トレッキング・登山

2023.08.27

奥日光-湯滝逍遥-

 異常気象級の猛暑が続く夏・・・しばし涼を求めて奥日光へ
 最近訪れることのなかった、湯滝・湯ノ湖方面へ足を伸ばすことにした。
 車を湯滝直下の駐車場(有料500円)へ停め、歩き始める。

湯滝
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 湯滝が湯川に流れを変える所に、カリガネソウが一株咲いていた。

カリガネソウ
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 湯滝直下から湯川沿いに戦場ヶ原まで足を伸ばす。

湯川の流れ
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 戦場ヶ原は、なんとなく夏から秋へ変わり初めているようだ。

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 戦場ヶ原から湯滝方面へ戻る。
 途中、小滝で釣りを楽しむ3人組をしばし観察

小滝
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 湯滝へ戻り、さらに滝上の湯ノ湖へ
 20代・30代と、ロッドを片手に、休みの度に湯ノ湖へ通った日々を懐かしむ。

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 空模様がどんどん怪しくなり、車に戻った途端に猛烈な雨に・・・

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2023.07.16

夏の奥日光逍遥 ~竜頭ノ滝・小田代ヶ原~

 酷暑を避けて奥日光へ
 いつものとおり、竜頭ノ滝臨時駐車場へ車を停め、竜頭ノ滝から湯川沿いに北上し、久しぶりに小田代ヶ原を巡ってきた。

竜頭ノ滝臨時駐車場
(立木観音や赤沼の駐車場が満車でも、ここが満車になることはない!)
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 竜頭ノ滝まで少し歩くが、その僅かな間も雰囲気が素晴らしい。

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 路傍にバイケイソウが咲いている。

バイケイソウ
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 水しぶきを上げ涼しげな竜頭ノ滝

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 湯川沿いに戦場ヶ原方面へ北上する。

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 湯川沿いには、いろいろな花が咲いている。

ホタルブクロ
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オニユリ
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何でしたっけ?
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再びのバイケイソウ
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 湯川沿いのトレイルを離れ、小田代ヶ原へ向かう。
 森の中には苔むした倒木が横たわっている。

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小田代ヶ原
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 小田代ヶ原周辺も花が咲いている。

ホサキシモツケ
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オダマキ
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何でしたっけ?
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男体山を背景にホサキシモツケの群落
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ハクサンフウロ
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 たまに歩くと新たな発見があっておもしろいかなぁ

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2023.05.21

三斗小屋温泉へ

 那須連山の懐深く、歩いてしか行くことの出来ない“秘湯” 三斗小屋温泉を目的池として、峰の茶屋駐車場から峰の茶屋跡避難小屋、剣が峰を経て熊見曽根、隠居倉、そして三斗小屋温泉、沼原湿原分岐、延命水、那須岳避難小屋を経て、峰の茶屋駐車場へ戻る周回コースを歩いてきた。
 熊見曽根から隠居倉の尾根筋では「ミネザクラ」が見頃だった。

那須岳の主峰 茶臼岳(隠居倉から)
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 早朝5時半に峰ノ茶屋駐車場へ到着。
 駐車場は半分くらいの埋まりよう。
 新しく建て替えられたトイレ兼休憩所の建物の裏から歩き始める。

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 整備された歩道を登ると、登山指導所(だれもいないが・・・)に出る。
 これから向かう三斗小屋温泉の煙草屋の案内板が目を惹いた。

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 鳥居の立つ登山口から、登山開始!!
 少しのあいだ、樹林帯の中を登って行く。

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 すぐに、マイズルソウが群生している。まだ葉のみで開花しているものはなかった。
 イワカガミも咲き出していた。

イワカガミ
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 ミツバツツジも遠くから目立っていた。

ミツバツツジ
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 樹林帯を抜け、森林限界を超えると、一気に眼前がひらけ、荒々しい茶臼岳が姿を現す。

