北海道紀行(清里・神の子池)
今回は知床からちょっと離れて、清里町の神の子池を案内します。
林の中にひっそりと、エメラルドブルーの神秘的な水をたたえる小さな池ですが、この池は摩周湖の地下水によってできていると言われています。 摩周湖からの伏流水は1日に12,000トンも湧き出しており、周囲220メートル・水深5メートルの池は、その湖底までくっきりと見通すことができます。
平均水温が8℃と低いため、池の中の倒木が腐ることなく、湖底のオブジェとして化石のように沈んでいます。
池には多くのオショロコマが生息し、また8月には遡上したサクラマスが優雅に泳ぐ姿を見ることができます。
神の子池は、清里町市街から道道摩周湖斜里線を中標津方面へ25キロほど行ったところから(看板あり)右へ林道を入った奥にあります。近くには、裏摩周展望台やサクラマスの滝登りで有名なさくらの滝もあり、ちょっとした穴場的存在の場所です。