない。

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 この時点では、天候は次第に回復し、山頂付近からはガトーショコラのような浅間山の絶景が眺められると信じていた。

 石楠花は葉をたたみ、寒さから身を守っている。

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 浅間山の絶景ポイント 赤ゾレの頭
 いつもなら目の前の雄大な浅間の姿が望めるのだが・・・何も見えない。

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(晴れていれば、こんな感じ・・・)2012年2月の画像です
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 当然、絶景ポイント トーミの頭からも何も見えず・・・
 ただただ寒いだけ。

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 トーミの頭から山頂までは、樹林帯の中を抜けるように登って行く。
 この間が、モノクロームの銀世界で、かなり幻想的だった。

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 山頂です。

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(晴れていれば・・・こんな感じです)
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 まぁ、登れただけラッキーでした。
 
 帰りに、山麓のりんご園で、りんごを一箱大人買いです。

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2021.06.27

会津駒ヶ岳 滝沢登山口~キリンテ登山口へ

 雪融けがすすむ会津駒ヶ岳
 山頂から大津岐峠を結ぶ稜線上(富士見林道)では、シラネアオイやハクサンコザクラが咲き出している。

天空のフラワーロード(富士見林道)
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 会津駒ヶ岳登山者駐車場を午前5時に出発
 5時半に滝沢登山口の急階段から本格的登山道へ
 滝沢登山口までの鋪装道路横ではヤグルマソウの群落が出迎えてくれた。

ヤグルマソウ
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 ブナの木々の間を抜け、1時間半ほどで「水場」へ到着。
 会津駒ヶ岳でみがかれた清水を求めて、湧き出し口へ

会津駒ヶ岳のブナ林
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水場
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清水の湧き出し口(崖を少し下りる)
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 「水場」を過ぎると、登山道の傍らに、いろんな高山の花が見られるようになる。

マイヅルソウ
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ユキザサ
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ツバメオモト
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色鮮やかなミツバツツジ
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タケシマラン
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イワナシ
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エンレイソウ
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コミヤマカタバミ
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サンカヨウ(蕾み)
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ノウゴウイチゴ
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ショウジョウバカマ
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 樹林帯を抜けると目の前に会津駒ヶ岳へと続く稜線が・・・
 所々、雪が残っているが、アイゼンは必要なし。

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湿原の中の小さな池塘(奥が会津駒の山頂)
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 ワタスゲがゆれている

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 駒の小屋目指して急登
 本来なら左手に燧ヶ岳の雄姿が望めるのだが、あいにく雲の中

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 ハクサンコザクラが数輪、咲き出している

ハクサンコザクラ
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 雪渓を急登し、駒の小屋へ

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 会津駒ヶ岳の山頂へ
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 山頂から駒の小屋へ戻り、百花繚乱の富士見林道を経て、キリンテへ
 燧ヶ岳を正面に、楽しい稜線歩きとなる。

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 さっそくミツバオウレンやツマトリソウ、ゴゼンタチバナ、イワカガミが出迎えてくれる。

ミツバオウレン
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イワカガミ
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ツマトリソウ
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 本日の目的、メインエベンターの登場・・・日本固有種、一属一種

シラネアオイ
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 滅多にお目にかかれないハクサンチドリやオオバキスミレなども・・・

ハクサンチドリ
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オオバキスミレ
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 所々、雪渓上を歩くが、危険はない。

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 雪融けが進んだ小さな湿原には、ハクサンコザクラが数輪・・・

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 大津岐峠からキリンテ登山口までは、一気に下降する。
 比較的歩き安き登山道である。

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 キリンテからは、以前は11時頃にバスがあったのだが、ダイヤ改編で登山口へのバスの時刻は13時半・・・
 待っていてもしょうがないので、約4キロの鋪装道をひたすら歩いて登山者駐車場へ戻った。

 何キロ歩いたのだろう? 時間にして8時間以上の山歩きだった。

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2021.05.30

秘湯 三斗小屋温泉へ(那須岳)