茶臼岳
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 足下には、コメバツガザクラやガンコウランが咲いている。

コメバツガザクラ
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ガンコウランの花
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 荒涼とした火山礫の道をゆっくりと登っていく。

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 茶臼岳と朝日岳の間の鞍部、風の通り道になっている場所に、峰の茶屋跡避難小屋が建つ。
 小屋から左へ進めば茶臼岳、右へ進めば朝日岳や三本槍岳へと至る。

峰の茶屋跡避難小屋
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 剣が峰をまき、朝日岳方面へ進む。
 月面思わせる、巨石がゴツゴツと乱立した、荒涼とした風景が続く。

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 朝日岳と三本槍岳の分岐となる、恵比寿大黒へ。

稜線上から茶臼岳を望む
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稜線上の指示板
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 まずは熊見曽根を目指そう。
 熊見曽根への稜線、美しい。

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 ミネザクラやシャクナゲがお出迎え!

ミネザクラ
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シャクナゲ
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 熊見曽根の頂上へ

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熊見曽根頂上からの茶臼岳
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熊見曽根頂上からの三本槍岳
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熊見曽根頂上から、次に向かう隠居倉
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 熊見曽根から隠居倉までの間では、ミネザクラが見頃を迎えており、ミネザクラ越しの山々が美しい!

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 雪渓も残っていた。

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 隠居倉の頂上で小休止。
 登ってきた茶臼岳や朝日岳、三本槍岳、大倉山、そして遠くには会津駒ヶ岳や燧ヶ岳も見える。
 まさに絶景かな!

隠居倉の頂上
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会津駒ヶ岳
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燧ヶ岳とその奥に至仏山
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 隠居倉から三斗小屋温泉を目指して一気に標高を下げる。

イワナシ
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 三斗小屋温泉の源泉となる隠居倉火山の噴気孔
 あちこちから蒸気が噴出している。

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 しばらく歩くと三斗小屋温泉神社にたどり着く。
 小屋の扉を開けて中をのぞくと、実に立派な神殿が建っている。

 また、この神社の周囲は黄色のスミレがこの時期群生している場所でもある。
 おそらく「オオバキスミレ」だろう。

三斗小屋温泉神社
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オオバキスミレ(と思われる)
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 神社の参道にはショウジョウバカマも咲き残っていた。

ショウジョウバカマ
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 苔むした、今にも山に飲み込まれそうな狛犬

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 神社の鳥居をくぐると、そこは三斗小屋温泉。
 三斗小屋温泉は標高1450メートル程に位置し、1142年に発見されたといわれている。
 現在は、「煙草屋旅館」と「大黒屋」の2軒が営業している。
 旅館といっても、ほぼ山小屋で、ほとんどの客は登山客。

煙草屋
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 三斗小屋温泉を後にし、峰の茶屋跡避難小屋を目指す。
 登山道の途中には、ツバメオモトやサンカヨウが咲いているはず・・・

まずはスミレの群生
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フデリンドウ(ハルリンドウ?)
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 幸運にもヒメイチゲを見ることができた。ラッキー!

ヒメイチゲ
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 そして、やっとのことサンカヨウが一株咲き残っていた。

サンカヨウ
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 高山植物をさがしながら、ゆっくりと登って行く。
 峰の茶屋跡避難小屋への急登を控え、那須岳避難小屋で小休止。

那須岳避難小屋
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 那須岳避難小屋から、一気に標高をかせいで、稜線へ。

往路からの茶臼岳
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 朝は逆光でうまく撮れなかった朝日岳
 なかなか荒々しくアルペン的な山容である。

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 全行程、6時間程の山旅だった。
 やっぱり“山”はいいなぁ

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2023.05.06

新緑輝く滝入不動尊

 愛宕山の麓、駒場地区の滝入不動尊を訪れた。
 滝入不動尊の駐車場に車を駐め、乗越峠から団子石峠まで縦走し、再び滝入不動尊へ戻る周回コースが最近のトレーニングコースの一つとなっている。