 コロナ禍でなまった身体に活を入れるため那須の三斗小屋温泉へ。
 5時間程の山歩きは久しぶりで、是非次ぎへつなげたい。

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 早朝6時、峠の茶屋駐車場へ車を駐める。
 駐車場は八割方埋まっていた。

 6時半に登山スタート

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 那須岳登山口から登り始めると、すぐに早春の花々が・・・

マイヅルソウ
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イワカガミ
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コメバツガザクラ
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ミツバツツジ
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 まずは稜線上の峰の茶屋避難小屋を目指す。

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 峰の茶屋跡避難小屋へ

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 避難小屋からの茶臼岳

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 峰の茶屋跡避難小屋から、剣ヶ峰をまきながら朝日岳への稜線へ

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 朝日岳には向かわずに、熊見曽根へ

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 熊見曽根から三斗小屋温泉へ

石楠花が・・・
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スミレも
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 隠居倉の周辺ではガスのため眺望ゼロ

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 ミネザクラやオオカミノキの花が美しい

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 しばらくすると、三斗小屋温泉の源泉へ

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 イワカガミが群生している

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 ガスが晴れ、眺望が良くなってきた

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 三斗小屋温泉神社本殿の周囲には、オオバキスミレだろうか? 黄色のスミレが咲いている。

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 タケシマランやショウジョウバカマも咲いていた。

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 温泉神社からくだると三斗小屋温泉の煙草屋旅館へ出る

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 日帰り入浴も、今だけやっているようだ。

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 さらに進むともう一軒の温泉宿の大黒屋へ

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 三斗小屋温泉を後にし、那須岳避難小屋を経て、峰の茶屋跡避難小屋へ

 イワカガミが輝いている

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 ツバメオモトも咲いていた。

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 残念ながらサンカヨウを見つけることはできなかった。

 しかし天気が良くなると、新緑が眩しいくらいに輝き出す

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那須岳避難小屋

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 峰の茶屋跡避難小屋の建つ稜線へ

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 那須岳の名峰 茶臼岳と朝日岳

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 ちょうどよいトレーニングとなった。

 

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2020.12.29

黒斑山へ

 2020年の登納め&雪山の足慣らしに、浅間山の外輪山である黒斑山(標高2404㍍)を訪れた。
 黒斑山は、浅間山の第一外輪山中最も標高が高く、眼前には浅間山を、眼下には湯の平を望み、富士山から八ヶ岳、中央アルプス、北アルプスなどを遠望できる好展望の名山である。


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 登山口は、標高1973㍍の車坂峠から。
 車坂峠にある高峰高原ホテルの駐車場に車を止め、山神様を詣でてから出発する。
 
高峰高原ホテル
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車坂峠登山口の山神様
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 雲海の向こうには八ヶ岳がよく見える。
 右端が蓼科山、左端が赤岳になる。雲海の下は小諸や佐久平となる。

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 40分ほどのぼると、樹林帯を抜け、好展望、好休憩地へ出る。
 八ヶ岳だけでなく、富士山や北アルプスの山並みが見えてくる。

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 さらに登るにつれ、名だたる名峰を望むことができる。

雲海ごしの富士山
 富士山の手前は金峰山など、秩父の山々
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北アルプス 穂高連峰、槍ヶ岳のアップ
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妙高・火打のアップ
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立山連峰から白馬三山まで
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鹿島槍ヶ岳と五竜岳のアップ
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 眺望を楽しみながら登っていくと、「槍ヶ鞘」へ出る。
 ここで初めて圧倒的な浅間山を目の当たりにすることができる。

槍ヶ鞘

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 槍ヶ鞘から急登すると、「トーミの頭」へ出る。コース随一の好展望地。
 風をさえぎるものが何もないということにもなる。

トーミの頭
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トーミの頭から黒斑山の頂
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黒斑山の頂からの浅間山、眼下の湯の平
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 天気が崩れる前に登ることができてなによりだった。

 帰路、小諸のリンゴ農家へ寄り道

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 来年こそ良い年でありますように!

 

 

 

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