滝入不動尊
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 10年以上の相棒、スズキジムニー
 日本の林道にはジムニーがちょうど良い。

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 朴(ホオ)の木が、美しい花を咲かせていた。

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 足下には、久しぶりのキンランも・・・

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2023.03.25

越後の花の名山:角田山へ

 雪割草(オオミスミソウ)やカタクリをはじめとする早春の花々が群生する新潟の花の名山、角田山を訪れた。
 今にも雨が降り出しそうなあいにくの天気だったが、一年ぶりの角田山と山野草を楽しむことができた。
 コースは、角田浜駐車場に車を駐め、桜尾根(私有地)から山頂を目指し、下山は角田岬(角田岬灯台)へ降りる周遊コース。
 花の方は、遠方の人間には花期を予想することが難しく、開花が例年より1・2週間早いのだろう、雪割草もカタクリも終盤を迎えていた。
 また来年に期待したい。

 早朝の4時半に出発し、角田浜へ到着したのが9時。
 ほとんどが高速なので、あまり移動の疲れは感じない。
 準備をすませ行動を開始したのが、9時30分頃。
 あいにくの天気にもかかわらず、多くの登山者がみられる。

角田浜の駐車場
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 駐車場から謎のヒエログリフの横を通る。
 天気が良ければ日本海越しの佐渡島が見えるが、今日は残念ながら何も見えない。

謎のヒエログリフ
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燦燦カフェの前をとおり、桜尾根の登山口へ

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 桜尾根登山口は私有地を通るため、公式なコースには紹介されていない。

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 登初めてすぐ、トキワイカリソウが出迎えてくれた。
 今年で4年目(4回目)となるが、トキワイカリソウが咲いていたのは初めてである。

トキワイカリソウ
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 急坂を少し登ると、お目当ての雪割草が・・・

雪割草(オオミスミソウ)
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 雪割草の他にも多種多様な春の山野草が花開いている。

ミチノクエンゴサク
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エンレイソウ
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ヤマエンゴサク
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キクバオウレン
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シュンラン
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ショウジョウバカマ
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カタクリ
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ヒトリシズカ
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 昨年に引き続き、今年も、幸運を招くといわれているシロバナカタクリを二株も見つけることができた。

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 登山口からゆっくりと登って1時間半で角田山山頂へ到着。
 小休止の後、角田岬灯台へ下山する。

角田山山頂
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 角田岬へは、両側が切れ落ちた岩場を通るが、目の前には日本海が拡がり気分爽快だ。

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 角田浜を見おろす。

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 山頂から1時間半で、標高ゼロ地点へ到着!

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 今回の反省としては、事前によくリサーチして、花の適期を見過ごさないようにせねば。

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2023.03.12

小町山~鬼越山~宝篋山の周回コースへ

 たまたま新聞で小町山の記事を目にした。
 調べると、小町山から宝篋山への縦走ルートがあるではないか。
 全長11キロ程の里山周回コースを楽しんできた。

 スタートは「小町の館」
 駐車場も広く、トイレもキレイで、登山の起点にもってこい。

小町の館
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 小町の館から、のどから山麓の里の中を、登山口目指して歩いて行く。

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 朝日峠ハイキングコース入口を左に折れ、小町山登山口へ。
 小町山登山口は、民家の庭先にある。

 途中に石造りの牛のオブジェがある。

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小町山登山口
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 登山口には、しつこいぐらいにイスとテーブルが整備されており、山の神も鎮座している。

山の神
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 常緑樹と落葉樹の混じり合った林の中を進んで行く。

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 「尾根コース」と「天の川コース」の分岐。
 全体的にコースは良く整備されており、道標等もあって安心登山ができる。

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 尾根コースと天の川コースが再び合流すると、巨大な岩石群へ。

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 日当たりの良い場所には、スミレが咲いていた。

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 巨石群を抜けると、女坂と男坂の分岐となる。
 今日は、展望所のある女坂へ。

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女坂展望台
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 女坂展望台からは一登りで山頂へでる。

小町山の山頂
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 山頂隣には、パラグライダーの発出所がある。

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 小町山山頂から宝篋山を目指す。

 鬼越山の山頂へも立ち寄る。
 鬼越山の山頂からの眺望は期待できない。

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 鬼越山からは、一部筑波スカイライン沿いに進む所もある。
 ただし、車道を歩くことはないので安心。

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 宝篋山への林道入口。
 このゲート横をすり抜けて進む。
 この林道は、宝篋山の山頂直下、バイオトイレの設置されている所へ続いている。

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 宝篋山の山頂は、多くの登山客で賑わっていた。

宝篋山山頂
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 宝篋山の山頂からは、再びバイオトイレの前を通過し、土塁や空堀跡を過ぎ、常願寺コースをたどる。
 くれぐれも極楽寺コースを下らないように注意すること。

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 極楽寺コースと常願寺コースの分岐
 常願寺コースは左手の道

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 そして、このコース一番の難所
 常願寺コースから、「A4」標識で、左へ折れ、東城寺へ。

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 A4で東城寺へ向かうコースへ入ると、ほとんど人がいなくなる。

 途中、せせらぎ沿いに進む場所もある。

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 本コース2番目の難所
 林道分岐で左へ入る。
 うっかりするとそのまま右側の林道を進んでしまうが、目をこらすを赤テープや小さな標識がある。

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 東城寺
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 東城寺から天の川コースへ合流するあたりに「熊の石」がある。

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 熊の石を過ぎると、まもなく民家の建つ集落へでる。

 小野小町の墓が・・・

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 小野小町伝説の里でした。

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2023.03.05

早春の黒斑山

 早春の黒斑山を訪れた。
 高峰高原までの道路に雪はなく、雪融けがだいぶ進んでいるようで、山肌のあちこちに地面が露出している。

 高峰高原のビジターセンター駐車場へ午前7時に入る。残り数台分のスペースしか空いていなかった。
 なかなかの人気である。

登山口
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 登初めて30分程の車坂山山頂付近の好展望地
 いつもなら八ヶ岳の姿がはっきり見えるのだが・・・・・

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 車坂山から下って、登り返す。
 西側の景色

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 遠くに北アルプスが見える。

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 四阿山も

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 肝心の浅間山だが、ご機嫌斜めですっかり雲の中・・・
 しばらくまったが姿を現してくれなかった。残念。

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 駐車場へ戻ると、「満車」の立て看板が出ていた。

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2023.01.29

筑波連山縦走 加波山~足尾山~きのこ山~筑波山(女体山)

 先週の筑波連山縦走(御嶽山~加波山のピストン)に続き、本日も筑波連山(加波山~筑波山)を縦走した。
 加波山直下の「自由の櫂」碑からスタートして、丸山をやり過ごし、一本杉峠へ。
 一本杉峠から足尾山、きのこ山を縦走して上曽峠へ。
 上曽峠から湯袋峠までは林道歩き。
 湯袋峠で登山口を見つけられず、石岡市側へ道路を進み、国民宿舎つくばね跡方面へ。
 仙郷林道を経て、筑波高原キャンプ場、そして筑波山の山頂(女体山)へ。

 時間としては7:30~14時まで 6時間半のラン&ハイク
 腕時計式のデジタル万歩計では、30キロ、40,519歩
 アイホンアプリの万歩計では、25キロ、37,468歩
 どちらがより正確なのかは分からないが、とにかく走った! 歩いた! 登った!

自由の櫂
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風力発電(稼働しているのか?)
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一本杉峠
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 一本杉峠から登山道へ
 トレイルには結構雪が積もっている。
 スリップして歩きづらい訳ではない。

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足尾山
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 足尾山の頂上には小さな祠が建つ。
 眺望は素晴らしく、振り返れば今しがた来た加波山が木々の枝越しに見える。
 そして、圧巻はこれから向かう筑波山と富士山のコラボ

加波山
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筑波山&富士山
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富士山のアップ
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 足尾山から筑波山方面へ下ると、足尾神社が建っている。

足尾神社
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 ここからは、尾根沿いのトレイルとアスファルト林道を交互に繰り返しながら進んで行く。

 一箇所、トレイルと間違って(道迷い)進むと、ハンググライダーの発進場所へ。
 それ以上進めず、引き返すことになり、結構時間と体力をロスした(泣)

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 きのこ山には休憩舎があり、休憩舎近くのヤブの中に三角点が設置されている。

きのこ山の三角点
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 きのこ山を過ぎると間もなく上曽峠へ出る。
 そのまま直進して、湯袋峠へ。

上曽峠
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湯袋峠
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 本日2度目の道迷い・・・湯袋峠からの登山道が見つからない。
 行ったり来たりしたものの、時間がもったいないので、しかたなく石岡市側へ道路を進み、つくばねオートキャンプ場、国民宿舎つくばね跡を経て、仙郷林道から筑波高原キャンプ場へ。

湯袋峠から石岡市側へ進み、ここを右折
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つくばねオートキャンプ場
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仙郷林道
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筑波高原キャンプ場(真っ白でした)
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 筑波高原キャンプ場からは、雪の積もったトレイルを筑波山へ。

筑波山(女体山)山頂です。
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今日歩いてきた山々が一望できる。いや~よく頑張った!!

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 山頂からは、来た道を戻って、ひたすら石岡市へ

 蠟梅がキレイだった。
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2023.01.22

筑波連山縦走(御嶽山~雨引山~燕山~加波山のピストン)

 筑波連山の御嶽山~雨引山~燕山~加波山をピストン縦走した。
 本当なら、筑波山目指して進みたかったのだが、車で来てしまったので・・・(泣)

 登山口は桜川市(旧岩瀬町)の御嶽山登山口から。
 午前7時にスタート。登山口のトイレが新しくなっていた。

登山口
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 御嶽山の山頂までは15分程度。

御嶽山の山頂部の神社
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 雨引山を目指す。
 雨引山へのトレイルでは、2ヶ所ほど、展望が開けたところがある。
 日光連山の好展望地と富士山の好展望地だ。

日光連山の眺望
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富士山の眺望(写真中央:ぼやけている)
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 富士山の好展望地は、登山者が休憩できるように、よく整備されている。

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 御嶽山と雨引山の鞍部に、NTTの中継所(電波塔)があったのだが、撤去されている。

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 鞍部から急坂を登り返すと雨引山の頂へ出る。
 登山口から1時間程度。

雨引山の山頂部
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 雨引山の山頂からは、これから向かう加波山や、筑波山、そして関東平野が一望できる。
 遠くにスカイツリーも見える。富士山も見える。

中央の木立の左が加波山、右が筑波山
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筑波山と関東平野
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 雨引山の山頂で小休止をして、燕山を目指す。
 燕山までは、1時間半ほどだが、眺望無く、おまけに燕山直下は急坂、長~い丸太階段となっており、精神的にしんどい。
 ただ、ほとんど他の登山者と出会うことがないので、静かな山旅が楽しめるのが救い。

燕山
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 眺望のない燕山の山頂はスルーし先に進むと、茨城放送の電波塔があらわれる。
 さらに2本の巨大な電波塔が続くが、その先に目指す加波山がある。

 加波山は霊山となっており、今も山岳信仰が息づいている。
 まずは加波山神社へ。

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 中央の道をはさんで、進行方向右手が桜川市、左手が石岡市となっており、鎮座する祠も管轄が違う。

 加波山山頂部の祠
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 今日はここで引き返すこととする。

 往路:登山口から加波山山頂まで、約10キロ、3時間
 復路:加波山山頂から登山口まで、約10キロ、2時間半

 合計20キロ超、5時間半の山歩きだった。

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2023.01.02

吾国山から加賀田山・館岸山(宍戸アルプス)縦走へ

 2023年登初めは、茨城県笠間市の吾国山から、加賀田山・館岸山の通称「宍戸アルプス」と呼ばれる山々を縦走してきた。
 当初は、吾国山から難台山・愛宕山を縦走する計画だったが、新年の登初めということもあって、未だに踏破していない宍戸アルプスの山々に挑戦んすることにした。

 スタートは、明治34年建立の吾国山遙拝所の鳥居から。

遙拝所鳥居
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 早朝、霜の降りた田園地帯を進む。
 容姿端麗な吾国山は「関東百名山」に選ばれている。

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 ポイントごとに道標がたち、また山頂付近まで、江戸時代の「町石」が続く。
 決して迷うことはない。

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登山口
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 落葉した冬枯れの斜面を登っていく。
 冬の陽の光がしっかりと届いており、明るい雰囲気となっている。

 途中、思いがけず鋪装道(林道)を横切る。

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 しばらく登ると、山頂手前のカタクリ群生地へ出る。
 吾国山はカタクリ群生で知られているが、ブナの大木も所々点在している。

マザーツリー的なブナの巨木
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 山頂直下の町石は三十三を示していた。

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 吾国山山頂には、「田上神社」が祀られている。
 田上とは、遙拝所のあった地区名であり、本来は「我国神社」らしい。

我国神社
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 神社横(東側)には、一等三角点が設置されている。

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 山頂からは、南から西、北にかけての眺望が見事である。

筑波山・加波山方面(南西)
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 雨巻山方面(北)
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 吾国山の山頂をあとに、難台山の登山口となる道祖神峠を目指す。
 途中、館岸山や加賀田山などの宍戸アルプスの山々の連なりも見ることができた。
 今日は予定を変更して、この尾根を歩くこととした。

宍戸アルプス
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 難台山の西側の登山口となる「道祖神峠」

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 道祖神峠を難台山方面へ登り出すと、まもなく「長沢地区」と「難台山」との分岐へでる。
 この分岐を「長沢」方面へ進むと、目指す宍戸アルプスとなる。

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 前情報では、荒れた不明瞭な道とのことだったが、不明瞭な箇所はなく、冬の木漏れ日が届く、意外に明るいトレイルだった。
 ただし、アップダウンの繰り替えし、想定外の急斜面(急なだけで危険ではない)もあったりと、なかなか手強かった。

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 いくつかの「偽ピーク」を過ぎ、やっとのことで加賀田山山頂へ出る。
 標高411メートルの加賀田山山頂は、うっかりすると見過ごしてしまいそうなピーク。
 山名板が1つあるだけで、眺望なし、何もなし。

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 山頂に三角点もなく、東へちょっと下ったところにある(らしい)。

 そんな加賀田山から、さらにいくつかのアップダウンを繰り返すと、採石場沿いに出る。
 当然、採石場では「発破」が使われるため、立入禁止の看板とロープが設置されている。

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 採石場沿いの道をさらに進む(下る)と、標高253メートルの館岸山の山頂へ着く。
 ここも、実に地味な山頂である。

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 館岸山の山頂を後にすると、すぐに「館岸城趾」となる。
 対岸の難台山城へ籠もった小山若犬丸ら南朝の軍を攻めるために、南北朝時代、上杉朝宗らにより築城されたと伝えられている山城で、土塁と空堀で城域の中心部を囲んだシンプルなものだったらしい。

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 下山は西寺地区へ。
 民家の横をかすめての下山だった。

上郷地区からの宍戸アルプス
(中央左の尖りが館岸山で、右のなだらかな山が加賀田山だ。)

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 ここから1時間程かけてJR常磐線岩間駅へ向かわねば・・・

 

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